RAW~少女のめざめ~ 評価と感想/生でダラダラ食わせて

RAW~少女のめざめ~ 評価と感想
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チキチキボーンが食べられない ☆4.5点

2016年の第69回カンヌ国際映画祭の国際批評家週間で上映され話題を呼んだカニバリズムをテーマにしたサスペンスで女性監督のジュリア・デュクルノーの長編デビュー作。
主演はギャランス・マリリエ、共演にエラ・ルンプフ、ラバ・ナイト・ウフェラ

予告編

映画データ

RAW 少女のめざめ (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『RAW 少女のめざめ』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:獣医学校に入学した少女を主人公にした衝撃のホラー。
RAW 少女のめざめ : 作品情報 - 映画.com
RAW 少女のめざめの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュ...

本作は2018年2月2日(金)公開で、全国12館での公開です。
今後順次公開され、最終的には18館での公開となるようです。

東京でもTOHOシネマズ六本木ヒルズだけの上映なので予告編は目にしませんでした。
何か失神者が出た映画があるという話は、1年前くらいに聞いた気がしますがこの作品のことだったんですね。

キャチコピーに『イット・フォローズ』(2016年のマイベストテンの洋画10位)と『ネオン・デーモン』(2017年のマイベストテンの洋画2位)に続くとあったので、これは見るしかないでしょ、と鑑賞してきました。

監督はジュリア・デュクルノー
フランソワ・オゾンやパトリス・ルコントを輩出したフランスの国立映画学校ラ・フェミス出身の34歳の女性監督です。
これまでに短編やテレビ映画は撮っていたようですが、本作が長編デビュー作になります。
2016年のカンヌ映画祭の国際批評家週間で上映されると、結果的に国際映画批評家連盟賞の独立選出を受賞してます。

主演はギャランス・マリリエ
フランスの女優さんでジュリア・デュクルノー監督の短編やテレビ映画に出演してます。
本作が長編初主演のようです。

共演にエラ・ルンプフ
パリ生まれのスイス人だそうです。
映画には5~6本出ているようです。

他に共演と配役は以下の通りです。

ジュスティーヌ: ギャランス・マリリエ
アレックス: エラ・ルンプフ
アドリアン: ラバ・ナイト・ウーフェラ
ジュスティーヌの父: ローラン・リュカ
ジュスティーヌの母:ジョアンナ・プレイス

あらすじ

16歳のべジタリアン、ジュスティーヌは、両親と姉と同じ獣医科大学に入学する。初めて親元を離れて、見知らぬ新しい環境である大学の寮で暮らし、生活する不安に駆られる彼女。両親に車で寮まで送ってもらうが、寮にいるはずの姉アレックスに電話をかけるもつながらない。途方に暮れつつも、仕方なく一人で寮に向かいルームメイトと対面するが、女性との相部屋を希望したはずなのに、そこにいたのはアドリアンという男性。「俺はゲイだから」と言われてもなんの慰めにもならない。さらに追い討ちをかけるように、『フルメタル・ジャケット』も真っ青の上級生による新入生歓迎のハードコアな儀式としごきが突然始まり、地獄の日々が幕開け。ようやく姉と出会えて安堵するが、狂乱かつ過酷な日々が続く。

ある日、そんなしごきの一環として、全身に血を浴びせかけられ、さらにうさぎの生の腎臓を強制的に食べさせられたジュスティーヌは、体に異変を感じるようになる。身体中に発疹ができ、皮がむけ、体調はすこぶる悪い。悪夢にも悩まされるようになる。学業では優等生として本領を発揮するが、原因不明の精神的、肉体的なドラスティックな変化についていけない。ストレスもマックスで、最悪だ。学食で衝動的にハンバーグを万引きしようとしたジュスティーヌの姿を見たアドリアンは、彼女を連れて寮を抜け出し、バスで小旅行に出かけて夕食を共にする。アドリアンにすすめられて、そこで生まれて初めて自発的に肉を、ケバブを口にしたジュスティーヌは、肉の美味しさに衝撃を受け、がつがつとむしゃぶりつく。その後も夜中に無性に腹が減り生肉にかぶりつくなど、さらなる変化に戸惑うジュスティーヌは、次第に自分の内に秘めた恐ろしい本性と秘密に気づくことになる……。

(公式サイトhttp://raw-movie.jp/より引用)

ネタバレ感想

観終わったあとの印象としては『カルネ』をベースに、最近の映画だと『肉』ですとか『獣は月夜に夢を見る』を併せた感じでしょうか。

肉 評価と感想/ラストがギャグ
雰囲気はいいんですが...  ☆3点 予告編 映画データ あらすじ ニューヨーク州の小さな町で暮らすパーカー一家は、思慮深く、善良な人々として知られていた。 厳格な父親・フランクの元、家族は静かに暮らしていたが、ある日、母親のエマが不慮の事...
獣は月夜に夢を見る 評価と感想/タイトルで想像付くとおり
オチは読めます ☆3点 予告編 映画データ あらすじ 海にほど近い小さな村で、少女マリー(ソニア・ズー)は両親と暮らしていた。母(ソニア・リクター)は病気を抱えているが、父(ラース・ミケルセン)はそのことについて何も教えてくれない。村の住人...

最近ですとスペイン映画の『カニバル』っていうのもありましたけど、ファッショニスタの干場義雅さんみたいなセレブの仕立屋がトリミングした肉を調理して優雅に食事してたんで、上記2作品の方が近い感じがします。

ファッショニスタ・干場義雅が伝授 大人の男の身だしなみ術
春、新年度のスタートは間近。そこで、「大人の男の身だしなみ」を特集。TV番組のファッションコーナー指南役として登場するほか、メンズファッション界のカリスマとして知られるファッショニスタの干場義雅氏。どのようなポイントに気を付けて身を整えてい...

映画は冒頭、田舎の並木道を向こうから歩いてくる人を映します。
今度は反対側を映すと車がスピードを出して走ってきます。
最初の画面に戻ると歩いてた人がいなくて車がやってきますが、木の茂みに隠れてた人が道路に勢いよく飛び出すと、車は避けようとして木に激突し運転手は死亡します。
飛び出した人は無傷でまた歩いていくんですが、これは誰がやってるのか中盤くらいで分かります。

ジュスティーヌは獣医学部に送ってもらう際、両親たちと食事をとります。
ベジタリアンであるジュスティーヌはマッシュポテトだけを店員からよそってもらいますが、中にソーセージのかけらが入っていたため吐き出します。
母親はそれを見て、店員にクレームをつけます。

両親に学校まで送ってもらうと、迎えにきてるはずの姉アレックスがいません。
父親は待ってられないと言って母親を連れて帰ってしまいます。
ジュスティーヌは1人で寮に向かいます。

ジュスティーヌのルームメイトはゲイのアドリアン。
夜中に寝てると上級生に叩き起こされ、荷物やマットレスは窓から放り投げられ、新入生はTシャツや下着姿といった寝てたときの恰好のままで暗がりに集められます。
何事が起こるのかと不安になる新入生ですが、部屋の扉が開けられると教室を改装した新入生歓迎のクラブパーティーが開かれていて乱痴気騒ぎが始まります。
ジュスティーヌは姉のアレックスがTバック姿で激しく踊ってるのを見つけると、1年ぶりの再会となります。

ジュスティーヌの実家ではゴールデン・レトリバーを飼ってますが、アレックスは寮にもクイックという名前のシェパード犬を連れてきていて飼っていました。
アレックスがいい所があると言ってパーティーを抜け出すと、電気を点けてはいけないと言って、動物標本室みたいなところに連れられてきます。
その部屋には歴代OBたちの入学時の儀式の記念写真が飾られていて、2人の両親も真っ赤に染まって写ってるのでした。

翌朝、新入生たちは白衣を着せられ外に集められると警笛を3回鳴らされます。
再び警笛が3回鳴るまでの期間は新人扱いすると言われ、グループごとに記念写真を撮られますが、上からは動物の血液なのか赤い塗料なのか分かりませんが、上級生に赤い液体をかけられて記念写真に納まります。
写真を撮り終えるとそのまま1列に並ばされて、うさぎの生の肝臓?腎臓?を食べされられます。

ジュスティーヌは自分の番がくると「ベジタリアンだから食べれない」と言いますが、上級生は一口だからと言ってきます。
近くにいたアレックスに気づき助けを求めるも「自分も昨年食べた」「1個くらいどうってことない」と言い、無理矢理食べさせるのでした。

ジュスティーヌはその晩寝てると酷い痒みに襲われます。
アトピーのようになった皮膚を掻き毟ると、翌日、医務室で診察を受けます。
医務室の先生は伝統的なしごきは馬鹿げてると言い、アレルギーによるものだろうと言い、軟膏を処方してくれます。

廊下ですれ違う上級生には「新人は頭下げろ、新歓コンパはオシャレして来い」といびられたり、老教師からは「お前みたいな神童は嫌いなんだ」と言われて目の敵にされて、学校生活はストレスが溜まります。

コンパに着ていく服が無いのでアレックスの部屋に借りに行くジュスティーヌ。
アレックスに服を選んでるもらってる間に、姉の課題を勝手に添削してるとアレックスは優等生気分が抜けない妹に怒ります。
ジュスティーヌはウサギの肉を食べる時、庇って欲しかったと言いますが、いつまでも子供みたいに甘えるなとアレックスは突き放します。

そんなジュスティーヌは学食でもベジタリアンを貫いてましたが、全寮生活のストレスからか衝動的にハンバーグを白衣のポケットに突っ込み万引きしてしまいます。
レジ係に咎められるとアドリアンが払うと言って事なきを得ます。

新入生にとって初めて外出が認められた日、ジュスティーヌはアドリアンとバスで出かけますが、この時、冒頭と同じような自動車事故現場を目撃します。
途中で寄ったガソリンスタンドでアドリアンにケバブサンドを奢ってもらうと、初めて自発的に肉を口にするジュスティーヌでした。

寮に戻っても食欲が止まらないジュスティーヌはアドリアンに冷蔵庫を漁ってるとこを見つかると、朝食のシリアルを食べると嘘をついて、生のささ身肉に食らいつくと肉食が止まらなくなるのでした。

勉強一筋で、はっちゃけた大学生活に馴染めないジュスティーヌはアレックスに相談すると励まされ、その日はアレックスの部屋に泊まることになります。
歯磨きをしてるときにふと洗面台の棚を開けるとジュスティーヌが処方されたのと同じ軟膏がありました。
ジュスティーヌは腋毛の処理をしたことも無いくらい初心で、アレックスに「ブラジリアンワックスしてないの?」と聞かれても何のことか分かりません。
アレックスがやってあげると言うとビキニラインの脱毛を開始します。
右足の付け根は無事脱毛できましたが、左足の付け根にはワックスがこびり付いてしまって剝がれません。
アレックスは裁ちばさみを持ってきて剥がそうとしますが、その手が震えていたことからジュスティーヌが思わず蹴ってしまうと、はずみでアレックスの左手中指が切断されてしまい、アレックスは気を失って倒れます。
ジュスティーヌはすぐに病院に電話して指示を仰ぐと、切れた指を氷で冷やして急いで来ればくっつくと言われます。
取れたアレックスの指を探してるとクイックが咥える寸前でした。
アレックスの部屋の冷蔵庫で氷を探しますが氷はありません。
取れた指をじっと見つめるジュスティーヌ。
滴り落ちる血を舐め、一口かじると、衝動を抑えきれずにかぶりつきます。
するとアレックスが目覚め、ジュスティーヌが指を食べてるのに気がつくと涙を流すのでした。

病院には両親も駆け付け、アレックスは治療が終わると義指を装着することになります。
アレックスは両親にはクイックが食べたと言ってジュスティーヌを庇いますがクイックは安楽死処分になります。

病院から両親が帰ると、ジュスティーヌとアレックスは歩いて寮に帰りますが、途中、並木道まで来るとアレックスは木の茂みに隠れます。
ジュスティーヌもそれに倣うと、通りかかった車の前に飛び出すアレックス。
アレックスを避けようとした車は木に激突して運転手は死んでしまいます。
するとアレックスはおもむろに運転席に回り込み、怪我をしてる運転手の頭をかじるのでした。
アレックスの信じられない行動にキレたジュスティーヌは1人で寮に帰ります。

この件以来、なぜかジュスティーヌはルームメイトのアドリアンのことが気になるようになります。
中庭で上半身裸でサッカーをするアドリアンを獲物を追うような視線で見つめると、ポスターにもなってる鼻血を出します。

夜寝てると、またしても上級生たちに嫌がらせをされます。
ふとんをバシバシ叩かれると急に静かになったので、他の部屋に様子を窺いに行くと、上級生たちから急に青色のペンキをかけられます。
部屋にいる黄色いペンキをかけられた新入生の男とバスルームに閉じ込められると、緑色になるまで出てくるなと言われます。
強制的にカップルを作る儀式のようでジュスティーヌは戸惑いますが、徐々に体を擦り合わせて緑色にしていくとその男性とキスをします。
しかし興奮したジュスティーヌがその男性の唇を噛んでしまうと怒って出ていってしまいます。

部屋に戻ってシャワーを浴びてペンキを落とし終えると、アドリアンが部屋に戻っていて「どうだった?」と聞かれます。
ジュスティーヌは「処女は捨てられなかった。タイプじゃなかったし」と言うと自分のベッドに戻ります。

アドリアンは恋人と撮ったセックス動画を見ながらオナニーをしようとすると、ジュスティーヌが戻ってきて「やっぱりあれは最悪だった」と言って、アドリアンとセックスするのでした。

授業を受けてるとアドリアンが、「ジュスティーヌに携帯を見るように言って」と書かれたアレックスから送られてきたメールを見せてきます。
ジュスティーヌが携帯を見ると、アレックスからメールが送られきていました。
ジュスティーヌはアレックスにアドレスを教えてなかったので、「勝手に教えたの?」とアドリアンに怒り、アドリアンとアレックスが親しいのを妬くと、「女なんか興味無かったから、寝るんじゃなかった」と逆にキレられるのでした。

毎夜、繰り広げられるダンスパーティー。
肉食欲が高まると同時に性欲も高まってきたジュスティーヌは、カップルの男にまでちょっかいを出すようになり、恋人の女にキレられます。
泥酔してハイになってるジュスティーヌを見つけたアレックスは手を引いて遺体安置室の方へ連れて行きます。

翌朝、酷い二日酔いで目覚め授業に出ると、クラスメイトからは怪訝な目で見られます。
授業が終わるとアドリアンに手を引かれトイレに連れ込まれるとスマホの動画を見せられます。
そこには死体安置室の引き出しから出した死体に、犬のように襲い掛かろうとしてるジュスティーヌの姿があり、アレックスがけしかけていました。

怒ったジュスティーヌは中庭でアレックスを見つけると、お互い噛みつき合って闘犬のように戦いますが、騒ぎが大きくなると2人で逃げだし、お互いの怪我の手当てをします。

翌朝、ジュスティーヌが目覚めると隣でアドリアンが寝ています。
しかし、動かないアドリアンを不審に思ったジュスティーヌが布団をめくると、アドリアンの大腿部が食べられていて死んでいました。
自分が食べたと思ったジュスティーヌは「なんで拒否してくれなかったの」と言って体を揺さぶると、背中に刺された跡があります。
ベッドの横にアドリアンが持っていたスキーストックが落ちているのを見つけると先端には血が付いています。
キッチンの方で人の気配がするため行ってみると、口の周りを血だらけにしたアレックスが放心状態でゲームをしていました。
ジュスティーヌはアレックスを裸にするとシャワーを浴びて血を落とします。

アレックスは逮捕されて収監されています。
両親と共に面会に来たジュスティーヌを帰り際に呼び止めると、アレックスは両親に向けたファックサインをしてみせます。
そして食べられた指の方の手を見せ、ジュスティーヌとは繋がってることをアピールします。
ジュスティーヌもアレックスにかじられた頬を見せるのでした。

自宅に戻ったジュスティーヌはベジタリアンフードを食べています。
母親は全部食べ終わるまでテーブルを離れちゃいけないと言って、自分の皿と夫の皿を片付けます。
ジュスティーヌに、母親の厳格さを許して欲しいと言う父親の上唇は口蓋裂の跡のようになっています。
アレックスが産まれたときのことを語り、父親は母親と出会ったときのことを語ります。
父と母は獣医学部で暫くは仲のいい友人の関係だったが、ある時初めてキスをしたときに分かったと言います。
父親はシャツのボタンを外すと、傷だらけの上半身をジュスティーヌに見せ、映画は終わります。

 

カニバリズムは母ちゃんからの遺伝でそれを抑えるためにベジタリアンを強いてたけど、全寮制の大学に行って、タガが外れて肉食に目覚めたら、カニバリズムも抑えられなくなっちゃったっていう話なんですけど、少女から女になる比喩であったり、自我が芽生えて親離れする比喩であったり、そういう話なんだと思います。

失神者が出たシーンは指をかじるシーンだと思うんですけど、コミカルな部分もあって犬が効いてます。
ビキニライン脱毛しようと股を開いてるとき、犬が舐めようとしたり、指が切断された後、犬が部屋の中をウロウロしてるので、「8時だョ!全員集合」の「志村ぁ、後ろー」「カトちゃん、後ろー」(例えが古い)じゃないですけど、「早く拾ってー」ってなるんですね。

しかし拾ったあとはチキチキボーン食べるみたいに、ガシガシ齧るんでしばらくケンタッキーとか世界の山ちゃんとか食べれないと思います。

映画は序盤の上級生から叩き起こされるシーンから不快指数MAXで、舞台が獣医学部ということもあって、馬が吊るされるシーンがあったり、動物の死体の解剖シーンがあったり、牛の肛門に腕を突っ込んで糞をかき出す『銀の匙 Silver Spoon』なシーンがあったりするので、なかなかキツいです。

あと、女性監督ということで血液の感じがリアルで、ちょっと黒い澱のようなものが混じってたりとか、血液が乾いてこびり付いてる感じとかリアルですね。
アトピーみたいなの掻き毟るシーンとか髪の毛を吐くシーンとかもなかなかキツいと思いますが、造り物ですから頑張って観ましょう。

主演のギャランス・マリリエちゃんが、おっとりしてる感じの時は上白石萌音さんみたいな感じなんですけど、腋毛のときとかは満島ひかりさんっぽく見えたり、後半、肉欲・性欲に目覚めてネオンデーモンみたくなるとカーラ・デルヴィーニュさんとか土屋アンナさんみたいに見えるから、あら不思議です。(ポスターの感じはエル・ファニングですよね)

そういえば、本作を観てて思ったのは、日本では国連の人権団体の一部を巻き込んで「強要、強要」騒いでますが、フィクションとはいえフランスでも強要あるじゃん(笑)と思ってしまいました。

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あの上級生たちのバカ騒ぎっぷりは自分がもし入学したら「無理」って思いましたね。
なのでそういうの含めて不快指数MAXとなっております。

ストーリー的にはちゃんとオチもあって、上映時間も98分でちょうどいいですし、ところどころ挿入されるイメージ映像でアート作品ぽさもありながらお話が分かり辛いこともないですし、女優2人のおっぱいもチラチラ見れて、なかなかの良作だと思いますよ。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木ヒルズ シネマイレージデイ 1400円
2018年 26作品目 累計15500円 1作品単価596円

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