『エスコバル 楽園の掟』評価と感想/毒を食らわば皿までも

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行くも地獄引くも地獄  ☆4点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『エスコバル/楽園の掟』の作品情報:コロンビアの麻薬密売組織メデジン・カルテルの創設者であるパブロ・エスコバルの光と闇に迫る犯罪ドラマ。世界的な富豪にまでなった伝説の男が築き上げたファミリーの栄光と、その背後に隠された過酷な犯罪の実態をあぶり出す。
『エスコバル/楽園の掟』は2015年の映画。『エスコバル/楽園の掟』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
(あらすじ)
カナダ人の兄弟がコロンビアにサーフィンに来ました。
弟が美女をナンパして彼女が出来ました。
彼女の叔父さんは地元の名士でした。
叔父さんに気に入られました。
ファミリーといって迎えてくれた叔父さんは、実はコロンビアマフィアの大ボスでした。
というお話です。

今でこそ麻薬取引といえばメキシコですが、それ以前はコロンビアが握っていて、コロンビアといえば危険という認識でしたが、このカナダ人兄弟はそうでもなかったようです。

ベニチオ・デル・トロが演じた叔父さんのパブロ・エスコバルはフォーブスの世界の大富豪の7番目にも載ったことがある人物で一時は総資産が3兆円を超えてたともいわれています。
この映画では司法取引により刑務所に収監される1日前からを遡って描いてますが、刑務所といっても自身の寄付により建設された豪華な施設で、収監されてからも時々メデジン市内にも出かけてたそうです。

そんな本作はエスコバルを主人公に据えずに、その姪っ子の彼氏が主人公になっていますが、実際にこういう方が居たんでしょうかね?ここの部分は実話か実話でないかは分かりませんが、これは映画的にはなかなか上手い設定で、主人公目線で見れました。

事が次第に分かってくると、ファミリーから逃れたくなりますが、そうは問屋がおろしません。「毒を食らわば皿まで」ということでしょう。もう引き返す選択の余地はないんですよね。この辺の絶望感は『悪の法則』に近いものがあります。もう選択はかなり以前に行われていたんですよね。
この映画でいえば兄弟が街のチンピラにショバ代を請求されたときがカナダに帰るタイミングだったのでしょう。

あのシーン恐ろしかったですね。エスコバルが主人公にその腕どうしたんだ?と尋ねてサラッと手のひらにメモするシーン。
エスコバルもあとから言いますが、お前のせいで死んだんだと。
確かにあのチンピラたちも主人公たちに会わなければ、あるいは主人公たちが意地を張らずにとっととカナダに帰っていれば死ななくて済みましたからね。おー怖っ、ですよ。

実話に基づいた映画だと思うんですが、教訓めいてもいるんですよね。
私達も直接的に汚いことに手を染めている訳ではないが、誰かがそうしていることで恩恵を受けているんですよね。でもそれを知らないか見ないふりをしている。馬小屋でエスコバルの部下のドラゴが言いますね。俺の目を見ろと。もう知らない見ないは通用しないぞということですね。

自分が麻薬戦争モノの映画が好きなのは、哲学的でありますし、貧困などの社会問題、社会の縮図がギュッと詰め込まれてるからです。
実話ベースの小作品でありながら、なかなか教訓深い映画でオススメです。

シネマサンシャイン池袋 レイトショー料金 1300円
2016年 28作品目 累計34500円 1作品単価1232円

それにしてもベニチオ・デル・トロ、麻薬モノ多いですな。
『トラフィック』ではメキシコの捜査官
『野蛮なやつら/SAVAGES』ではメキシコの密売組織の若頭兼殺し屋
『ボーダーライン』ではコロンビアの元検察官で暗殺者

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