これまた凄いネタをぶっこんできたなと ☆5点
予告編
映画データ

あらすじ
カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子ニモを人間の世界から救出した奇跡の冒険から1年。ニモのいちばんの親友ドリーは、何でもすぐに忘れてしまう忘れんぼうだったが、ただひとつ忘れなかったのは“家族の思い出”であった。だがどうしてその思い出だけを忘れなかったのか……。そして、ドリーの家族はいったいどこに……。そんな中、ドリーとニモ、ニモの父マーリンは、ドリーの幼少時の謎を解き明かそうと再び大海原に旅立つ。だがその秘密を解く鍵は、海の生き物にとっての禁断の場所=《人間の世界》に隠されていた……。
(MovieWalkerより引用)
ネタバレ感想
吹き替え版で鑑賞しました。
『ファインディング・ニモ』から13年ぶりの続編でお話的には1年後のお話です。
ニモは当時、映画館で見ましたが、結構忘れててお父さんの声が木梨憲武さんなのも忘れてました。
覚えているのはトイレの便器からニモが流されるところで、あの発想はたまげましたがアメリカでは死んだ金魚をトイレに流すことがあると聞いて二度ビックリしたのは覚えてます。

それで、そういえばニモも片ヒレが小さい障害がある子を描いた話だと思いだしたんですけど、ドリーが記憶障害なのは忘れていてというか、脇役だったので、まさか今作でそのテーマを更に深く掘り下げてくるとは思わず、ビックリしました。
まずドリーは記憶障害で、クリストファー・ノーラン監督作『メメント』の主人公のように前向性健忘で言ってるそばからすぐ忘れちゃいます。
それから注意欠陥障害もあると思います。
興味の対象が次々と変わっていって、前のことを忘れちゃう。
でも忘れるっていいことでもあって、嫌なことも忘れちゃうから、いつまでもくよくよしません。
なのでポジティブです。
そのポジティブさが周りに好影響を与えていくっていうお話です。
トム・クルーズとダスティン・ホフマンの『レインマン』もそうでしたけど、障害を持った人と関わることによって主人公が良い方向に変わっていくんですが、日本では先日、相模原の事件があったばかりなので、すごく考えさせられてしまいます。
犯人もこうした映画を見てれば少しは違ったのかな?とも考えてしまいます。
ここ最近では『帰ってきたヒトラー』や『ズートピア』や本作は、見て色々と考えさせられる映画ですし、相模原の事件とも繋がってくる映画だと思うので強くお勧めしたいです。


鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 TOHOシネマズデイ鑑賞 1100円
2016年 96作品目 累計107700円 1作品単価1122円
コメント