インサイド・ヘッド 評価と感想/脳内ポイズンベリー と比較して

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『脳内ポイズンベリー』と比較して ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

脳内の感情を擬人化してみせる手法は奇しくも同じで、このアイデアは面白いです。
脳内ポイズンベリーでは、一度婚約破棄をして恋愛に臆病になってるアラサー女性が主人公。
一方の今作は、田舎から都会へと引っ越してきたばかりの11歳の少女が主人公。

そしてまた両作とも、脳内ポイズンベリーではポジティブ思考を司る石橋(神木隆之介)が退行し、インサイドヘッドではヨロコビの感情が退行し、たいへんなことになってしまいます。

ただ脳内ポイズンベリーでは風見鶏的な傾向はあるものの理性を司る吉田(西島秀俊)がいるのに対し、今作ではヨロコビも理性的な役割を担っていたと思います。
脳内ポインズンベリーでは各感情それぞれが平等で、合議制の多数決によって感情を決めていたのに対し、今作ではヨロコビがかなり主導権を握っていたので、ベッキーさんでは無いですが「元気の押し売り」感があるなぁと思いながら見てました。まあ、そこがライリーの性格を特徴付けていたと思いますが(常にポジティブシンキングで親の理想通りのいい子)。

十二人の怒れる男 ☆4点 予告編映画データ (シネマトゥデイ)(ぴあ映画生活)脳内を擬人化して描く様は斬新で良い...
物語的にも、ヨロコビはなるべくカナシミを出さないように押し込めようとしますが、結果的にはカナシミも時には心を癒してくれる大切な感情なんだよ、ということをヨロコビが理解して一件落着します。

ヨロコビとカナシミの冒険描写、最後、空想を捨て司令室に戻ってくる辺りは、大人の階段を一歩上り始めたとも見えますし、家出から戻ってきたライリーをカナシミにコントロールさせたのも良かったのですが、欲を言えばもう一つ足りない気がしました。

ライリー一家がなぜミネソタからサンフランシスコに引っ越してきたかは、はっきりしませんが、どうもお父さんの会話の端々に投資とかいう言葉が出てきて、山っ気のある描写があるといいいますか。ちょうど今期の朝ドラ「まれ」の父親(大泉洋)のように見えてしまって。
ゴールデンゲートブリッジを通った時も「金色ではないのね」みたいな会話があって、ちょっと一攫千金を夢見たゴールドラッシュのようだなと。

それで、ライリーが情緒不安定になったのは、引っ越しが直接の原因というよりは、そのお父さんの得体の知れない山っ気?みたいな毒気に当てられたような気がするんですが、その辺のところは物語的に回収されて無くて、そこがもう一つ足りないところかなぁと思いました。

ただ、はじめに書いた通り、脳内を擬人化するアイデアは面白いですし、感情というものを論理的に見せてくれる気もしますし、冒頭に「これはあなたの物語です」というように誰にでも当てはまるように作られてるので、中学生や高校生くらいの人に見て欲しい作品と思いました。

そうそう、ヤフーのレビューを読んでたら、冒頭のドリカムの歌とPVは要らなかったとか、火山のショートアニメも要らないとか言ってる人が多かったので、結構ムカムカに支配されてる人が多いんだなー(笑)と思いました。

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