日本でダークヒーローは ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
執事の名はセバスチャン。知識と実力、品格と容姿を兼ね備え、非の打ち所があるとすれば性格の悪さだけという、万能にして忠実な執事。仕える主人は、巨大企業の若き総帥にして、幻蜂家当主、幻蜂清玄伯爵。実の名は汐璃であり、女であることを隠して生きる男装の令嬢で、その過去に壮絶な傷を持つ。
二人をつないでいるのは、命と引き換えの絶対的な主従関係。そんなただならぬ関係の二人は、伯爵家に代々伝わる女王からの密命を受ける「女王の番犬」という裏の顔を持つ。そして、2人は女王から大使館員の“連続ミイラ化怪死事件”の解決を言い渡された。現場に残されたのはタロットカード。時同じくして、街から次々と少女たちが失踪する出来事がおきていた。万能な執事セバスチャンの調査により、二つの事件を結ぶ「黒い招待状」へと辿りつく。しかし、その招待状が示された先は踏み入れてはならない世界だった。招待状を手にした清玄は窮地へと追い込まれる。世界を巻き込む事件の黒幕の目的とは、そして事件の犯人は…!?
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
原作漫画は未読です。
去年の同じくらいの時期に『脳男』が公開されてたと思うんですが『脳男』や『黒執事』のようなダークヒーローの実写物は日本では根付かないかな?という印象です。
きっと『ダークナイト』(未見ですが)みたいなところを狙ってるのでしょうが、アメコミから誕生したヒーローと違って、日本はベースとなる漫画やアニメがかなり完成されてるので、ハリウッドのマネをして漫画やアニメを無理に実写化しなくてもいいかなーと思いました。
漫画を読んでないのでキャラクターの設定が分からないのですが、黒執事(水嶋ヒロ)は清玄(剛力彩芽)に仕えている(悪魔の契約とはいえ)わりに、御主人をおちょくったりして、ちょっとチグハグな印象を持ったのと、そういう描写がまどろっこしく感じました。
映画は冒頭で黒執事がピストルで頭を撃ち抜かれても死なないので、その後何があろうとも絶対死なないんだなーと思って、ハラハラする事は無かったです。
水嶋ヒロさんは役に合っていたと思います。
少しオーバーなくらいの台詞回しでダークファンタジーに嵌ってたと思います。
剛力さんはかわいそうですよね。
どう見ても最初から女性にしか見えないですもん。
なので話の展開が読めてしまいます。
思い切って男性の配役でもよかったかな?と思います。
思いのほか良かったのが優香さんで、最近の女優業にシフトしてきている成果が出てきてるのかなと思いました。
かなり振り切った演技をされてると思いました。
大作でお金かけてアクションも凄いと思うんですけど、ハラハラしないので少し眠くなりました。
あと、冒頭から結構ハードなアクションシーンで人が大勢死んだり、ゾンビっぽい表現もあるので、そういえばPG-12とかの表記を見なかったな?と思いましたが、映倫区分はG(どなたでもご覧になれます)なんですね。
少し意外な気がしました。
鑑賞データ
シネマサンシャイン池袋 レイトショー料金 1300円
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