ニンフォマニアック Vol.2 評価と感想/ブルータスお前もか

ニンフォマニアック Vol.2

Vol.1に比べるとやや落ちるかなぁ  ☆3.5点

予告編

映画データ

(シネマトゥデイ)

映画『ニンフォマニアック Vol.2』の作品情報:セックスに取りつかれた女性が歩む波乱に満ちた半生を、『アンチクライスト』などのラース・フォン・トリアーが2部作形式でつづった異色ドラマの後編。1人の男を愛しながらも、さまざまな者たちと体を重ねてきた女性がたどり着く衝撃的な結末を映す。
(ぴあ映画生活)
『ニンフォマニアック Vol.2』は2013年の映画。『ニンフォマニアック Vol.2』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
(Vol.1のレビューです)
おもしろかった! ☆5点 予告編映画データ (シネマトゥデイ)(ぴあ映画生活)ラース・フォン・トリアー監督作は初...
Vol.1のラストが深刻な感じで終わったのでVol.2の方がシリアスかなぁとは想像してましたが、やっぱりシリアスでした。
Vol.1はH夫人のエピソードが言わば神回だったと思います。

Vol.1ではステイシー・マーティンが演じるジョーはまだ若いので自由を謳歌できますが、Vol.2ではシャルロット・ゲンズブールが演じるジョーがジェロームとの間に子供が出来て、家族という形態になるので生活に枷(かせ)が出来て窮屈な感じになります。

この辺は家庭生活に、というよりも社会生活に適応できない者の苦しみが描かれていて、観ていて辛いものがあります。
結局、結婚生活を維持できなくて離婚してしまいます。

家庭生活や社会生活に適応できないジョーは次第に世間からドロップアウトして、より危険な領域に足を踏み入れていくことになります。
どんどん堕落して堕天使となったサタンのように。

ドロップアウトして裏社会の住人となったジョーは借金取りという職業を得て、自分の内なるサディズムに目覚め、趣味と実益を兼ねたような生活となり安定しますが、安定したのも束の間、ボスから後継者を作れと命じられ奔走することになります。

その行為はいわば悪魔な自分の分身を作る行為であり、結局はその分身に裏切られることになります。

ニンフォマニアックは色情狂というセンセーショナルなテーマを扱っていますが、自分の居場所探しというか世の中との関わり方というか、そういうようなことを考えさせてくれる深いテーマだと思いました。

ただ、ラストは「ええーーー」というか、「ブルータスお前もか」みたいに「セリグマンお前もか」とツッコみたくなる感じで、今まで散々言ってきたことは何々だよと思いましたが、劇中ジョーに相槌打ったりツッコんだりしていたのはセリグマンなので、最後は観客がセリグマンにツッコむのもいいかも、と思いましたし、やっぱ男ってあんな程度だよなー、と思いました。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ渋谷 映画の日 1100円

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