『バチカンで逢いましょう』評価と感想/バグダッド・カフェには及ばず

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うーん、ちょっと残念 ☆3点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

『バグダッド・カフェ』のあの不思議な心地良さと存在感を発揮していたドイツ人おばちゃん(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)主演ということで期待して観に行って参りました。

映画は冒頭、カナダの雄大な自然をゆったりと写し、いやが上でも期待が高まります。
そこにぽつんと佇む一軒家。住んでいるのはもちろんマリアンネ演じるマルガレーテです。

バグダッド・カフェの時は、まだおばちゃんだったマリアンネも今では立派なおばあちゃんになっています。

(あらすじ)
マルガレーテは一軒家の片づけをしています。夫に先立たれ辺鄙な田舎での一人暮らしを心配した娘夫婦家族が引越しを手伝っています。家を売り払って都市部の自宅に母親を呼び寄せようというのです。
娘の家に引っ越したマリアンネは洗濯機が置いてある納戸のような部屋をあてがわれます。引越しの最中、老後のことを心配した娘から切り出された老人ホームの話も引っかかります。
しかしマリアンネには楽しみがありました。娘家族とローマ旅行へ行ってバチカンでローマ法王に会うことです。
でもそれも結局、娘にうやむやにされて行けずじまい。
マリアンネはある朝、置手紙を残してローマへ旅立ってしまいます。
ローマでは勉学に励んで一人暮らしをしている孫娘マルティナを頼って家を訪ねますが、変なロッカー風の男が出てくる始末。部屋の内装もいかがわしくて何か変。聞けば間借りして住ませてもらってるという。
ローマ滞在中なんとか住ませてもらう事が出来たが、またしても納戸のような狭い部屋。
なんとなく居場所の無いおばあちゃん。
果たして滞在中にローマ法王に会うことは出来るのか?おばあちゃん!
というようなお話です。

なんかたらい回しにされるような感じは小津安二郎の東京物語のようでもあるんですが、情緒的という訳ではありません。

この映画、おばあちゃんがローマに行ってしばらくはコメディっぽい感じで、劇場内もしばしば笑いが起きていました。
なんか想像してたのと違う…

コメディも凄い面白いかといえば、それ程でもなく、孫娘達とのやりとりも結構うるさい感じでバクダット・カフェとは程遠い感じです。
もちろん全く別の映画なので当たり前なのですが…

ローマへ一人で行ってしまった母を心配して娘のマリーがローマにやってきてから、お話は母、娘、孫娘の三世代の女性のそれぞれの愛と葛藤、家族との確執みたいなお話に落ち着いていくのですが、結局、何が言いたいのかはっきりと分からず、もやもや。

ローマやバチカンの景色を魅力的に見せている訳でもないですし、マルガレーテが腕を振るう料理もとりたてて美味しそうに撮れてる感じでもないですし、映画と平行したカイザーシュマーレンもそれほど盛り上がってないですし…

どうしてゼーゲブレヒトが久々の主演映画に選んだのか、少し不思議な感じがしました。

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