コングやトカゲはいい。サミュエルが ☆3.5点
予告編
映画データ
評判よさそうなので観て参りました。2D字幕版で鑑賞です。
キングコングはピーター・ジャクソン版は見てなくて、ジョン・ギラーミン版を淀川長治先生の日曜洋画劇場で見た記憶はあるのですが内容は忘れました。
あらすじ
未知生命体の存在を確認しようと、学者やカメラマン、軍人からなる調査隊が太平洋の孤島“スカル・アイランド(髑髏島)”にやって来る。そこに突如現れた島の巨大なる“守護神”キングコング。島を破壊したことで、“彼”を怒らせてしまった人間たちは究極のサバイバルを強いられる。しかし脅威はこれだけではなかった。狂暴にしてデカすぎる怪獣たちが、そこに潜んでいた!
この島では、人類は虫けらに過ぎない・・・・・・そう悟った時は遅かった。なすすべもなく逃げ惑う人間たち。彼らがやがて知ることになる、島の驚くべき秘密とは!? 果たして調査隊は、島から脱出することができるのか!?
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
コングの造形やトカゲやクモの気持ち悪さ、トカゲに丸のみされたチャップマンの髑髏とか、クモの脚に串刺しにされた食人族状態の悪趣味さとかは好きなんですが、どうも大嫌いな『ジュラシック・ワールド』感もあり☆3.5点としました。
大怪獣決戦的なファンタジー感はいいのですが、そこにベトナム戦争のリアルさを持ち込んでプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)なる人物を登場させたのは全くノレませんでした。
なんか製作陣は『地獄の黙示録』とか言ってますけどカーツ大佐みたいにしたかったんだろうか?
ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)がトカゲに丸飲みされるのは自業自得として、一番ビビッてたランドサットの隊長ビクター・ニーブス(ジョン・オーティス)とかが翼竜みたいのに連れてかれて殺されちゃうのとか解せません。
雑魚キャラだからって扱いで。
パッカード大佐の方がヒドいのに殺され方はおとなしい、っていうか描かれて無くて、爆弾も中途半端でよく分からなかったです。
結果的に部下が裏切るのはよかったですが。
それからがジェームス・コンラッド(トム・ヒドルストン)がわりと空気だったな、と。
なんか登場の仕方はわりと凄腕の傭兵みたいな感じでしたけど、見せ場は日本刀持って斬ってくトコくらいな気が。
あのシーンは『ゴーストバスターズ』のホルツマン感ありました。
ブリー・ラーソンは『エイミー、エイミー、エイミー』のときの方が可愛かったですが、ずっとタンクトップなのはよかったです。
ただトムヒと併せてヒルに食われたりしないんだろうか?
29年間暮らしてたハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)のエピソードはよかったですが、30年ぶりに帰って来られても困るだろうなぁ?と思いまして、再婚してなくてよかったなと思いました。
コール(シェー・ウィガム)の自爆はあれギャグなんですかね?
トカゲの尻尾に吹き飛ばされるって訳分からん。
よかったのは、キングコングがチェーンの先に船のスクリューが付いたのを投げて、ヨーヨー武器みたいにしてたのはよかったです。
コングが「なんの因果かマッポの手先」とか言い出すんじゃないかと思いました。
元は敵だったハンクと島に残ったグンペイ・イカリ役のMIYAVIさんは『不屈の男 アンブロークン』といい、すっかり日本兵役が板についてますな。
やっぱり海外の人には『戦場のメリークリスマス』の坂本龍一さんのイメージがあるのでしょうかね。
エンドロール後にもうワンシーンあるのですが、本作はモンスターバース(マーベル・シネマティック・ユニバースみたいなやつ)の2作目だそうで、1作目がギャレス・エドワーズ版『GODZILLA ゴジラ』だそうなので、そういう風になりますので要チェックです。
つまらなくは無くて面白いは面白かったんですけど、どうにもベトナム戦争で引っかかってしまった『キングコング:髑髏島の巨神』でした。
鑑賞データ
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2017年 46作品目 累計44200円 1作品単価961円
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