ヒステリア 評価と感想/電動バイブはじめて物語

映画『ヒステリア』評価と感想
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大人のおもちゃ誕生秘話 ☆4点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/161250/

あらすじ

1890年、イギリス。第二次産業革命が起こりヴィクトリア王朝は最盛期を迎えていた。その頃巷では女性たちに、すぐに泣く、異常な性欲、不感症、うつ病など様々な症状を引き起こすヒステリーが広まっていた。婦人科医の権威であるダリンプル医師(ジョナサン・プライス)は、女性特有のヒステリーに対処する“マッサージ療法”を考案する。この“マッサージ療法”は大変効果的で、ダリンプルの診療所に多くの女性患者が詰めかけるようになる。さらに、ハンサムで真面目なグランヴィル医師(ヒュー・ダンシー)が診療所に入ったことから、人気に拍車がかかる。その一方で、ダリンプル医師の娘シャーロット(マギー・ギレンホール)は“マッサージ療法”に対して嫌悪感を抱いており、非難する。ある日、“マッサージ療法”をしすぎたためにグランヴィルの利き手が動かなくなり、彼は診療所を解雇されてしまう……。

MovieWalkerより引用)

ネタバレ感想

大人のおもちゃ誕生秘話と各媒体では紹介されていたのでエロいのを想像してましたが、内容はいたって真面目な映画でした。

旧態然とした医療からの脱却や、貧困層への社会福祉、長年に渡り抑圧されてきた女性の解放など19世紀イギリスの社会問題をうまく絡めていました。

やはり物語の着眼点としてバイブの起源を遡り、元は医療行為だったというのは面白かったところで、これは全く知らなかったことでしたし、ヒステリーの治療として女性器をマッサージしていたことも初めて知りました。

映画はそこに主人公の恋愛も描いていて、物語は納得のハッピーエンドで終わりますし、新たな知識も増えたので面白かったです。

テーマはホント真面目な映画なのでカップルで観に行くといいんじゃないかと思いました。

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