ヒッチコック 評価と感想/こじらせちゃったヒッチコック

映画感想

無冠の巨匠  ☆3.5点

予告編

映画データ

(シネマトゥデイ)

ヒッチコック (2012) - シネマトゥデイ
数々の傑作を世に送り出したサスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコックの知られざる素顔に迫る伝記ドラマ。

(ぴあ映画生活)

ヒッチコック|映画情報のぴあ映画生活
『ヒッチコック』は2012年の映画。『ヒッチコック』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

数々の名作を生み出しながらアカデミー賞とは無縁だったヒッチコック。
この映画はヒッチコック60才、サイコ製作時の裏話です。
作家性は二の次にしてヒット作を要求する配給会社。
人気作品を連発してるのに認めてくれないアカデミー。
目をかけた女優には裏切られ、脚本家の妻は男友達と篭って共同執筆。

というわけで60才にして完全にこじらせちゃってるヒッチコックが、エド・ゲインの犯罪に基づいたロバート・ブロックの小説『サイコ』を映画化したくなります。
しかしこの映画化は配給会社の援助を得られず、自己資金での製作となりリスクを抱えたものとなります。
様々なプレッシャーからか夢の中にまで現れるエド・ゲイン。その助言によってさらに疑心暗鬼になるという負のスパイラル。

一方でこの映画は脚本家で夫の良き理解者で裏方に徹した妻アルマにもスポットを当てています。事実かどうかは分かりませんがサイコの肝となるシーンでは夫より大胆な発想をしていて、様々なアイデアは妻によるところが大きいのではないかと思わせます。

お互いに年をとり、夫のわがままに付き合いきれず熟年離婚のような危機を迎える夫婦ですが、リスクを背負ったサイコの製作を通して改心し妻に感謝し、本来妻にも与えられるべき賞賛を二人で享受してこの映画は終わります。

結局このサイコがヒッチコック最大のヒット作となり、後にこれを超えるものが出ませんでしたが、きっと夫婦円満に暮らした結果かなぁと思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木 シネマイレージデイ 1300円

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