『殺されたミンジュ』評価と感想/キム・ギドク監督の熱量が凄い

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よくよく考えると  ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

韓国版・必殺仕事人といいますか、ハングマンといいますか、そういう感じではあります。

映画を観ていると、最初はどうして拷問して自供させているのか分からないのですが、一人、二人、三人と拷問していくうちに段々とその理由が明らかになります。

しかし最後の黒幕に辿り着いても事件の全容は、はっきりとは分からず(なぜミンジュは殺されたのか、とか)、また武装メンバーもどうやって仲間になったのかなどはっきりとは分かりませんが、そこはあまり重要ではなく、この映画自体が、現在の韓国社会への不満とか怒りへのメタファーになっていることが分かります。

韓国社会と書きましたが、日本も同じような格差社会で閉塞感を感じてる人は多いのではないかと思います。なので韓国に限らず先進国では普遍的な問題な気もします(ああ、ミンジュは民主ですね)。

それにしてもキム・ギドクの名前は以前から知っていたのですが、作品は前作の『メビウス』が初めてで、他の作品もまだ見た事がないのですが、世界三大映画祭では何かしらの賞を獲っていて、それでいて作品は低予算・短期間の撮影と、下手するとチープな感じになってしまうと思うんですが、演出や役者陣の演技の熱量で不思議と魅せてくれます。
監督の撮りたいエネルギーがダイレクトに伝わってくる感じで、日本映画(特にメジャー配給じゃない邦画)も見習うところが多いんじゃないかなぁと思いました。

ヒューマントラストシネマ有楽町 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2016年 6作品目 累計8900円 1作品単価1483円

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