『ニュースの真相』評価と感想/永田町偽メール事件みたいなやつです

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まだ上映館数少ないが面白い ☆4.5点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『ニュースの真相』の作品情報:2004年にアメリカを騒然とさせたスクープ報道が巻き起こした波紋の一部始終に迫る実録ドラマ。
『ニュースの真相』は2015年の映画。『ニュースの真相』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
2004年、2期目を狙うブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑を報道したCBS「60ミニッツⅡ」の制作チームが、報道の元になった文書が偽造であることが判明し窮地に陥る話です。

物語はケイト・ブランシェット演じるメアリー・メイプスの自伝が元になっているようなので、主人公目線で描かれてるのは考慮した方がよいかもしれません。

TBSの深夜にやっていたピーター・バラカン氏による「CBSドキュメント」は好きな番組で、90年代にはよく見ていましたし、ダン・ラザーもお馴染みなので感慨深いものがありました。
「60ミニッツ」も「48Hours」と共にCBSドキュメント内で時々放送されてたと思います。

今年公開されてアカデミー作品賞と脚本賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』のボストン・グローブ紙のチームがカトリック教会の神父による児童性的虐待事件をじっくりと取材し報道できたのとは対照的で、CBSの制作チームが偽文書を掴まされて報道してしまう下地は出来ていました。

『スポットライト 世紀のスクープ』評価と感想/有名俳優出てますがインディペンデント映画で頑張った
さすがアカデミー作品賞と脚本賞面白い!  ☆5点 予告編はこんな感じです映画データはこちらからどうぞマイケル・キー...
CBSといえばかつては報道というイメージでしたが、この頃はサバイバーなどのリアリティバラエティ番組が高視聴率を獲得していて、スポンサーや広告もそちらに集まる時代。

ダン・ラザーのような有名アンカーマンですらキワモノ的なハリケーンリポートに駆り出される始末で、視聴率至上主義、拝金主義的な番組制作がなされていました。

60ミニッツIIの制作スタッフも当初の放送希望予定よりも、かなり短期間で取材せねばならず、結果的にじっくり検討する間もないまま放送するに至ってしまう訳です。

またもう一つ伏線があって、60ミニッツIIが同年4月に放送したアブグレイブ刑務所における米軍の捕虜虐待事件が大反響だったこともあって、制作チームがイケイケドンドンだった面もあると思います。
ブッシュによるイラク侵攻の不当性を暴こうと躍起になり過ぎた側面もあるかもしれないと思いました。

この映画、スポットライトみたいに不正が暴かれてすっきりとはしないですが、必ずしも真実が暴かれるとは限らないのは致し方ないところだと想います。

ブッシュがかなり怪しかろうが確実な証拠がなければ推定無罪な訳で、報道といえどもそこは飛び越えてはいけません。

追求しようとしていた本質は大事なことでしたが、だからこそ会社の都合に振り回されることなく確実な取材をして放送するべきでした。
急がば回れが、よい例えの映画だったと思った次第です。

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージデイ 1400円
2016年 97作品目 累計109100円 1作品単価1125円

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