『ラヴレース』評価と感想/華やかさの裏には…

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結構ずしんときました ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

映画館で予告編を観て面白そうだなと思い鑑賞。

伝説の映画「ディープスロート」は名前をきいたことがあるくらいかな?の知識と、主演のアマンダ・セイフライドに関しても『マンマ・ミーア』も『レ・ミゼラブル』も観なかったので初めて観る女優さん、というくらいの予備知識での鑑賞です。

映画は予告編でイメージした、普通の少女がポルノスターへの階段を駆け上がる、サクセスストーリーとそこからの転落を描いた映画かと思いましたが、実際はもっとヘビーな内容でした。

(あらすじ)
フロリダのカトリックの家に育ったリンダ(アマンダ・セイフライド)は、厳格な母との生活に息苦しさを感じていました。
そんな時に地元でバーを経営するチャック(ピーター・サースガード)という男と出会い恋に落ちます。チャックは危険な匂いのする男でしたがスマートで、リンダの両親にも気に入られ、リンダも厳格な家を早く出たかったので、二人は結婚してリンダは家を出ます。

しばらくは甘い新婚生活を送っていた二人でしたが、チャックが経営していたバーの女性従業員に売春させたかどでチャックが逮捕されてしまい生活が一変します。
金策に追われるチャックはリンダにポルノビデオの出演を要求し、二人で面接を受けに行きます。
面接の場で、監督達はリンダの容姿が月並みなため落とそうとしますが、チャックが持ってきた一本のビデオテープを観て、主演女優にすることを決めます。
リンダにはチャックが仕込んだディープスロートの特技があったからです。
スポンサーも決まり撮影もトントン拍子に進み、映画も無事公開。
映画は日を追うごとに話題となり大ヒット。リンダは一躍時の人となります。

とここらへんまで一気に描かれてましたが、観ていておやっと思いました。
普通だったら、いくら借金のためとはいえポルノ女優になるまでの葛藤とかがあるのではないかと思いましたが、その辺が全く描かれてなかったからです。

でも実はここからがこの映画のキモで、今まで観ていた場面を遡って同じ場面がリンダの視点で描かれていきます。
リンダがポルノ映画に出演するに至った経緯にはチャックの暴力がありました。
チャックに変態的なセックスを強要され、性奴隷と化していくリンダ。
暴力のためチャックに服従するしかないリンダの姿がそこにはありました。

リンダはそんな夫の暴力から逃れようと一度だけ実家へSOSを発しに戻ります。
しかし、そこには「結婚した女は夫に寄り添い、尽くしなさい」という、カトリックの厳格な教えを守る母(シャロン・ストーン)に受け入れてもらえませんでした。

結局、行き場を無くしたリンダはポルノ映画への出演を決意するという訳です。

もう自分にはこの二つのテーマが重過ぎて、ずしんときてしまいました。
悪いのはもちろんDV夫のチャックなんですが、あの時母親が守ってくれていればと思わずにはいられませんでした。

映画は6年後、チャックと別れて新しい男性と結婚し一人の子供と一緒に暮らしているリンダの生活になります。
リンダは「ディープ・スロート」へと出演するに至ったチャックとの生活の暴露本を執筆し、それが発売されます。
そのときになって初めて世間はリンダが暴力で支配されていたことを知り、またリンダの両親もその悲しい現実を知ります。

夫と子供を連れてリンダは実家を訪れます。そこでやっと母親に受け入れられてハッピーエンドですが、リンダが追った心の傷は、両親も一緒に背負っていかなくてはならなくて、それを考えるとホント辛いと思いました。

ヒューマントラストシネマ有楽町 TCGメンバーズ ハッピーチューズデー 1000円

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