『マネーモンスター』評価と感想/あまりマネーに主題が置かれた映画ではない

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可もなく不可もなく ☆3.5点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『マネーモンスター』の作品情報:『リトルマン・テイト』『それでも、愛してる』で、監督としても高い評価を得ているジョディ・フォスターがメガホンを取ったサスペンス。拳銃を手にした男による財テク番組占拠事件の行方と、その裏に隠された驚がくの真実を活写していく。
『マネーモンスター』は2016年の映画。『マネーモンスター』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
ジョディ・フォスター監督作は初めて観ました。

ハリウッド王道を走ってきた彼女らしく、非常にオーソドックスな作りで、力技で持っていくような男らしい作風でした。

スピーディーな展開でダレるところもなく面白かったんですけど、細かい所で色々気になりました。

まずあの犯人ですね。
9.11以降テロに敏感になってるニューヨークにしては、テレビ局の警備が杜撰かなと。
これはプラスチック爆弾のジャケットとも繋がってくるんですが、あの犯人そんなに頭よくないですよね。
綿密に計画を立てて何かを成し遂げるというタイプではない。
警察は早い段階で犯人の家を突き止め、犯人の彼女に説得にあたらせたりしてますが、犯人に爆弾作成に関する知識や資金が有るか無いかなどは早い段階で分かりそうなもんです。
彼女による説得のシーンも、ただ笑いをとるためだけのシーンになっていて、その後、何も無いのも、もやもやしました。

あと、敵側が分かり辛かったですね。
アイビス社とかウォルト・キャンビーとか。
アイビス社が開発したアルゴリズム取引だそうですが、アイビス社は何をやっているところなのかよく分かりませんでした。
ネット証券会社みたいなところなんですかね?
そこの会社自体の株価がどうこうっていうのが、あまりピンときませんでした。
財テク番組でマネックス証券の株が買いだとか、DMM証券の株が買いだとか、言ってるみたいなものなのでしょうか?
アルゴリズムを開発したソウルとか、ゲームばっかりやってるハッカーとか、色々出てくるんですけど、展開が速くて、何となくああそうなのかなと思って見てましたが、細かいところはあまりよく分からなかったです。

南アフリカの鉱山に投資した話とか色々盛り込んでくるんですが、如何せんスピーディーなので、ああ、そうなんだなーと流して見るしか無かったです。

今年、金融の話を描いた映画では『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』と『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を観たのですが、どうも今作はそれらの作品とは違って金融の話が主ではないようで、ジョディ・フォスター自身も「今回の映画で描きたかったのは、キャラクターたちの葛藤や、人間同士の力学がどう変化するのかということ。だから金融や株といった要素は背景に過ぎないの」と言っていて、金融映画だと思って期待して観るとアテが外れると思いました。
メッセージ性のない娯楽サスペンスと割りきって見れば面白いですが、それなら2時間ドラマでもいいかなという気もします。

あととても残念だったのは犯人が射殺されてしまうことですね。
ああ、やっぱり貧乏人は死ぬしかないのかと思いました。
貧乏人は死んで金持ちはのうのうと生きてる(何らかの刑事罰は受けるようですが)ラストで、ジョディ・フォスターといえど弱者に寄り添った視点ではないのだなぁと思いました。

ただ、レーガン大統領暗殺未遂事件を起こしたジョン・ヒンクリーにストーカーされていたジョディ・フォスターが、こういう映画を撮ったというのは感慨深い気がします。

TOHOシネマズ新宿 モク割 1100円
2016年 66作品目 累計77100円 1作品単価1168円

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