ゴーン・ガール 評価と感想/結婚という恐怖を描いたスリラーコメディ

ゴーンガール 評価と感想
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やっぱりコメディでいいんですよね?  ☆3点

予告編

映画データ

ゴーン・ガール (2014):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ゴーン・ガール』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。
http://cinema.pia.co.jp/title/166127/

あらすじ

結婚5周年の記念日。誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った後があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによってカップルの隠された素性が暴かれ、やがて、事件は思いもよらない展開を見せていく。完璧な妻エイミーにいったい何が起きたのか…。

(公式サイトhttp://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/movie/story.htmlより引用)

ネタバレ感想

正直、観終わったあとよく分からなくて…。

いや、内容は分かるんですけど、真面目な顔して観ればいいのか、笑って観ればいいのか?
色んなレビュー見るとブラックコメディとあったので、やっぱり笑って観ればいいんですよね。

事前情報仕入れる前は、デヴィッド・フィンチャーだ!行方不明物で嫌疑かけられるやつだ!
セブンとはまた違ったサスペンススリラーが見れるかと思いました。

それで見たいと思って調べたら上映時間159分もあるのですね、長い。
2時間弱かと思って油断してました。

オープニングからミズーリーの寂れた田舎町をドン、ドンと撮ってて、タイプ調の文字でCASTを表示するなど『セブン』のタイポグラフィみたいでいい感じ。

これいいんじゃないかなぁと思いました。

ただ正直、前半(というか中盤まで)、ニックとエイミーの馴れ初めとか過去のくだりはちょっと眠かったですね。
前半(というか中盤まで)は、普通に見てればニックは、エイミーのヒモ状態で浮気までしているクソ野郎なんで、どう見てもこいつが犯人だなと思いました。

で、面白くなってきたのは前半(というかまだ中盤なんですよね)過ぎてからで、実はエイミーは生きてて、ニックに復讐するために色々と計画を練っていたことが明らかになるところで、この下準備はここまでやるかーという驚愕の怖さでありました。

でもこの復讐計画は、エイミーが逃亡先で顔なじみになった隣人に逃亡資金全部を奪われたことにより変更を余儀なくされます。

で、ここからがダメダメだなーと思ったのですが、あんなに入念に準備していたのに、エイミーは不用意にジャンプして大金を持ってるトコを見られてしまったり、お金を失ったエイミーは前半にも少し話が出てきた、高校時代にちょっと付き合った金持ちのストーカー男を頼ることになるんですが、この金持ちが別荘を持ってるまたハンパないお金持ちで、あんなニートのヒモ状態のニックなんかよりもこっちの方が全然いいじゃんと思う訳ですよ。
ニックに固執する理由が分からないんですよね(まぁ愛って理屈じゃないのでしょうけど)

それでそれで、このお金持ち同級生デジーを頼った逃亡復讐生活はどうなるのかなーと思ったら、デジーの喉をバサッーと切り裂いてビックリ!
口あんぐりしましたね。

ニックに復讐するために直接手を下さず、色々と下準備してきたのは何だったのかと。
とりあえずここまで誰も死人が出てないのがよかったのに…。

まあ、これもやっつけ仕事で偽装工作して、路線変更してニックの元へ戻るんですが、前半の綿密な復讐計画を見抜けない警察は仕方ないとしても、あのやっつけ殺人を見抜けない警察はないだろうと。

ただ、これ、シリアスなサスペンスだと思うと色々ツッコミたくなると思うんですけど、そう、ブラックコメディだと思えば合点がいくんですよね。

んー、ただ私としてはシリアスなサスペンスを期待してたので少し残念だったです。

所々、あのニックとエイミーの関係は『セブン』のブラッド・ピッドとグゥイネス・パルトローの夫婦の何らかのアンサーか?とも思ったりしたのですが…。
セブンでモーガン・フリーマンがこんな世の中に子供を産むのかみたいなことを言ってので…。

まぁ関係ないんでしょうけど、デヴィッド・フィンチャー監督の結婚観というか子供を持つことに対する思いとかは反映されてたと思います。

静かな田舎町の事件で、マスコミ報道が過熱してっていうところで、去年公開された真木よう子さん主演の『さよなら渓谷』って映画にも似てるかなと思ったんですけど、あの男女の仲もよく分からなくて、”腐れ縁”とでも言うのでしょうか、好ましい関係ではないのだけれども、どうしたって”縁”があるという、そういう映画なのかなとも思いましたけど、やっぱりよく分からなかったですね。

映画レポートを読むと原作小説はもう少しニックとエイミーのNY生活のことが詳しく書かれてるみたいで、そこら辺があると社会病質とか、エイミーがサイコパスに変貌していく様が理解しやすいのだと思います。

そうすると上っ面だけを取り繕って人々と関わっていくっていうのを描いた、クリスチャン・ベイル主演の『アメリカン・サイコ』にも似てくる(あのテイストが好きなんです)と思うんですが、やっぱり「監督の結婚感」にフォーカスし過ぎてて私にはノレなかった映画かなぁ、という感想でした。

鑑賞データ

TOHOシネマズ日劇 シネマイレージデイ 1400円

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