『追憶の森』評価と感想/謙さん頑張ってくれたけど変な描写の日本は変わらず

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自分にはあまり響かなかったな、と  ☆3点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『追憶の森』の作品情報:『ミルク』などのガス・ヴァン・サント監督が、「The Black List 2013」(製作前の優秀脚本)に選出された脚本を映画化。
『追憶の森』は2015年の映画。『追憶の森』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
2013年のブラックリスト(製作前の優秀脚本)を、かねてから日本を撮影したいと思っていたガス・ヴァン・サント監督が映画化した作品だそうです。

映画は所謂、外国人から見た日本、的な描かれ方(何か少し変)をしているので、自分的にはどうしてもそこが気になってノレませんでした。

まず、新幹線の座席が対面(あのシーンで対面にする必要がよく分からない)。

それから青木ヶ原まで行くタクシーが1970年代後半から80年代前半の車でどこから見つけてきたんだよという代物。
まだ映画が序盤だったので時代設定がその頃なのかと思いましたが、新幹線は0系じゃなかったし、そのあとも携帯電話を持ってるか?という会話が出てくるので、もっと最近だなと。結局、時代設定は現在でした。

それからトランシーバーのボタンの変なカタカナ。

それと渡辺謙さんにスピリチュアル的なことを語らせるのですが、それもあんまり日本的なことではないですし。

そして何よりも青木ヶ原樹海がどうも日本に感じられなかったんですよね。
自殺者を思い留まらせる看板が日本語と英語で表記されてるのはアリかな?と思ったんですが、樹海の空撮の映像は日本っぽく無かったですし、川を途中で見つけて下っていけば出られるみたいな会話があるんですが、樹海に川なんてあったっけ?と思いました。

それもそのはずで、実際、森の中での撮影は殆どがアメリカだったようで、日本での撮影は3日間くらいだっだそう。
日本では撮影許可が下りづらいので、それはそれで別に構わないのですが、それなら舞台が青木ヶ原である必要性もないよなと。

そもそも最初に感じたのは青木ヶ原樹海が外国の方には自殺の名所であることを知られているのかな?と思ったんですよね。

何しろ劇中のマコノヒーはわざわざアメリカから飛行機に乗って一直線に樹海に向かいますからね。
まあこれは後でちゃんとなぜそうなるのかが明らかにされるのですが。

調べてみるとネットが発達したおかげで、元々、外国人には人気のあった富士山のすぐ近くという事もあり、溶岩土壌が生む独特の原生林の美しさと自殺者が多いという不思議さが話題になってるみたいで、知ってる人は知ってるみたいです。

でも今度は、その美しい森と死が同居する場所という点がウケているのなら、青木ヶ原樹海をもっと撮らなくちゃいけないよなぁと思いまして、アメリカの森なら『レヴェナント』の方が圧倒的に綺麗だったぞ、と思ってしまいました。

うーん、だから結局、中途半端だったというか。

キャッチコピーにある、「パズルのピースがすべてはまったあと」とか「全ての謎が解けた時」は、私は悔しくも妻の名前がキイロ、娘の名前がフユに違和感を感じながらも、学生が英語にするまで気づかなかったんですがorz

分かっても「あ、ああ」と軽いアハ体験となるだけで、そこまで感動しないというか…

妻に関心を持たなかったことを悔いて、妻が好きな色や季節を知らなかったっていうのがそんなに大事とは思えなかったんですよね。

マコノヒー演じるアーサーは、稼ぎの少ないヒモみたいな状態でしたし、そのきっかけを作ったのも自分の浮気な訳で、妻にグチグチ言われても仕方ないと思ったんですよ。
ヒモならヒモらしくしてろよと思いまして。

結果的に奥さんが怒りっぽくなったのは脳にできた腫瘍のせいもあるんですが、結局、私がアーサーに感情移入できなかったことに尽きると思います。

渡辺謙さん演じるタクミもスピリチュアルな会話から、人間ではないだろうなぁと思って見てましたから、最後の驚きも無いんですよね。
意外だったのは、シリアスな話なのに、迷ってる途中2回くらいギャグ言うんですが、それもスベってたのがツラかったです。

あ、あとインディペンデント系の映画なのですが、監督・キャストが有名なわりに物凄く画面から低予算臭するのも珍しかったです。
それでも調べてみると製作費2500万ドルくらいあるんですけど、マコノヒーの出演料に消えちゃったんですかね?

カンヌでブーイングが出たそうで、監督は『エレファント』の時もそうだったと強がっていたらしいですけど、私もブーイング出たの何となくわかりますね。

どっちかっていうと失敗作じゃないかなぁと思います。

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2016年 46作品目 累計54300円 1作品単価1180円

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