さよなら渓谷 評価と感想/贖罪の意識

さよなら渓谷 評価と感想
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贖罪の意識 ☆3.5点

予告編

映画データ

さよなら渓谷 (2013):作品情報|シネマトゥデイ
映画『さよなら渓谷』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:『悪人』『横道世之介』などの原作者として知られる芥川賞作家・吉田修一の小説を、『まほろ駅前多田便利軒』などの大森立嗣監督が映画化。
http://cinema.pia.co.jp/title/161600/

あらすじ

尾崎俊介(大西信満)と妻のかなこ(真木よう子)は、都会から離れた緑豊かな渓谷で暮らしていた。そんな長閑な町で起こった幼児殺害事件は、その実母が実行犯として逮捕されるというショッキングな結末で収束に向かっていた。しかし、事件は一つの通報により新たな展開を見せる。容疑者である母親と俊介が以前から不倫関係にあり、共犯者として俊介に嫌疑がかけられたのだ。そしてこの通報をしたのは、妻のかなこであった。
なぜ、妻は夫に罪を着せたのか。

事件の取材を続けていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、必要以上の生活用品も持たず、まるで何かから隠れるようなふたりの暮らしに疑問を抱く。そして、衝撃の事実を知る。15年前に起きた残酷な事件の加害者が俊介であり、かなこが被害者だったのだ。果たしてこの関係は憎しみか、償いか、それとも愛なのか。

(公式サイトhttp://www.phantom-film.jp/library/site/sayonarakeikoku/story.htmlより引用)

ネタバレ感想

贖罪の意識みたいのがテーマの映画なんでしょうかね?
吉田修一さんの原作は未読です。

事前の何となくの予備知識と映画序盤のシーンを見て「秋田児童連続殺害事件」をモチーフにして話が進んでいくかと思ったんですが、そこは冒頭だけであまり関係なかったですね。

参考 秋田児童連続殺害事件 – Wikipedia

原作ではもう少し取り入れられてたのでしょうか?

映画は暗く重いテーマの作品でしたが、全編の映像を通して監督の優しさが感じられました。

渓谷の木々や川の自然は綺麗でしたし、主人公がいつも汗ばんでるのも暑さが匂い立ってくるようでよかったです。

主役の大西信満さんは、初めて拝見しましたが、時折、上川隆也さんや谷原章介さんに似てる雰囲気があってかっこいい方だなぁと思いました。
ちょっと気になる俳優さんになりました。

鑑賞データ

有楽町スバル座 映画サービスデー 1100円

コメント

  1. あーさん より:

    何て言うか、罪と罰がない交ぜになったような、二人の関係に胸が苦しくなる。それでいて、二人の何気ない日常的な会話が、リアルだった。
    冷蔵庫の豆腐の会話とか。

    男を困らせたい女と、それを知っているから黙って受け入れる男。
    贖罪なのか、愛情なのか?
    複雑だけど、単純なような、、、。
    面白かった。