サウスポー 評価と感想/栄光と挫折、そして父になる

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抑制の効いた演出でよかった ☆4.5点

予告編


映画データ
映画『サウスポー』の作品情報:愛する妻がこの世を去り、娘とも引き離され全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、再び頂点を目指し娘との絆を取り戻すため奮闘するドラマ。どん底からの再起を図る主人公を、『ナイトクローラー』などのジェイク・ギレンホールが体当たりで演じる。
『サウスポー』は2015年の映画。『サウスポー』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
だいたい想像できる内容だったんですけど、面白かったです。
上映時間124分もあったんですね。
中だるみする感じも無く、そんなに長く感じませんでした。

予告編とかを見てて、観る前はもっと過剰なのかなぁと思ってましたが、わりと淡々としてて、この監督さん(アントワーン・フークア)の作品初めて観たんですけど、抑制が効いててよかったと思いました。

物語は前半レイチェル・マクアダムス、後半フォレスト・ウィテカーという感じで、レイチェル・マクアダムスは『スポットライト 世紀のスクープ』でお気に入りになったんですけど、スポットライトとは違ってかなりセクシーな感じだったので凄くよかったです。

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まさかあんな感じであっさり死んじゃうとは思ってなかったのでビックリしました。

フォレスト・ウィテカーもこれぞ名トレーナーという雰囲気でよかったです。

ジェイク・ギレンホール演じる主人公ビリー・ホープは、選択出来うる限り、最悪の選択しかしてなかったので、ああなるのも当然だなと思いました。
アメリカは子供の養育に対しては厳しいので、子供がお父さんと一緒にいたい、父親も子供と一緒にいたいと思っても、それだけで許可されるものでなく、映画『チョコレートドーナツ』でもその辺の理不尽な感じが描かれてましたが、親にどれだけ社会性が有るかが問われるので、主人公は変わらなければならないんですね。

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この映画の場合、父親を変えるために娘の方から父離れするひたむきさがよかったです。
施設育ちで識字率も低いであろう父親と単語のスペルの問題を一緒にやるシーンはよかったです。

さて、新トレーナーと出会って徹底的にやったのは防御。
これ元々は43連勝して四大団体(WBA、WBC、IBF、WBO)の統一ライトヘビー級チャンピオンだったわけですが、あんなに防御の技術が無くてチャンピオンだったというのはリアリティがない話なんですけど、まあそれは置いておきます。
縄張ったトレーニングとか映画的に映えるし面白いからいいのです。
デンプシーロールを習得した「はじめの一歩」みたいで漫画的で楽しいのです。

それで、タイトルの『サウスポー』なんですけど、主人公右利きなんですよね。
なんでだろうと?思って見てると、新技を授けられるんですね。
スイッチしてからのサウスポー。
これはここぞってときだけに出す必殺技です。
ラスト、力石のアッパーみたいの決まってカッコいいですよね。
チャンピオンをダウンさせるけど、ゴングに救われて判定へ。

最初に書いた通り、想像できる内容というのは主人公が勝ってハッピーエンドだろうなと思ったんですが、この判定になったとき負けるかな?と思ったんですよね。
ロッキーの1みたいにナイスファイトだったけど負けるみたいな。

というのも伏線が張られていて、ビリー・ホープがウィテカーにトレーナーを打診したときに理由が語られていて、それは以前、ウィテカーがトレーニングしてた選手と対戦してて、そのときは判定で勝ったけど、本当はジャッジを買収しててそれで判定で勝ったと。
43連勝したけどその試合だけは負けてたと認めたんですね。
その選手を指導したあなただからコーチを引き受けて欲しいと。

ボクシングはプロモーターのマッチメイクによるところも大きくて、作られたチャンピオンというのも存在します。
今作のプロモーターもご多分に漏れず山っ気のある人物として描かれていて、長らく主人公と関わってきた人物です。
レイチェルとの会話で10年くらいって言ってたかな。
きっと彼はその試合の買収にも関わっていたと思うんですよね。
そんな彼は今は現チャンピオン側。

2人の判定が読み上げられ1対1。
3人目は116対112(くらいだったかな?大差)
あ、これ買収されてて負けるな、と思ったんですけど、そんな捻じくれてなかった。
ビリー・ホープが勝った!希望が勝った!

これ負けてても物語的には全然問題なかったと思うんですよ。
でもこれ監督の気持ちも込められているなーと思いました。
ボクシング界への希望や、人生への希望が。

ひたむきに、真面目に、一生懸命やってれば勝つ!って。

汚れてしまった現代に嬉しいメッセージだと思いましたよ

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