『ボクの妻と結婚してください。』評価と感想/テレビマンの考えそうな企画

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一見すると感動作だが、テレビマンのエゴにしか見えない ☆2.5点

予告編はこんな感じです


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映画『ボクの妻と結婚してください。』の作品情報:テレビ業界の第一線をひた走る放送作家が余命宣告を受け、家族に残す「人生最期の企画」のため奮闘するさまを描いた樋口卓治の人気小説を映画化。愛する妻子の幸せのために、残された時間を使って妻の最高の結婚相手探しに奔走する主人公・修治を織田裕二が熱演。
『ボクの妻と結婚してください。』は2016年の映画。『ボクの妻と結婚してください。』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
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に続き、今年の余命モノは3本目の鑑賞になります。

原作、ドラマ版ともに未見です。

お話としては先日観た、「湯を沸かす」の方に近い感じですが、出てくる登場人物は圧倒的に「湯を沸かす」の方が不幸でした。

膵臓がんで余命宣告された放送作家が、妻の結婚相手を探す話ですが、その動機が、普段からテレビマンとして、「悲しみも楽しみに変える」をモットーとしていて、「妻には笑っていてほしい」、からなんですが、それがどうして、妻の夫を探すことに繋がるのかよくわかりませんでした。

余命宣告された主人公は、残された時間をどうしようかと考えていた時に、街頭モニターやテレビで流れる結婚相談所のCMを見て、妻に夫を探す計画(企画)を立てるのですが、ずいぶん安易だなと思いました。

この主人公は周囲には病気のことを隠して(唯一、結婚相談所の所長(高島礼子)でかつての同僚には話している)いるので、この企画を進める上で色々と無理が出てくるのですが、自分だったらこんな企画は立てずに、テレビでよくやる余命モノのドキュメンタリーを自らでやるかな?と思いました。

主人公は企画を立てた段階で、この企画の懸念材料として「妻が怒るかも?」というのを上げてるんですが、それが分かったとき当然のごとく妻は怒ります。
人が人を好きになる思いなんて、どうにも出来ないはずなんですが、それをお見合いさせて結婚させようなんて、どうして出来るのか理解できないので、そもそものお話として、もう自分には乗れませんでした。
もう、そういうところに「おもしろくなければテレビじゃない」的なエゴが垣間見れて、先日観た『グッドモーニングショー』同様、感覚がズレてるなと感じます。

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妻を他の男に目を向けさせるために、自分が不倫をしているように見えるドッキリをしかけるところなんかは、いかにもテレビマン的だなと思いましたし、「悲しみを笑いに変える」と言ってたわりに、妻を深く傷つけてて本末転倒してると思いました。
また、ドッキリの際に協力してもらった女子アナ的な人との写真も週刊誌にスクープされてしまう始末で、周りに迷惑ばっかりかけてるんですよね。

お相手となるインテリアデザイン会社の社長にだって、結局は自分の死を盾にしてお見合いをお願いする始末で、あんなこともうすぐ死ぬ人にお願いされたら断れません。もう、そんな自分中心の考え方ばかりなので嫌になります。

今、過労死問題で揺れている電通の鬼十則に
「周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。」
というのがありますが、まさにそれで、そういう考え方しか出来ないのかな?と思ってしまいます。

この原作、ドラマ版ではウッチャンナンチャンの内村光良さんが演じていたようですが、この主人公はコメディアン出身の方が演じた方がよい気がしました。バラエティなんかもこなせる俳優さんの方がよくて、織田裕二さんには合ってなかった気がします。

この映画で救いだったのは吉田羊さんが可愛かったことで、今年、吉田羊さんが出演された『SCOOP!』も『グッドモーニングショー』も観ましたが、今作が一番よかったです。

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カンテレ製作の映画ですが、わざわざ映画でやらなくても、連続ドラマで十分な気がします。

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2016年 127作品目 累計142700円 1作品単価1124円

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