世界にひとつのプレイブック 評価と感想/現代は心の壊れ方も大変です

世界にひとつのプレイブック 評価と感想
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前半はちょっと不快でしたが  ☆4点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/161241/

あらすじ

妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパット(ブラッドリー・クーパー)は、家も仕事も妻も、すべてを失くしてしまう。今は実家で両親と暮らしながら、社会復帰を目指してリハビリ中だ。何とか妻とヨリを戻したいパットは、彼女の理想の夫になろうと努力するが、妻は接近禁止命令を解いてくれない。

そんな時出会ったのが、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)。愛らしい姿からは想像もつかない、過激な発言と突飛な行動を繰り出す彼女に、振り回されるパット。実は彼女も事故で夫を亡くし、心に傷を抱えていた。ティファニーは立ち直るためにダンスコンテストへの出場を決意し、パットを強引にパートナーに任命する。人生の希望の光を取り戻すための、ふたりの挑戦が始まった!

(公式サイトhttp://playbook.gaga.ne.jp/より引用)

ネタバレ感想

主人公の二人は愛を失って心が壊れてるからヘンなのは当然だとして、この映画は出てくる登場人物全てが微妙にズレててどこかヘンです。

特に映画の前半は精神病院を退院したばかりの主人公が発狂してるので、カメラワークと相俟って、見ているこちらも不快な気持ちになりました(ブラッドリー・クーパーが相当役を作り込んでいる証拠だと思います)が、全体的にはコメディタッチです。

こういう登場人物がちょっとズレててどこかヘンみたいな作品は70年代、80年代のジョン・アーヴィング原作の映画を思い出したのですが、あちらはわりとクスっと笑えてハートフルな感じでしたが、2000年代にもなると、みんなもっと病んでるんだなぁと思いました。

映画としては前半に主人公の不安定さをこれでもかというほど見せ付けられますが、ハッピーエンドで終わるのでスッキリしました。

アカデミー主演女優賞を獲ったジェニファー・ローレンスもよかったですし、全ての俳優部門でノミネートされた役者陣の演技が見ものだと思います。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木 シネマイレージデイ 1300円

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