実話に基づくフィクション ☆3.5点
予告編
映画データ
あらすじ
あの日、日本は消滅の危機に瀕していた。
2011年3月11日午後2時46分。
東日本大震災発生、福島第一原発では、全電源喪失の事態に陥った。
冷却装置を失った原子炉は、温度が上がり続ける。
チェルノブイリに匹敵する、最悪の事態が迫っていたのであった。巨大な怪物へと変貌を遂げる原発に対して、想定外の状況を前に、判断を誤る科学者たち。
情報不足のまま、混乱を極める官邸、そして故郷に別れを告げ避難を急ぐ市民たち。打つ手のないまま、時は刻々と過ぎ、やがて無情にも地震発生から翌日の3月12日午後3時36分、1号機の原子炉建屋が水素爆発したのであった。
続けて3号機で、2号機で、連鎖するように起こる異変。
破滅に向けてのカウントダウンは、止まることを知らなかった……。(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
東日本大震災から5日間の対応を官邸目線で描いたドラマです。
もう少し事実を淡々と追うのかなと思ってたんですけど、本作は『シン・ゴジラ』と対照的で、すごくドラマドラマしてまして、そこがあまり好きになれなかったトコかなと。
官邸側は実名で登場することから、主に脚本や台詞は官邸側からの聞き取りによるものだと思います。
東電側(映画では東日電力)はブラックボックスで、何が起こっているのか分からないので、そのまんま当時のドタバタぶりが描かれています。
主人公の記者クラブ・鍋島も、情報網は官房副長官秘書官・坂下とのホットラインのみで、事態を把握出来てない官邸以上の情報は上がってきませんので、当時のことをニュース等で知っている観客としては、もう知ってることばかりなので目新しさが無いといいましょうか…。
全体的に冗長だったので緊迫感が出ないというか、みんなが知ってることなのでもう少し情報を詰め込んでもいいかなと思いました。
情報としては目新しいものが無かったので、やっぱり東電側に切り込んでその辺のところが描写できればよかったのでしょうけど、まだ5年しか経っていないので難しかったのかな?と思います。
きっとこういう映画は今後も作られると思いますし、定期的に作られるべきだと思います。
鑑賞データ
イオンシネマ板橋 ハッピーマンデー鑑賞 1100円
2016年 92作品目 累計103500円 1作品単価1125円
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