自分がスペイン映画合わないだけなのか? ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
白血病で余命わずかな12歳の少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。 娘の最後の願いをかなえるため、父ルイスは失業中にもかかわらず、高額なコスチュームを手に入れることを決意する。 どうしても金策がうまくいかないルイスは、ついに高級宝飾店に強盗に入ろうとする。まさに大きな石で窓を割ろうとした瞬間、 空から降ってきた嘔吐物が彼の肩にかかるー。心に闇を抱える美しき人妻バルバラは、逃げようとするルイスを呼び止め、自宅へと招き入れる。 そして…。バルバラとの“過去”をもつ元教師ダミアンは、バルバラと再会することを恐れている。 アリシア、ルイス、バルバラ、ダミアン―決して出会うはずのなかった彼らの運命は、交錯し予想もしない悲劇的な結末へと加速していく……。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
この映画結構評判いいですよね。
話題になってますし、公開前の期待感の上げ方も上手いですし、実際劇場も人が入ってましたし。
基本、ミニシアター系の作品だと思いますが、これから公開館数増えるのも決まってるみたいですし。
うーん、でもいうほど面白いかなぁ?
台詞で説明していくというよりも映像で描写していくスタイルなので、基本長回しが多くて劇伴もかかってないのでシーンとしてるんですよね。
しっかり睡眠取ってから見ないと絶対眠くなります。
なのでテンポは悪いですし、ストーリーの情報量としてもそんなにないですから、テンポよく収めれば80~90分の上映時間で収まる映画だと思います(上映時間127分)。
説明しないことによって観客の想像力に委ねる部分が大きいのでしょうけど、自分はもう少しストーリー的な説明が欲しいですかね。
具体的には、バルバラとダミアンの間に何があって、なぜダミアンは刑務所に入っていたのか。
それから、バルバラと夫との関係性と関連して、ダミアンはルイスからバルバラの方から誘ったと聞いてなぜ激昂したのか、などです。
映像や暗喩で見せると言っても、パズルの最後のピースが無くて、パズルが完成しなくて、そこから綻びをみせるというのもわりとベタな感じがします。
ストーリーも、娘の希望を叶えるためにしようとした事が、想像もつかない展開になって驚いてる方も多いようですが『ブレイキング・バッド』とか見ちゃいますとそんなに驚きは無いです。
まあ、あんまり自分が想像力豊かでは無いんだと思いますが、スペイン映画が性に合わないのか、『カニバル』とかもそんなに面白くなかったですし、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督のブラックコメディー『アイム・ソー・エキサイテッド!』にいたってはどこで笑うのか戸惑ってしまいましたし、あっ、でも『マーシュランド』はそこそこ面白かったですが、スペイン映画って全体的に静かですよね。
イメージしてるスペイン人の気質といつもギャップがあります。
うーん、こういう映画も面白く感じれるようになりたいんですが、ハリウッド映画に毒されちゃってるんでしょうかね…
鑑賞データ
ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2016年 29作品目 累計35500円 1作品単価1224円
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