カンフー・ヨガ 評価と感想/中国インド27億人の特大マーケット

カンフー・ヨガ 評価と感想
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ハリウッド、ジャッキー、ボリウッドの融合 ☆1.5点

ジャッキー・チェン主演・製作総指揮の中国・インド合作映画で監督はスタンリー・トン
インド王家に伝わる秘宝を巡る中国人考古学者の活躍を描いたアクションコメディ

予告編

映画データ

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本作は2017年12月22日(金)公開で全国223館での公開です。
9月に公開された『スキップ・トレース』の頃から予告編は目にしてました。

中国では2017年1月28日(土)公開なので11か月前の作品になります。

監督はスタンリー・トン
映画館では『ファイナル・プロジェクト』を観たことがあります。

主演はジャッキー・チェン
近作は『スキップ・トレース』を観ました。

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スキップトレースの感想のとき、近作をほとんど見てないと書いたんですが、劇場で『ライジング・ドラゴン』観たの思い出しました。

あのローラーブレードのアクション凄かったな。

他に共演と配役は以下の通りです。

ジャック: ジャッキー・チェン
ジョーンズ: アーリフ・リー
小光: レイ(EXO)
ランドル: ソーヌー・スード
アスミタ: ディシャ・パタニ
カイラ: アミラ・ダストゥール
エリック・ツァン
ヌゥオミン: ムチ・ミヤ
ジャングオ: エリック・ツァン

あらすじ

古代、天竺(インド)と唐(中国)の間に起きた争乱の末、伝説の秘宝が消えた。
時は現代、考古学者ジャックは秘宝を探すため、同じく考古学者にしてヨガの達人であるインド人美女・アスミタと共に旅に出る。
まずは秘宝へと導く“シヴァの目”を探さねばならない。手がかりはたった1枚の古い地図。しかし、謎の一味が秘宝を奪おうと迫る。
そして、長い歴史のヴェールに包まれた伝説が、人類の前に再びその姿を現そうとしているのだった・・・。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

公開から5日目、平日シネマイレージデイ夜の回でしたけど、観客10人くらいだったかな(笑)
TOHOシネマズ六本木ヒルズ、一部トイレ改装して明るい感じになってました。
スクリーン4番だったんですけど前後の席間あんなに広かったかな?快適でした。

 

映画は冒頭、7世紀頃、三蔵法師がインドに経典を取りに行って、インドと中国の争乱が描かれるんですけど、象とか出てきてほぼCGなんですね。
ジャッキーも三國無双の趙雲みたいな恰好してるんですけどCGじゃないかな?

なので冒頭から三國無双のオープニングムービー見てる感じなんですね。

カンフーヨガって言ってますけどヨガあんまり関係無くて、アスミタって美女がジャックを訪ねてきて、学長の計らいでジャックの家で泊まることになって、翌朝起きたら朝の体操代わりにヨガしてるところくらいかな。

ジャックは助手の小光とヌゥオミンと暮らしてるんですけど、普段作らない朝食作ったり、木人拳したりして張り切っちゃうんですが60歳過ぎても若いな、と。
桂文枝師匠みたいにならなきゃいいなと思います(笑)

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アスミタが持ってきた家宝の地図でシヴァの目を探しに行くんですが、雪山みたいなトコなんかも007とかで見たことがある感じで、この辺りは眠くなっちゃいましたね。

手に入れたシヴァの目をジャックの親友の息子ジョーンズが奪ってオークションに出しちゃったので、一行はドバイに行くことになります。

ドバイではラクダレースを入れてきたり、高級スポーツカーによるカーチェイスを入れてきたりと豪華でした。
『スキップ・トレース』も本作も中国以外で興収100万ドル超えてるのはUAEだけなので、大事な商圏なのかもしれません。

ただ高級スポーツカーによるカーチェイスはライオンを見ても分かるようにCG感が満載です。

凄い高い高級車をただぶつけて壊すシーンとかあったので実写とCGを混ぜてると思います。

なんかグランツーリスモのデモ映像見てるみたいでしたね。

ジャックたちはオークションでシヴァの目を1億6千万ドルで落札しますが、ランドルに奪われます。
そしてカーチェイスしてる隙に、さらにランドルからアスミタが奪うと、アスミタは行方をくらまします。

ジャックはアスミタの名刺をたよりにインドに向かうと別人の学者が出てきて、実はアスミタはプリンセスだったことが分かります。
ランドルはジョーンズとアスミタの妹カイラをハイエナの餌にすると言って人質に取ると、シヴァの目で財宝の在処を探せとジャックたちを脅してきます。

その後はジャック自身も劇中言うようにインディ・ジョーンズみたくなり、黄金に輝く中尊寺金色堂みたいなのと黄金の大仏像が見つかり、財宝は様々な巻物に記された人類の叡智だと分かって、ボリウッドダンスを踊って大団円で終わります。

まぁストーリーはあってないようなものなので、美女とカンフーと高級車を楽しむ感じでしょうか。

ただ、もうカンフーもジャッキーがやるより他の人たちがやってる方が多いんで、あんまり見どころ無いかもしれませんが。

中国での興収は2億5千万ドル超えてるみたいですけど、インドでの上映は無いのかな?
中国とインドで世界の人口の35%を超えてくるので、そこをターゲットにして映画作りするジャッキーはさすがだと思いました。

日本だともうファンが観に行くくらいですかね?
前作『スキップ・トレース』が155館での公開で初週の週末動員ランキングが10位
興収はトータルで約6300万円

本作は223館での公開で初週の週末動員ランキングが8位
土日興収が4500万円のスタートなので最終で1億円超えといったところでしょうか。

映画館のスクリーンではCGを使い過ぎたせいで逆にチープに見えたので、予告編を見た感じだと家のテレビで見た方がチープさが軽減され、いい感じに見れるんじゃないかと思いました。

ああ、あと不謹慎ですけど、もしジャッキーが亡くなったとしてもCGで延々と最新作が作れるんじゃないかと思いましたね。
この映画にはそういう可能性を感じました。
ブルース・リーの『死亡遊戯』みたいに代役立てたりしなくても、完全オリジナルで最新作が毎年作れると思いましたよ。

あと、豪華な作りだったわりにはエンドロールの最後の方は曲が流れなくて、1分くらい無音だったので中国らしく雑だな(笑)と思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木ヒルズ シネマイレージデイ 1400円
2017年 212作品目 累計227100円 1作品単価1071円

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