イマジネーションゲーム 評価と感想/この2人の主演というのが謎過ぎる

イマジネーションゲーム 評価と感想
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ある意味当て書きだったのかもしれない ☆2点

テレビドラマや映画音楽をよく手掛けている作曲家・菅野祐悟の企画プロデュースで、ワハハ本舗の久本雅美と元AKBの板野友美をW主演に迎えたサスペンス。
ネット上では別の顔を持つキャリアウーマンと夫への復讐サイトで人気コテハンの主婦がひょんなことから出会い巻き込まれる騒動を描く。
監督・脚本は畑泰介、共演に寺島進、小沢仁志、東ちづる

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/175966/

本作は2018年7月28日(土)公開で、全国10館での公開です。
上映は3週目の8月17日(金)でほぼ終了してて、9月1日(土)から北海道のディノスシネマズ札幌劇場で2週間だけ公開されるようです。
配給はプレシディオ

劇場では予告編を見たことが無く、公開されるのも知らなかったんですが、いつものようにヤフー映画の公開カレンダーを眺めてたら、久本雅美さんと板野友美さんがW主演されるとあり、謎過ぎるので気になっていました。
観たいと思っていたのですが上映回数が減らされるのが早く、タイミングが合わずにいたら上映最終日に観に行くことが出来た次第です。

監督は畑泰介さん
初めましての監督さんです。
2005年に『有限会社ひきもどし』という映画を監督されてるのですがDVD化もされておらず詳しいことは分かりません。

https://movie.walkerplus.com/mv34903/

主演に久本雅美さん
映画初主演だそうでワハハ本舗のサイトを見ると生誕60周年記念の意味合いもあるようです。

主演に板野友美さん
近作は『星くず兄弟の新たな伝説』を観てます。

共演に田中幸太朗さん
近作は『エルネスト もう一人のゲバラ』を観てます。

共演に仙石みなみさん
近作は『北の桜守』を観てます。

共演に小沢仁志さん
近作は『Zアイランド』を観てます。

共演に水橋研二さん
近作は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

早見真紀子: 久本雅美
池内葵: 板野友美
池内勉: 田中幸太朗
白石久美子: 仙石みなみ
鈴木雅也(刑事): 鷲尾修斗
真夜中の女神のファン: 長州小力
探偵: ヨッピー
ホームレス: ジジ・ぶぅ
ユーチューバーならぬEX movier: ジョージ(カリスマブラザーズ)
ユーチューバーならぬEX movier: ジロー(カリスマブラザーズ)
ユーチューバーならぬEX movier: みの(カリスマブラザーズ)
巨匠建築家: 水橋研二
葵の母: 東ちづる
真夜中の女神のファン: 小沢仁志
盛岡靖(刑事):寺島進

あらすじ

大手ゼネコンで部長をつとめる早見真紀子(久本雅美)は、仕事一筋で生きてきたシングルのキャリアウーマン。会社では男性社員たちと対等に渡り合い、部下の白石久美子(仙石みなみ)にも厳しく接する真紀子は、仕事はできても女性としての幸せには縁がないまま歳を重ねてきたようである。しかしそんな彼女には誰も知らない別の顔があった。

一方、専業主婦として何不自由ない生活をおくる池内葵(板野友美)は、表向きには勝ち組であるかのように見えて、夫の勉(田中幸太朗)とは会話すらほとんどないすれ違いの日々。そのストレスをぶつけるかのように、夫に不満を持つ女性たちが集まる復讐サイトに書き込みを続けるうち、いつしかカリスマ的な人気を誇る存在になっていた。

その頃、ネット界隈では、街中に隠されたあるアイテムを探すサイトが熱い盛り上がりを見せていた。仕掛け人は「真夜中の女神」を名乗る謎の人物。彼女のゲームにハマった男たちが夜な夜な町をさまよう中、真紀子は公園で野宿しようとしている葵を見つける。秘密の復讐が勉にバレた葵は家を飛び出してきたのだった。行き場のない葵を自分のマンションに招いて面倒をみる真紀子。年齢も立場もまったく違う葵の前で、ありのままの自分を見せた真紀子は、ある計画に葵を誘う。

男性に負けないように肩肘張ってきた真紀子と、夫の稼ぎに頼って自立できていなかった葵。出会うはずのなかった二人の人生が交わったとき、それぞれの未来が動き始めた……。

(公式サイトhttp://imaginationgame.jp/intro.htmlより引用)

ネタバレ感想

「久本雅美さん×板野友美さんのW主演が謎?過ぎる」ということで観に行った訳ですが、事前に予告編とかは見ず、映画情報サイトのあらすじを読んだくらいで観に行ったら、オープニングの出演者クレジットでヨッピーなる文字を見つけ、「あのヨッピーさん?」とまたも頭が?になり、ますます謎の立ち上がりで本作は始まりました。

久本雅美さん演じる大手ゼネコン会社の部長の真紀子は200億円規模の青山再開発プロジェクトに燃えてて、水橋研二さん演じる巨匠建築家と契約したくて接待に励んでます。
会議の席では、他の男性社員は気にしてないようでしたが、コーヒーを持ってきた部下の白石に「ちゃんとコーヒー飲んで温度確かめた?ぬるいじゃない、やり直し」と軽くパワハラをかましてます。
そんなバリバリのキャリアウーマンの真紀子ですが、仕事を終えると別の顔があり、「真夜中のパンティ探し」なる動画を配信するユーチューバーで、顔出しこそしてませんが「真夜中の女神」といって崇められてるのでした。

しかし、何が悲しくて久本さんのパンティ生脱ぎを延々見せられなくちゃならんの?と思うのですが、これはある意味正しい反応で映画の作りも後からそうなってます。

ちなみに映画内ではYouTube使えないのでEX movieってサイトになってます。
そしてなぜか右上にフライデーの広告がでかでかと載ってます(スポンサーになってくれたのかしら?)

一方、板野友美さん演じる池内葵は専業主婦です。
夫が「今朝は早く出社しなきゃならない」と言って朝食を摂らずに仕事に行こうとすると、「なら前日に言ってよ」と軽くキレてお昼の弁当を持たせますが、夫は出勤途中で弁当の中身をゴミ箱に捨てます。

なんでだろう?と思ってるとヨッピーさんの登場です。

ヨッピーさんの役は夫に依頼された探偵の役で、葵の行動を監視するために家に隠しカメラを付けてました。
カメラに映ってる映像には夫の歯ブラシでトイレ掃除する様子や、台拭きの絞り汁を味噌汁に入れる様子、2週間前に作って冷蔵庫の奥に追いやられていた腐ったカレーを嬉々として夫に食べさす葵の様子などが映っていました。

うーん、2週間前の冷蔵庫のカレーって普通に食べられないですかね?

しかし葵の夫への嫌がらせはエスカレートしてきて、今度は夫の好物のクリームシチューに漂白剤混ぜるって言ってます。

なんでこんなことになってるかというと、専業主婦で暇を持て余してる葵は「夫への復讐サイト」という掲示板にハマってて、そこに最初に書き込んだ時にジャンヌ・ダルクと崇められて、人気コテハンとなってました。

映画情報サイトには人気ブロガーとかカリスマブロガーと書いてありますが、人気コテハンです。

ただ最初に書き込んだ理由は、夫が仕事で夜遅く帰ってきたときに、用意してあった夕食も食べずにベッドに入って寝ようとしたからで、葵が「食べないなら片付けといてよ」と言うと、「そんなの女の仕事だろ」と言い返されたからで、DVとかではありません。

とにかく葵は掲示板の反応が嬉しくて過激になっていくのですが、その日帰ってきた夫はクリームシチューが出されたのを見て、殺されちゃ適わんてことで、葵に録画したDVDを見せつけます。

葵は持ってる箸を落として呆然とする分かりやすい図をすると、スマホだけ持って家を飛び出します。
どこへ行くのかなぁ?と思って観てるとやってきたのは公園で、段ボールを探すと遊具の下で野宿しようとするのでした。

思わず「ホームレス中学生かよっ」とツッコみたくなりますが、いまどきはネカフェくらい行くと思いますが、まあいいです。

それだけ夫の収入に頼りきった生活だということなのでしょう。

葵は遊具の下で寝ようとしてるとパンティが押し込められてるのに気づいて取り出すと、そこに隠していた真紀子がやってきて2人は出会います。

真紀子は隠してる場所を既に配信してたので、葵をとりあえずどかして公園が見下ろせる場所に連れて行きます。
すると、すぐに数人の真夜中の女神のファンがやってきてパンティを見つけ出すのですが、その中の1人は小沢仁志さんが演じてます。
ファンたちはパンティを見つけると、近くに真夜中の女神がいないかと探すので、真紀子は建物の陰に隠れるのですが、葵はなぜかファンに手を振る(このあとも都合3回謎に手を振るシーンがあり塩対応への反動からか?)のでファンは葵が女神だと勘違いします(しかしこの伏線はこの後全く利用されません)

元AKB板野 「塩対応」の理由語る - ライブドアニュース
元AKB板野は「スター=手の届かない存在」と考えているという。握手会での「塩対応」は、あえて喋らないようにしていたため。無理して自分を作ろうとせず、自身が考えている路線をひた走っていた

真紀子は慌てて葵を引っ込めると、夫のDVに遭って家を出てきた(嘘)と言う葵を泊めてあげることにします。
部下の白石には厳しい真紀子でしたが、なぜか葵には優しく洋服も買ってあげて居候させてあげるんですが、この辺の理由はよく分かりませんでした。

葵に出ていかれた夫は葵の母親と喫茶店で話をしています。
母親役を演じてるのは東ちづるさんで清楚な格好をしてます。
夫は今回のことで葵を調べたら、大学を卒業したなどの経歴は全て嘘で中卒だったと言いますが、母親は何かの間違いだと言って葵を庇います。

しかし後日、母親が葵を呼び出すと、「夫に全てバレてる」と言います。
母親は葵の夫と会っていた時とは違い派手な服装で、「学歴も職歴もない葵は夫のような優秀な男性に頼っていくしかない」「それが嫌ならうちのスナック手伝うか?」「今ならまだやり直せるから謝って夫の元に戻りなさい」と言うのでした。

一方、真紀子の「真夜中のパンティ探し」は人気ユーチューバーのカリスマブラザーズも参戦し盛り上がりを見せます。

自分はユーチューバー詳しくないんでカリスマブラザーズ知らなかったんですが、この時の配信画面がEX movieで右上にフライデーの広告とグラビアがでかでかと出ています。

異色のYouTuberカリスマブラザーズ・ジョージはなぜYouTubeを選んだか? - ライブドアニュース
自ら“カリスマ”を名乗り、アメリカ・シアトルでYouTuberとして起業し、現在も同地を拠点に活動中。3人組の人気YouTuber、カリスマブラザーズのジョージとはいったい何者かと、少し身構えて待っていたが、現れたの

しかし、仕事の方は、接待の席で部下の白石が巨匠建築家に気に入られ、真紀子を出し抜きたい白石が女も武器にして、建築家から契約を取ってきてしまいます。
部下に頭を飛び越えられ面白くない真紀子でしたが、プロジェクトで巻き返そうと考え、ひとまず契約を祝って葵と高級レストランで祝杯を挙げます。

お酒も入り気分もよくなった真紀子は「真夜中のパンティ探し」の方もイベントとして5枚のパンティを隠すことを思い付くと、葵にも協力してくれるように頼みますが、きっぱりと断られるのでした。

いやー、葵いいですね(笑)
居候させてもらって、服も買ってもらって、タダ飯食らっても媚びない。
板野友美さんの能面のような表情の演技もハマってました。

仕方が無いので真紀子は1人で5枚のパンティ隠しにチャレンジします。
1枚、2枚、3枚、4枚と順調にパンティを隠して配信していく真紀子。
「5枚目のパンティはどこに隠そうかなぁ」と言って公園の女子トイレに入りますが、「ここではファンが入れない」と言うと、男性トイレの個室に隠します。
そして隠したことを視聴者に報告し、トイレから出ようとすると、警察官に不法侵入で逮捕されてしまいます。

逮捕される様子も配信されていたので、視聴者も驚きます。
そしてファンもすぐに隠し場所を探し当てると、警察に連行される「真夜中の女神」の姿を初めて見ます。
すると「真夜中の女神」の姿を見たファンがすぐさまコメント欄に書き込みます。

「真夜中の女神、ババアだった」と。

他のファンも「BBAだった」「ババアだった」と書き込むと、コメント欄は「BBA」「ババア」の文字で埋め尽くされ炎上するのでした。

いやー、このシーンは面白かったですね。
「このための久本さんの起用だったのか!」と合点がいきました(笑)

真紀子は警察署に連れて行かれると、寺島進さん演じる刑事に麻薬の売人と勘違いされて取り調べを受けます。

実は警察は麻薬事件を捜査していて、売人同士の喧嘩を捜査したところ、防犯カメラに配信中の挙動不審な真紀子が映っていて、売人と勘違いしてたのでした。

朝方には疑いが晴れると釈放され、警察署で待っていてくれた葵と帰ります。

真紀子はそのまま何食わぬ顔で出社しますが、男性部下の1人が「おはようございます、女神さま」と声をかけてきます。
不思議に思った真紀子は席に着いてパソコンを開くと、「真夜中の女神は大手ゼネコンの部長だった」というネット記事が社内メールで共有されてました。

それからは連日、マスコミでも報道されワイドショーの格好の餌食となります。
テレビ局はファンに取材しインタビューを流してて、ファンは詐欺で訴えてやると息巻いてます。
ファン役の1人は長州小力さんが演じてて、レポーターから「キレてますか?」と聞かれ「キレてない」を披露してくれるんですが、どのテンションで観ればいいんだこれ?(笑)
そもそも詐欺にも当たらないですし、ワイドショーで取り上げるほどのネタでもないので、バカ映画ってことでよろしいでしょうか(笑)

そんなこんなでマンション前には真紀子のコメントを取ろうとマスコミが張り付いてるんですが、そんな中、葵はどこかに出かけて行きます。
葵が向かったのは夫がいる自宅で、用意した離婚届に判を押してもらうと、なぜかパンティを脱いで置いていくのでした。

んー、全く意味不明なんですが、なぜか感動的な劇伴も流れてて、笑わせるところじゃないと思うんですが、笑っちゃいましたね。
それとも、ともちんファンのためのサービスシーンなんでしょうかね。
そういえば、葵が真紀子の家に初めて泊まったとき、シャワーシーンがあったのですが、露出度が低かったので無駄なサービスシーンだったのを思い出します。

葵がマンションに戻ると真紀子の知り合いかとコメントを求めらるんですが、華麗にスルーします。

真紀子は報道以来、自宅にこもってて報道されてるワイドショーを見てますが、意を決してマンションを出るとマスコミの呼びかけを無視して近くの公園に向かいます。
マスコミもゾロゾロついていくと、真紀子は葵にスマホを渡し、顔出しで「真夜中のパンティ探し」の生配信を始めます。
公園のベンチにパンティを置くと2人は一旦マンションに戻ります。

マスコミはパンティを探しに来る者が現れるかとカメラを構えますが、なかなか現れません。
真紀子の部屋のベランダは公園が見渡せるようになっていて、ベランダに置いたサマーベッドで寝ていた真紀子と葵が目覚めると朝になっていました。

すると1人のホームレスが公園のベンチに近づいてきます。
一斉にカメラを向けるマスコミ。
ホームレスはゴミばさみでパンティを拾うとそのまま歩いていき、公園の端にあるゴミ箱に捨てるのでした。

ホームレスはワハハ本舗繋がりでジジ・ぶぅさんが演じてるのですが、ジジ・ぶぅさんにパンティを捨てられる久本雅美さんの画がなんともシュールです。

固唾を呑んで見守っていたマスコミが落胆してると、真紀子の部下の白石が現れゴミ箱のパンティを拾います。
白石はパンティを掲げながら、真紀子に向かって「部長、戦い方を間違えてますよ」と笑ってダメ出しをするのでした。

3年後。
葵は真紀子が勤めていた大手ゼネコン会社に派遣社員として勤めてて、部長の椅子には白石が収まっています。
白石は、コピー機が壊れて戸惑っている葵に対し、こうすれば直ると言って、のび太の母親のようにチョップして直す、いい上司でした。
葵は真紀子が近くに来てることを白石に話すと、会社の近くにいる真紀子に会いに行きます。

真紀子は騒動のあと会社を退職してましたが、下着販売の会社を経営して成功していました。
また騒動のときに心配してくれた男性社員が会社を手伝っていて、結婚はまだでしたがパートナーになっていました。
葵も近況を報告すると会社に戻ります。

真紀子は近くで待っていたパートナーの元に戻ると、スマホを渡し、顔出しでパンティの生脱ぎ配信を始めると「真昼の天女」と言って映画は終わるんですが、意味不明ですし、謎過ぎるし、全く訳が分かりませんでした(笑)

意味不明だし謎すぎるし奇妙だし…ネットに出回っていたあとからジワジワくる16の画像|カラパイア
ネット上は史上最大の消費経済社会。だもんだから目まぐるしく日々様々な画像や動画は浮かんでは消え、消えてはまた復活を繰り返す。そんなこんなで見たことあるやつもないやつも含めて、意味わかんないし、目的意識すらも見失った感もあるのだが...…

いやー、評価的には☆2点なんですが、なかなかのトンデモ映画で、上映時間91分とコンパクトですし、ハナからバカ映画と割り切って見ればそこそこ楽しめる作品で、仲間で集まってポップコーン片手にワイワイガヤガヤとツッコミ入れつつ見れば楽しいんじゃないかと思いました。

あと、観る前は久本雅美さんのキャリアウーマンを全くイメージ出来なかったんですが、実際観てみると違和感なくて、さすが舞台で鍛えられてるだけあるなと思いました。
また、外見的にも若干東電OLに似ているので、そういう部分はリアリティあるんじゃないかと思いました。

鑑賞データ

シネリーブル池袋 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2018年 130作品目 累計124100円 1作品単価955円

コメント

  1. 映画ファンS より:

    街中でスタイルのいい女性の後ろ姿を見ると、思わず顔を見たくなる。
    早足で追い越し、振り返ると、若作りした醜悪なオバサンで、ガックリ。。

    強風でスカートが捲れ、パンティが見え、ドキッ!ラッキー
    よく見ると、これまたオバサン。。!Σ(×_×;)!
    男って、なんて悲しい性(サガ)の基に生まれた生き物であることか。。
    劇中ネットであれほど騒いでいた連中が
    真夜中の天使が婆婆だと知った時の落胆と怒りは、同じ男として解らなくはないが。。(笑)

    様々な作品で強面役の小沢仁志が、その真夜中の天使のファン役を演じているのにも驚いた。
    良くもまあ引き受けたものだとも思う。

    現実世界では発散しきれない鬱憤をネットの世界に求める現代社会の風潮を風刺し、それに振り回されるネット難民を笑う。マスメディアさえ、それに振り回されている。着眼点はなかなかシュ―ルではあるが、構成や展開がチ―プなところも、敢えてそれを嘲り笑っているのだろうか。。
    全方位、無理矢理哲学的に分析してみたが。。
    如何でしょう。