淵に立つ 評価と感想/ハイウエスト気味の2タックパンツが恐ろしい

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深いようでいて、そうでもないのかな?  ☆4点

予告編

映画データ

(シネマトゥデイ)

映画『淵に立つ』の作品情報:『ほとりの朔子』などの深田晃司監督と、『私の男』などの浅野忠信がタッグを組んだ衝撃のヒューマンドラマ。ごく平凡な夫婦の前に突然ある男が現れたことにより、平穏だった日常に不協和音が響き始める様子を描き出す。『かぐらめ』などの筒井真理子と『下衆の愛』などの古舘寛治が夫婦を熱演。
(ぴあ映画生活)
『淵に立つ』は2016年の映画。『淵に立つ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
深いようでいて、そうでもないのかな?とも思える難しい映画でした。

冒頭の鈴岡家の夫婦は奥さん(筒井真理子)が旦那さん(古舘寛治)に終始敬語を使っていて、普通の夫婦じゃないなと感じさせます。

旦那さんの所に八坂(浅野忠信)が訪ねてきたときに、非常に深くお辞儀をしていたので、旦那さんは八坂に借りがあることが分かります。

奥さんは、八坂を古い友人というだけで、急に住み込みで雇ったことに、訝しんでいましたが、娘のオルガンを見てくれたことをきっかけに打ち解けるようになります。

そして、八坂の過去を告白されるのですが、八坂は人を殺していて出所してきたことを語ります。
ただこの罪の告白が変わっていて、人を殺したことよりも自分の考えが間違っていたというようなことを語ります。
具体的には、八坂の中では、約束が法よりも何よりも優先されるということ。そして他人もそう思っているだろうということ。そして、またそうした自分の考えが何よりも正しいと思っていること。その結果として人を殺めてしまったということ。です。

深いような話のシーンは他にもあって、朝食時に母と娘で話される母蜘蛛と子蜘蛛の話。それと八坂が奥さんがプロテスタントであることを見抜いて、神への信仰にネコ型(受動的)とサル型(能動的)があるということを話すシーンです。

ただ、そのどの話も深いようでいて、他のシーンに関わってくるのかというと疑問で、難しいです。

八坂は奥さんが食事時にいただきますの前に神に感謝をしてるのを見て、ネコ型と言います。八坂は殺めてしまった遺族への賠償と同時に毎月手紙を送っている自分をサル型だと思っています。

八坂は鈴岡家とピクニックに出かけた際に、奥さんと二人きりになりキスをします。奥さんも抵抗することなくキスを受け入れます。
それからの二人はさらに親密になり頻繁にキスをします。
そして旦那さんが留守の際に自宅で一線を越えようとしますが、奥さんに拒絶されます。
八坂は鈴岡の娘を殺そうとし障害が残る怪我をさせます(ここの所は直接描写がない)

きっと八坂は、初めてキスをしたときに奥さんが受け入れたことから、自分たちの関係が約束されたものだと捉え、それを拒絶されたから、暴挙に出たと思うんですが、それだと結局、罪の告白の部分でも八坂は変わって(反省して)いなかった訳で、なんとなく物語として釈然としません。自分の倫理に従って行動するサイコパスといってしまえば、それまでなんですが。

物語は、この辺りでもまだ中盤で、この後は時間軸が8年後に飛び、八坂の息子が現れ、旦那さんの過去も明らかになるのですが、結局、物語として何が言いたかったのかはハッキリとは分かりませんでした。

旦那さんは、八坂と一緒に人を殺した罪を、八坂に庇ってもらって罰を受けなかったから、罰として娘がああなった。奥さんが八坂と不倫したから罰として、娘がああなったと思っているようなんですが、ここら辺も分かるような分からない感じでした。

信仰とか、罪と罰とか、イメージとしては湧くんですが、なかなかハッキリとした捉えどころのない難しい映画でしたが、つまらない訳でもなく、むしろ面白い映画で、なかなか不思議な映画でした。

鑑賞データ

角川シネマ新宿 TCGメンバーズカード ハッピーチューズデー鑑賞 1000円
2016年 117作品目 累計132000円 1作品単価1128円

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