プロム・ダスク・ティル・ドーン ☆4点
予告編
映画データ
あらすじ
オーストラリアの小さな町で暮らす高校生ブレントの日常は、自分の運転する車で事故を起こし、親友のように仲の良かった父を亡くして以来、少し狂ってしまった。悲しみに沈む母親との間にできた深い溝に苦しみ、この半年間、後悔と葛藤を繰り返す毎日。優しい恋人ホリーの存在は心を慰めてくれるが、やり場のない苛立ちは決して消えない。
学生生活最後のプロムが開かれる日。ブレントは学校の廊下で、内気な同級生ローラから一緒にダンスに行って欲しいと頼まれる。誘いを丁寧に断わったブレントは、ホリーと合流するまでの間、自宅の裏山へとフリークライミングに出かける。目も眩む高さの岩肌に腕一本で宙吊りになりながら、命とは何かを自問するブレント。崖の上でひとり見つめる雄大な風景がゆっくりと暮れてゆく。と、突然背後から何者かに襲撃され、ブレントは気を失った。
目覚めるとそこはミラーボールが回り、ネオン輝く部屋のなか。タキシード姿で椅子に縛られ、傍らにはドレスを着て微笑むローラがいた。憧れの彼氏“ラブド・ワン”をパパに誘拐させ、自宅に監禁した彼女は、王冠を被ってプロムの女王に変身。抵抗するブレントの両足をナイフで床に釘付けにし、フォークで胸に記念のハートマークを刻み、唸る電動ドリルを眉間に押し当て頭蓋骨をえぐる。悪魔のプリンセスとなったローラの狂える晴れ舞台は今、始まったばかり…。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
監禁拘束陵辱拷問系ホラーです。
ですが、憧れの人とプロム・パーティーに行けなかった、悲しい乙女の恋のお話でもあります。
拷問ホラーなので痛いシーン満載ですが、肝心のところは映さないのでそれほどグロくないですし、笑えるシーンも満載です。
ポップな映像とセンスの良い音楽と相まって、カラっとした作品に仕上がってます。
本筋には全く関わらないもう一組のカップルの話が、これまたイイ味出してて笑いを誘います。
観客にも分かりやすい伏線が張られ、きちんと回収されますし、ハッピーエンドですので(拷問を受けた方にとって)スッキリすると思います。
『サイコ』のアンソニー・パーキンスみたいなお父さんや、本編時間84分ていうのが『悪魔のいけにえ』と同じだったりして、過去のホラー作品へのオマージュ的な要素もあるのかな?とか思ったりもしました。
映像・音楽、センスが良くなかなかおススメな映画です。
鑑賞データ
シアターN渋谷 月曜メンズデー 1000円
コメント