クリスマス映画なのにクリスマスに公開しない謎 ☆2点
予告編
映画データ
あらすじ
今日は、世界のあちこちが、愛と平和に包まれるクリスマスイブ。だけど、クーパー家の人々は違っていた。
それぞれが抱えた秘密が今夜の晩餐会でバレないかとおそれているのだ……。子供たちが独立してからは、すっかり会話も減った、シャーロット(ダイアン・キートン)とサム(ジョン・グッドマン)の夫婦。定年を迎えたら夫婦で行こうと約束していたアフリカ旅行を妻に却下されたサムが家を出ると宣言、二人は離婚を決意する。「最後の一家団らんだから、子供たちに完璧な思い出を」と悲壮なまでに意気込むシャーロットの願いで、クリスマスが終わるまでは黙っていると約束するサム。だが当日になってサムは、「これじゃ騙し討ちだ」と不満顔。パーティーの準備に奔走する二人の胸に、幸せだった頃の家族の思い出が甦るが──。
元教師のバッキー(アラン・アーキン)は、この5年間、毎日同じダイナーに通っている。娘のシャーロットよりも可愛がっているウェイトレスのルビー(アマンダ・セイフライド)に会うためなら、マズい料理もガマンできた。自分の好きな映画のDVDを貸して感想を語り合うことが何より楽しかったが、人との付き合いが苦手なルビーに、人生を教えてあげたい気持ちもあった。ところが、他の客との会話から、ルビーが今日限りで店を辞めると初めて知ったバッキーは、ショックのあまり彼女を傷つける暴言を吐いてしまう──。
賑わうショッピングモールで、姉のシャーロットへの贈り物を探すエマ(マリサ・トメイ)。会えばケンカばかりの姉にお金を使う気になれないエマは、つい出来心でブローチを口に入れて警備員に捕まり、ウィリアムズ巡査(アンソニー・マッキー)に引き渡されてしまう。パトカーに乗せられ、涙ながらに大目に見てくれと頼んで無視されたエマは、「ロボットみたいに心がない」と巡査をなじり、自分はドクターだからカウンセリングしてあげると持ち掛ける。ゲイだと見抜かれ、親との関係を分析されたウィリアムズは、エマに少しずつ心を開き始めるが──。
シャーロットの娘のエレノア(オリヴィア・ワイルド)は、空港で一人時間をつぶしている。劇作家としてデビューしたが、その後は全く売れず、妻帯者の医師と不倫中の彼女は、何ごとにも完璧を求める母を今年も失望させると思うと気が重かった。エレノアはバーで、目的地の空港が雪で封鎖されて足止めを食らっているジョー(ジェイク・レイシー)と隣り合わせる。父親の代から軍人な上、共和党支持者という、自分とは縁のない男と意外にも会話が弾んだエレノアは、結婚相手として理想的な彼を、恋人として連れて帰ることを思いつく──。
17回目の就職面接に、あっという間に落ちるハンク(エド・ヘルムズ)。デパートのカメラマンの仕事をリストラされたことを、最近離婚した元妻のアンジー(アレックス・ボースタイン)にはもちろん、母のシャーロットにも、反抗期ど真ん中の長男チャーリー、兄想いの次男ボー、「超ウザい!」のキメ台詞が最近のマイブームの幼い娘マディソンにも隠していた。このままでは、子供たちへのプレゼントも買えそうにない──。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
本作は2016年2月19日(金)公開です。
クリスマスの日が舞台なんですけど、クリスマス付近で公開しないのが謎です。
本作は劇場での予告編は目にしなくて、スルーしてしまうところでしたが、ヤフー映画の公開スケージュールをチェックしたときに、出演者が豪華だなーと思って観に行った次第です。
あと公式サイトを見て、料理監修が『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の人だったというのも決め手です。
CBS FILMSの製作・配給って初めてみました。
アメリカの三大ネットワークの1つですよね。
映画はクリスマスのディナーでの会話がメインかと思ってましたが、ディナーまでなかなかいきません。
登場人物が多いのでそれぞれの現在の問題を描くのに1時間くらい費やしてる感じで、ディナーの時間はわりと短かったと思います。
期待した料理もあまりフューチャーされてなかった気がします。
前半でそれぞれの問題を描くのに結構な量の説明のナレーションが入っていて、これが天の声なのか何なのかわからなくて、台詞よりもかなり説明が多いなーと思っていましたが、最後になって分かります。
飼っている犬の声なんです。
犬の視点でみたクーパー家のドタバタ劇。
これ最初の方で分かるようにしてたのかなぁ?
なんかずっと違和感をもって観てたんですけど、最初の方から分かってたら観る感じも少し違ったんですけどね。
ちなみに犬の声はスティーヴ・マーティンだそうです。
ダイアン・キートン(母)とジョン・グッドマン(父)の夫婦という設定にグッときたんですけど、終始ケンカばかりで、ハートフルなクリスマス映画を想像してたのでイメージと違いました。
もちろん最後はハッピーエンドなんですけど。
ダイアン・キートン(母)とオリヴィア・ワイルド(娘)の関係も悪かったですし、ダイアン・キートン(姉)とマリサ・トメイ(妹)の関係も悪かったですし、観てるときは気がつきませんでしたが、こうやって書いてみると、それぞれの問題というよりはダイアン・キートン(シャーロット)がネック(問題)だったんじゃないかと…。
それぞれの抱えてる問題がアラン・アーキン(おじいちゃん)が倒れたことで解決するというのも何かすっきりしなかったです。
典型的なアメリカ映画、クリスマス映画って感じですが、ほのぼのとした余韻は無いんですよねー。
犬は可愛かったんですけど、個人的にはあんまり面白くなかったです。
鑑賞データ
渋谷シネパレス メンズデー 1000円
2016年 23作品目 累計28400円 1作品単価1235円
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