マーフィーの法則 的な ☆4点
予告編
映画データ
・カンヌで称賛を浴びたコメディ
・ポスターに出てる上を見上げる少女がかわいい
・カトリーヌ・ドヌーヴが出てる
くらいの情報で見てみたいなーと思い観てきました。
映画館の予告編では目にしたことなかったかな?と。
あらすじ
神様(ブノワ・ポールヴールド)は妻(ヨランド・モロー)、息子JC、娘エア(ピリ・グロワーヌ)と一緒にブリュッセルのアパートで暮らし、パソコンでいたずらに世界を支配している。ある日、人間に運命に縛られることなく生きてほしいと思ったエアは、神様のパソコンから人々に余命を知らせるメールを送る。エアは、大パニックに陥った世界を救う旅に出るが、彼女の小さくてヘンテコな奇跡は思いがけず人々の悩みを解決していく。鳥を追って北極まで大冒険に出る会社員、不死身の美女と巡り合う殺し屋(フランソワ・ダミアン)、ゴリラと恋に落ちる主婦(カトリーヌ・ドヌーヴ)……それぞれの生きがいを見つけていく人間たち。しかし、エアが最後に巡り合った男の子ウィリーは死期が目前に迫っていた……。
(MovieWalkerより引用)
ネタバレ感想
正直、導入部は少し退屈で、いや、これ寝ちゃうかなーと思ったんですが、少女が洗濯機を通って、外界に降りたあたりから面白くなりました。
ドラム式洗濯機に入るのはホイチョイの『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』みたいだな、なんて思いながら。
設定は、所謂「いじわるな神様」を主軸に置き、理想主義者な長男はイエス・キリスト。
兄と同じく父である神様に反発する妹のエア。
神様の奥さんは女神様なんですが、高圧的な夫にただ従うだけのか弱き存在。
神様はパソコンを使って人類に色々してるんですけど、父である神様に反発した少女がそのパソコンを操作して人類に余命を告げるメールを一斉送信したことによって起こる騒動をコメディ調に描いた作品です。
まー、コメディといってもおフランス式なので、そんな爆笑する感じでもなくクスッとする感じです。
いじわるな神様は人類に色々な設定をするのですが、まぁだいたいがマーフィーの法則的なやつです。
「トーストを落とした場合、ジャムを塗った面が下になる」とか、そういうのです。あるある系のやつです。
神様は人類同士を争わせようと、いじわるな設定ばかりするのですが、エアが送信したメールにより、自分の限られた余命を知った人類は、残された時間を有意義な物にしようとし、戦争などもピタリと治まってしまうのですが、そういうところもブラックジョークが効いてるのかな?と思いました。
そういえば、最近観た邦画で『世界から猫が消えたなら』も主人公が突然の病気によって余命を告げられ、その死とどう向き合っていくかというお話でしたが、テーマ的には近い感じがしました。
この映画、結構、裸の女の人出てくるんで、おっさん的にはウマーなんですけど、PG-12で大丈夫なんですかね。
特にエアは個室ストリップみたいなトコにも行きますし。
エアは現在キリストの周りにいる12人の使徒をあと6人増やして18人にしようと思って、それはなぜかというと、母である女神様は野球が好きなので、9人でやる野球が試合が出来る2チームあると18人になるので、18という数字が好きだから、使徒も18人になれば何かが変わると思って行動してるのですが、まあそれはよく分かりません。
が、面白いからいいです。
で、接触する6人にはそれぞれの背景があるのでそれを描いて物語を進めていくという展開です。
その6人の中で鳥を追っかけてあっちこっち行く人がいるんですが、そのあっちこっち行く自然が綺麗で、ベン・スティラー主演の『LIFE!』みたいだなと思って観てました。
まあすごい面白いって訳じゃないですけど、設定とか面白いなと思いますし、映像も綺麗ですし、主役の女の子も可愛いですし、ハッピーエンドなのでいいかなと思います。
一点だけ気になったのは神様が強制労働でウズベキスタンに送られるのですが、ウズベキスタンの人が見たら複雑な気持ちになるので、あれは大丈夫なのかな?と思いました。
あ、あとエンドロールを全部、刺繍でやったの凄いと思いました。
フランス語・ベルギー語?(オランダ語?)なので全然読めなかったですけど。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 モク割 1100円
2016年 62作品目 累計72300円 1作品単価1166円
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