脱ぎどころは難しい ☆4点
予告編
映画データ
あらすじ
日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした1969年(昭和44年)に仙台で過ごす多感な女子高校生の響子(成海璃子)。同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、「バッヘルベルのカノン」をリクエストする渉。響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。 ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく・・・。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
(今回はあんまり映画の感想になってないです。まあいつもといえばいつもなんですが…)
ここ最近『キャロル』のルーニー・マーラちゃんや『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルちゃんを見てて、あっさり脱いでてすごいなーと思ってまして。
それでルーニーちゃんもアリシアちゃんも、以前(『ドラゴンタトゥーの女』『サイドエフェクト』と『エクス・マキナ』)も脱いでるじゃないですか。
特にルーニーちゃんは、良家のお嬢さんで脱ぐ必要なんか全くないのにすごいなーと。
お二人に限らず、欧米の女優さんは有名どころはバンバン脱いでて凄いなーと思ってまして、ペネロペ・クルスとかもすごい美人なのに露出狂かってくらい脱いでて(他にもそういう方いっぱいいますが)、お芝居で脱ぐことに対しての意識が全然違うんだろうなー、なんて最近思ってたところです(まあセレブのヌード流出事件とか見ると、ヌードそのものに対するハードルが低いのかなとも思いますが)。
で、今作の成海璃子さんです。
ミラバケッソの彼女も23歳ですか。
『学生運動が盛んな1960年代後半。バロック音楽専門の喫茶で多感な高校生の響子は、そこで出会った渉に惹かれるが、彼の不可解な態度に翻弄される。ドラマ。刺激の強い性愛描写がみられ、標記区分に指定します。(2時間11分)』
(映倫サイトより引用)
というわけで映倫区分R15+表記で、成海璃子さんも非常に激しいセックスシーンを演じられています。
が、バストトップなどの肝心な部分は見せてないです。
代わりにノンノモデルの遠藤新菜さんがセックスシーンが激しくないのにバストトップを見せてくれます。
それでタイトルの「脱ぎどころは難しい」なんですが、映画はこういう文芸作品でセックス描写も激しいとなれば、変に隠す方も不自然だと思うんですけど、この映画の場合はバストトップまで見せると脱ぎ損になるのではないかな?とも思いまして。
というのも、池松壮亮さんと斎藤工さんが、非常に激しいセックスシーンを見せるからなんですね。
この映画、このお二人が完全にもってっちゃいます。
お話のスジ的にもそうなんですけど、バイセクシャルのお話なのでしょう。
だから、成海さんが脱がないのにもやもやした反面、そんなことも思ったりして複雑でしたね。
あと、成海さんのお顔立ちが、一瞬、寺島しのぶさんとかぶることがあって、寺島さんぐらい脱いじゃうのも手だよなぁ、と思ったりもしました。
池松壮亮さんが出てた『海を感じる時』を見た時も思いましたけど、まあこういう文芸作品はそんなに面白くはないです。
特に60年代とか70年代とかの暗い面を描いているので余計に。
なので☆としては3つなのですが、やっぱりこの映画は池松さんと斎藤さんのセックスシーンの頑張りにあると思うので、そこは☆1つプラスしたいなと思います。
今回は男性器をボカすようなシーンは有りませんでしたが、ゆくゆくは男性器もボカす感じで、また最近の洋画のように見えちゃう感じでいけば、海外の俳優とも(今は渡辺謙さんくらいしかいないので)渡りあっていけるかなぁ、なんてことを思いながら観てました。
鑑賞データ
テアトル新宿 TCGメンバーズ ハッピーチューズデー 1000円
2016年 31作品目 累計37900円 1作品単価1223円
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