ムカデ人間3 評価と感想/500人を繋げる事だけが目的になってしまった作品

ムカデ人間3 評価と感想
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今回は完全にお祭り映画ですかね ☆2点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/167724/

あらすじ

アメリカ某所にある凶悪犯ばかりを収容した巨大監獄ジョージ・ブッシュ刑務所。絶対的独裁者として君臨する所長のビル・ボスは、自らの欲望のままに施設を運営し、秘書のデイジーを性奴隷として扱い、囚人たちの人権など無視して暴虐の限りを尽くしていた。だが、そんな無軌道な運営が祟り、彼の刑務所は全米で最も暴動が多く、職員の離職率が一番で、何よりビルが囚人たちを虐待するため医療費も全米一となっていた。あまりにも酷い状況に、州知事から解雇をチラつかされたビルは、囚人全員の去勢を思いつく。それによって囚人たちは大人しくなり、施設の経営も安定すると考えたのだ。

一方、刑務所の会計士にしてビルの右腕ドワイトは、自ら大ファンである映画『ムカデ人間』と『ムカデ人間2』をビルに見せ、この映画こそ刑務所経営を健全化させる最良のアイデアだと力説するのだった。ビルはその提案を一度は一蹴するが、試しに自らの手で去勢した囚人がまったく大人しくならなかったのを見るや、ドワイトがオランダから呼んだトム・シックス監督の「私の映画は100% 医学的に正確」という意見を聞き、500人の囚人を全員つなげてしまうという暴挙を実行に移そうとする。そうすれば、暴動は決して起こらず、食費も一人分で済むのである。その狂った計画を実行する前に、ビルは『ムカデ人間』と『ムカデ人間2』の上映会を開き、受刑者たちに見せて彼らを“刑務所ムカデ人間”にすることを発表する。そのアナウンスを聞いた囚人たちは大暴動を起こし、デイジーが襲われて植物状態になるが、ビルはどうにか鎮圧に成功。ついに、無免許医師たちによる一大手術が開始され、常人の想像を絶する総勢500人のスーパー・ムカデ人間が誕生しようとしていた…。

(公式サイトより引用)

ネタバレ感想

1、2と見ています。
1ではその繋げるというアイデア。

2では1から一転してモノクロによる容赦ないゴア描写と見るべきところがあったのですが…。

まあ、今作は観る前から想像出来るとおり、肝は500人繋げるところにあるので、500人が繋がる画の”出オチ映画”なんですが、予告とかポスターでビジュアルを見せ過ぎなので、出てきた画面の驚きも無いんですよね。

今作では刑務所長役で、1ではマッドサイエンティスト・ハイター博士を演じたディーター・ラーザーの芸達者ぶりを観る映画で、延々、「ファーーック」とか「クリトリース」とか連呼してる映画です。

2のヘンタイ童貞オタク野郎のローレンス・R・ハーヴィーとの掛け合いは殆んどコントで、ちょっとドリフっぽいなと思いました。
いかりや長介さんと髙木ブーさんみたいな感じでしょうか。

まあそもそもB級の低予算映画でしょうから、500人も繋げようとすると予算も厳しいでしょうし、繋げるだけで終わっちゃうんですよね。

逆にメイキングの方が面白いかもしれませんので、DVD化の際には特典映像で付くといいなと思います。

鑑賞データ

新宿武蔵野館 水曜サービスデー 1000円

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