やったぜタケちゃん明日はホームランだ! ☆3.5点
予告編
映画データ
ネタバレ感想
ゴーストインザシェルです。
天草四郎時貞、もとい、士郎正宗氏による漫画原作「攻殻機動隊」は名前こそ有名ですが読んだことはなく、押井守監督によって映画化された『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』も観たことありません。
なので原作やアニメと比較して、というのは分かりません。
特にアニメ版に思い入れとかもなかったので、字幕版で鑑賞しました。
映画の感想は、端的に言ってしまうと、まぁ、つまらなかったですね。
やっぱり、漫画原作自体が1989年ですか?こういうブレードランナーみたいな未来観の中で警察機構モノというか官僚機構モノというか、そういうのと組み合わせるのは、当時としては新しかったんでしょうけど、今見ちゃいますとねぇ。
『マトリックス』なんかは攻殻機動隊から影響を受けてるみたいですけど、先に実写化されちゃってますから映像としての目新しさもないです。
押井監督のアニメ版は海外で評価されて、日本で再評価されたみたいで、いわゆるクールジャパンのはしりなんでしょうが、2年前に観た『東京無国籍少女』はつまらなかったなぁ。
たけしさんも椅子に座ったっきりで動ないのでつまらなかったんですけど、『JM』といいハリウッドサイバーパンク映画にはご縁があるんですよね。
序盤で面白かったのはロボ芸者と
あ、間違えたこっち
と正座首吊りくらいで、あんなケバい未来都市イヤだなと思って観てました。
ヴェネチア、ベルリン、カンヌの世界三大映画祭で女優賞を受賞しているジュリエット・ビノシュが、何で出演を決意したか分からないんですけど、スカーレット・ヨハンソンを守って死んだ辺りから面白くなってきて、桃井かおりさんが出てるシーンはよかったですね。
桃井さんの役は素子の母親なんですけど、あそこでスカヨハは改造された娘なんだと分かって切なくなります。
桃井さん、拠点をアメリカに移してますから英語もペラペラで、それでいてハリウッド映画でもしっかり桃井かおりしててよかったです。
桃井さんの役名はハイリなんですが、マーチン・スコッセシ監督の『沈黙 -サイレンス-』を観たときも、片桐はいりさんがハリウッド映画スコセッシ映画でもしっかり片桐はいりしてて凄いなと思ったんですけど、この辺の演技派の日本の女優さんは凄いですね。
敵ボスだと思っていたクゼ(マイケル・ピット)とミラ・キリアン少佐が、改造される前は恋人同士でヒデオと素子だと分かったときは、
三葉「私たちは、会えば絶対、すぐにわかる」
瀧「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、必ずもう一度会いに行くって」
って感じで、「前前前世」が頭の中で流れて、『君の名は。』!って思いましたよ。
your name?
たけしさんも終盤動き出して、ピストル持つとアウトレイジしててよかったです。
ラスボス、カッター社長やっつけるいい役で、「やったぜタケちゃん!明日はホームランだ!」と思いました。
終盤までホントつまらなかったんですけど、でもこういう映画なんだろなぁと思いながら観てまして☆3点にしようかと思いましたけど、最後カタルシスあったので0.5プラスして☆3.5点にしました。
鑑賞データ
新宿ピカデリー SMTメンバーズ6P無料鑑賞 0円
2017年 55作品目 累計54100円 1作品単価984円
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