手堅いぜジョン・ファヴロー! ☆4.5点
予告編
映画データ
あらすじ
ジャングルにひとり取り残された人間の赤ん坊。死を待つだけの幼き命を救ったのは、黒ヒョウのバギーラだった。彼から母オオカミのラクシャに託された赤ん坊は“モーグリ”と名付けられる。バギーラから自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わり、オオカミの群れを率いるリーダーのアキーラからはジャングルの掟を、ラクシャから惜しみない愛を注がれ、モーグリは幸せに暮らしていた。人間への復讐心に燃える、トラのシア・カーンが現れるまでは…。シア・カーンはモーグリが成長すればジャングルの敵となるとみなし、命を狙い始める。
バギーラは、シア・カーンから身を守る為、モーグリを人間の世界へ帰す決心をする。奥深いジャングルを旅する中、モーグリは大きなヘビのカーや人間になることを夢見る巨大猿人類のキング・ルーイ、そして陽気なクマのバルーらと出会う。様々な動物たちと出会い、自身の生き方を模索し始めていくモーグリ。
人間はジャングルの“希望”なのか?それとも“脅威”なのか?(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
ターザンなどの、このジャンルは普段見ないのですが、ジョン・ファヴロー監督ということで観に行きました。
ジャングルブックもモーグリも知りませんでしたが、この作品は1967年にアニメーションとして公開され、ウォルト・ディズニーの遺作ともなったそうで、その後も1994年にはジェイソン・スコットリー主演で実写映画化され、今回が3回目の映画化となります。
ストーリーの筋は決まってるでしょうから、あとはどう見せるかにかかってるのでしょうが、ファヴロー監督がとった方法は少年モーグリ役のニール・セティ君以外は動物もジャングルも全てCGというものでした。
実際は監督だけのアイデアではなくて、監督を打診されたときから『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』や『アバター』といった作品の名前が上がっていたようで、製作側も現在の最高のCGを使って撮るということに積極的だったようです。
映像はもう自然でしたねー。
特にオオカミの子供が可愛かった!クマもおもしろかったし、オランウータンと蛇は怖かったですね。
主演のニール・セティ君は監督がオーディションで選んだそうですが、上手かったです。
演技経験無しだそうで、テコンドーを習っていたのでアクションはいけるだろうと起用になったみたいですが、実際何もないブルーバックだけで演技するのはプロの俳優でも難しいでしょうに、素人同然で成し遂げるなんて大したものだと思います。
監督の演技指導もよいのでしょうね。
監督の前作『シェフ 三ツ星フードトラック始めました 』でも息子役の子がすごく魅力的でしたが、子役の力を引き出すのが上手いと思います。
きっと保育士さんとかむいてるんじゃないかと(笑)
今夏の子供向けと思われる映画では『ファインディング・ドリー』と『ペット』を見ましたが、ドリーは子供向けではありますがメッセージ性が強い気がしますし(良い映画です)、ペットは、実際ペットを飼ってる人にはそんなに面白くないんじゃないか?(実際ペットを飼ってるので)と思い、家族みんなで見るならジャングルブックが一番(『ルドルフとイッパイアッテナ』も評判よさそうですが未見なので)かなと思いました。
ペットの方がヒットしてるみたいなんですけど、こちらの方が面白いのでヒットするといいなーと思います。
鑑賞データ
丸の内ピカデリー 毎月20日SMTデイ 1100円
2016年 98作品目 累計110200円 1作品単価1124円
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