何気に本気で大麻解禁を目指してるのかな? ☆4点
予告編
映画データ
あらすじ
冴えない中年男ジョン(マーク・ウォールバーグ)と恋人の結婚から数年。中年テディベアのテッドと親友のジョンは、ボストンで相変わらず平凡な毎日を送っていた。しかし、ひとつだけ大きな変化があった。テッドがバイト先のスーパーで知り合ったタミ・リン(ジェシカ・バース)と結婚していたのだ。お互いスーパーのバイト勤務のため貧しい生活を送るテッド夫妻は、ある日些細なことで大ゲンカとなり、早くも新婚生活は暗礁に乗り上げる。テッドは危機を乗り越えるために、子供を持ち、父親になることを決断する。しかし、州政府より「テッドは人間ではなく“モノ”である」と通達され、子供を持つことはおろか、タミ・リンとの結婚さえも無効と判断される。希望が打ち砕かれたテッドは、さらにスーパーのバイトまでクビになってしまい途方に暮れる。一方、親友をモノ扱いされて怒り心頭のジョンは、州政府を相手にテッドの人権を勝ち取るための訴訟を起こす。若くて美人の新米弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)を弁護士として雇い、裁判所に乗り込むが、はたしてテッドは人権を認められ、愛する女性の夫となり、父親になることはできるのか?
(Movie Walkerより引用)
ネタバレ感想
前作テッドはアメリカ公開時、それほど期待されていなかったにも関わらず、蓋を開けてみれば予想外に大ヒットした映画で、アメリカ版予告(トレーラー)を見たときから、これは面白そうだなぁと思ったものの、なかなか日本公開が決まらずに冷や冷やした映画でしたが、半年経ってようやく日本でも公開されたらR15+にも関わらず爆発的にヒット(興収42.3億円)して、ちょっとしたテッド旋風を巻き起こした映画となりました。(今年でいうとこれから公開される『キングスマン』がそんな感じになりそうで楽しみです)
そんな経緯の映画の第二弾ですが、まあ基本的には前作と変わりなく、安定してサイテーでバカで、最後に少しほろっとさせるという感じで、面白いことは面白いです。
ただやっぱり1と違ってテッドはこういうものだという先入観で見ちゃいますから目新しさはないと思いますし、前作ほどはヒットしないかな(今夏はジュラシックとミッションが強いのもある)と思います。
本作は前作に比べるとお色気要素のギャグは少なくて(おっぱい出なかった)、どっちかというとタブー系のギャグが多くて、特にお笑い芸人のライブ会場で野次を入れるシーン(9.11とかロビン・ウィリアムズ)とか、ハードゲイカップルへのコミコン(コミケ)での執拗ないたずらとか、人によってはかなり不快になるギャグが多く、ここは凄く評価が分かれるところだろうなと思いました。
あとは前作にも増してマリファナ(大麻)喫煙シーンが多くて、日本では完璧に違法なのでビックリするんですが、アメリカでは州によっては合法になる所も出てきて、大麻合法化の流れがあるみたいですし、こういう映画が日本にも入ってくると解禁の流れになるのかなぁ?なんて思って見たりしてました。
(彼女と別れてからずっと吸ってなかったジョン(マーク・ウォルバーグ)が久々に吸ったら幻覚みて怖くて歩けないシーンはお約束ですね笑)
そう、それでモーガン・フリーマンですね。いやー、やっぱりこの人は名優でこんなふざけたコメディ映画でも、最後、法廷のシーンに出てくると、ホント、法廷映画かと思うくらいに映画が締まって、なんか最後は彼が全部持ってった気すらします。
あ、あと、まさかのあの人がカメオ出演してるのでビックリしたのと、エンドロール後にもう一回出てくるので、最後までちゃんと見た方がいいですよ、と。
色々レビューを読んでると、案の定、不謹慎と怒ってる人が多かったんですけど、まあこれは、致し方ないかなと思いますが、テッド2に怒ってる人はジュラシック・ワールドも怒って欲しいですね。
巨匠・スピルバーグ製作総指揮で大ヒットしてますが、娯楽大作の顔を被りながら(R15+でもなく)の、人命軽視ぶりは酷かったです。
逆にテッド2の色々な酷い行いは、あんなことしてはいけないという方に繋がる表現な気がしますし、あれが無ければ、モーガン・フリーマンの言葉も生きてこないんだけどなーと思ったりもしました。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
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