たいへん見応えありました! ☆5点
予告編
映画データ
あらすじ
1823年、毛皮ハンターの一団はアメリカ西部の未開拓地を進んでいた。隊長のヘンリー(ドーナル・グリーソン)を先頭に、ガイド役のヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)とその息子のホーク、そしてグラスに対して敵意を抱いているフィッツジェラルド(トム・ハーディ)たち一行だったが、ある時、先住民に襲撃され多くの犠牲者を出す事態に。生き残ったグラスたちは危険な川を避け、船を捨てて陸路で砦に戻ろうとするが、グラスは巨大な熊に襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。
隊長のヘンリーは余命わずかに見えるグラスを残して行くことを決断。息子のホーク、金に釣られて居残ることにしたフィッツジェラルド達にグラスの最期を看取るよう命じるが……。(公式サイトhttp://www.foxmovies-jp.com/revenant/より引用)
ネタバレ感想
まずはレオ様のオスカー受賞おめでとうございます。
正直、見る前は『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の方がいいんじゃないの?と思ってましたけど、今作はさらに凄かったでした。
道中はほぼ「あー」とか「うー」とか呻き声しかあげないんですけど、それでも魅せてくれるところはさすがだなと思いました。
2年連続アカデミー監督賞を受賞したイニャリトゥ監督作品は、前作の『バードマン』しか観てないのですが、そんなに面白いとは思えず自分には合わない監督なのかな?と思いましたが、今作は凄かったです。
当初、製作費を1億3千万ドルもかけたと聞いて、かけ過ぎじゃないかと思いましたが、あの映像を見たら納得の出来でございます。
自分はIMAXで観るほどではないだろうと思って、普通のスクリーンで観てしまったんですが、IMAXで見れるならその方がいいと思います。
それくらい映像が凄かったです。
物語の時代背景は南北戦争の40年位前(ちなみに最近見た『ヘイトフルエイト』は南北戦争の10年後くらい)なのですが、アメリカの歴史に疎いので細かい歴史的背景は分からないのですが、映画の予告にあるような、ただ単純に「息子を殺された父親の復讐劇」とはなっていませんでした。
道中のサバイバル劇も含めて、もっと哲学的というか、なんか上手く言えませんが、深いものがあると思いました。
昨年観た塚本晋也監督の『野火』にも通じるところがあると思います。
156分の上映時間は、見る前から長いかなと思っていたのですが、上映中レオ様一人のサバイバルシーンは台詞もないので、さらに長く感じられるのですが、不思議と決して眠くなることは無くて集中して見ることができました。
大自然の映像の美しさとレオ様の演技の賜物だと思います。
それにしてもアメリカの歴史、インディアン迫害の歴史を知らないので、この機会に少し勉強してみようと思いました。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
2016年 41作品目 累計48900円 1作品単価1193円
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