お見事でした ☆4.5点
予告編
映画データ
あらすじ
−有里×呪いのビデオ−
見たら2日後に必ず死ぬという、″呪いのビデオ″を手にしてした女子大生、有里(山本美月)。ビデオの不気味な映像を見てしまった親友、夏美(佐津川愛美)を救うべく、都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)に助けを求める。しかし悪霊祓いの最中に、おぞましい惨劇が勃発してしまう。そこにやってきたのは霊能界の異端児、常盤経蔵(安藤政信)と、経蔵の相棒で産まれながら強い霊感をもつ盲目の少女、珠緒(菊地麻衣)だった……。−鈴花×呪いの家−
足を踏み入れた者は生きて戻れないという、〝呪いの家″の向かいに転居してきた女子高生、鈴花(玉城ティナ)。ある夜、向かいの家をうかがった鈴花は、行方不明になった小学生の姿を目撃し、いても立ってもいられず呪いの家へ向かう。やがておそるおそる内部に足を踏み入れた鈴花と、彼女の悲鳴を聞いて駆けつけた両親に、この家に棲みつく伽椰子と俊雄が襲いかかるのだった……。−貞子vs伽椰子 世紀の最強対決−
2つの呪いを解くために、霊媒師・経蔵(安藤政信)はある秘策を企てる。それは、貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるという驚くべき計画だった!「呪いの家」で「呪いのビデオ」を見るという恐るべき作戦を有里と鈴花に指示するが、その先には想像を絶する戦慄の事態が待ち受けていた……。(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
白石晃士監督なので期待してましたが、お見事でした。
前半ホラー部分は結構怖かったです。
貞子の呪いと伽倻子の呪いの両方を描かねばならないので、怖いのがずっと続く感じで中だるみ感がありませんでした。
『リング』や『呪怨』では霊能者が出てくることは無かったですが、ここに霊能者を登場させるあたり、白石監督らしいなと思いました。
霊能者を登場させることによってリングと呪怨の世界を繋げる構成は上手いと思いました。
安藤政信さん演じる常盤経蔵が出てくる後半から、物語は怖さよりも面白さが立ってきます。
経蔵と珠緒のコンビが、ブラックジャックとピノコみたいでいい感じなのです。
物語は経蔵と珠緒の思惑通りにはいかず
「貞子と伽椰子、混ぜるな危険」
状態になるんですが、今後の物語に広がりを感じさせてくれる展開でよかったと思います。
ちょっと終盤は帝都物語とか、そっちの方にも通じそうな雰囲気だと思いました。
ここ数年のホラーでよかった洋画に『キャビン』があるのですが、あれも色んなホラーモンスター大集合で面白かったのですが、日本のホラーも今後リミックスの視点で作ると面白いものが作れるんじゃないかと思いました。
鑑賞データ
TOHOシネマズ六本木 シネマイレージウィーク 1100円
2016年 68作品目 累計79200円 1作品単価1165円
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