サクラメント 死の楽園 評価と感想/ファーザー役のジーン・ジョーンズが上手い

サクラメント 死の楽園 評価と感想
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最後の方は誰が撮ったの?  ☆3点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/168656/

あらすじ

ある日、連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリック(ケンタッカー・オードリー)。彼は過激な取材スタイルのVICE社のサム(AJ・ボーウェン)、ジェイク(ジョー・スワンバーグ)らとともに、とある共同体へと潜入取材を敢行する。

ヘリに乗ってたどり着いたのは「エデン教区」と名付けられた場所で、皆幸せそうに暮らしており、妹も無事だった。彼女は、ここで豊かな生活ができるのは“ファーザー”のおかげだと話す。他の住民の話を聞いても皆同様に笑顔でファーザーの素晴らしさを語るのだった。真相を確かめる意味も含めてサムがファーザーにインタビューしたいと希望し、それは実現することになる。

夜になると、住民たちは一堂に会し、ファーザーの登場を待っていた。彼が現れると皆立ち上がり、拍手をして迎えた。皆が見守る中でインタビューが始まる。サムは遠慮なく切り込んだ質問をしていくも、ファーザーはそれに対して飄々(ひょうひょう)と受け答えする。その一答、一答に対して住人たちは大きくうなずき、賛同するのだった。最後には大歓声まで巻き起こり、インタビューはサムの完敗に終わる。

その後、パーティが始まり、住民たちは楽しそうに歌い、踊っていた。平和に見える<地上の楽園>だったが、不可解な空気が見え隠れし始める。一旦集会所から離れると、夜の闇から現れた少女が「私たちを助けて」と書かれた小さな紙を渡してきた。遠巻きにいるのは、単なるガイドのはずなのに銃を持つ男たち。ファーザーの部屋に忍び込むと開いていた金庫の中には無数のパスポートが置いてあった。住人たちは一様に何かに対して祈りを捧げている。そして姿を消したパトリック。あからさまに異様な雰囲気の中、一部の住人たちが何かを恐れ、ここを出たいと内密に訴えてきた。自分たちがいるのはカルト教団で、一度入ったら出ることを許されない狂った場所だと言うのだ。

事態を重く見たサムとジェイクは明朝迎えにくるヘリで脱出を試みようとするのだが、突如として銃の乱射が始まる。しかし、これはまだほんの悪夢の始まりに過ぎなかったのだ―。

(公式サイトhttp://sacrament-death.jp/story.htmlより引用)

ネタバレ感想

グリーン・インフェルノ』と立て続けに公開されているイーライ・ロスが製作・脚本(監督はタイ・ウェスト)した、実際にあった人民寺院の集団自殺事件をモデルにしたP.O.V(主観映像)のモキュメンタリー作品です。

現代風にアレンジして、過激な突撃取材で知られるVICE社が妹を探す兄と一緒に潜入取材するという形になっています。

お話は人民寺院の事件を知ってれば想像つきますし、予告編でもある程度流れてるので特にいうことはないのですが、最後の方の主観映像は誰が撮っているのだろう?とは思います。

まあ、映画は全編主観映像を謳ってる訳では無いのでよいのですが、自殺騒ぎが起きるまではVICEの二人の取材クルーが撮っている映像という体で話が進んでいたので、最後、自殺者を撮ってるのは誰だろう?と思った訳です。

映画はVICE社側(潜入取材する側)の役者さん達の演技を含めてドキュメンタリー感が足りなかったですかね。VICEの件も冒頭に登場するだけで、もう少し後日談とかなんか活用の仕方もあったかなぁと思います。

反対にファーザー、お父様役の人は良かったです。
延々と長い台詞をよく喋るよく喋る。
それでいてドキュメンタリーっぽく見えるように、演技演技してはならないですし。
その点、風体含め上手かったです。

このファーザー役のジーン・ジョーンズという方はコーエン兄弟の『ノーカントリー』にも出演されてるみたいですが、どの役だったか思い出せず…

またノーカントリー見るときには注意して見たいと思います。

(と思ったらガソリンスタンドの店主役の人でした!あのハビエル・バルデム演じる殺し屋シガーとの演技上手かった!名シーンの1つでした)

事実は小説よりも奇なりで、実際の事件よりもスケールダウンしてますし、映画としては可も無く不可も無くといったところだと思います。

鑑賞データ

角川シネマ新宿 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円

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