ハローグッバイ 評価と感想/同調圧力、お友達地獄からの解放

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主演女優2人の伸び代に期待大 ☆4点

予告編はこんな感じです

映画データはこちらからどうぞ

(シネマトゥデイ)

映画『ハローグッバイ』の作品情報:『昼顔』などの萩原みのりと『僕は友達が少ない』などの久保田紗友を主演に迎え、『ディアーディアー』などの菊地健雄監督がメガホンを取った青春ドラマ。クラスメートながらも全く接点のなかった2人の高校生が、認知症の女性との出会いをきっかけに友情を育んでいく様子を描写する。
(ぴあ映画生活)
『ハローグッバイ』は2016年の映画。『ハローグッバイ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
名匠の助監督を数多く務めた『ディアーディアー』の菊地健雄監督の第二回監督作品。
オリジナル脚本で揺れ動く女子高生たちの心を描く。主演に萩原みのりと久保田紗友

菊地健雄監督の新作が公開されるのは分かってたんですが、劇場を含めて予告編を見たことは無かったです。

タイトルを見たときは、ウチら世代ですと、もうこれしか思い浮かばないです、はい。

『さよなら、こんにちわ』っていうタイトルはあったから使えないですしねぇ。

監督は菊地健雄さん
前作の『ディアーディアー』が初監督作品です。

幻のシカ  ☆5点 予告編はこんな感じです映画データはこちらからどうぞあらすじ明治の頃には1万頭もいる...
元々、瀬々敬久監督や黒沢清監督の助監督をされてた方ですが、所々、黒沢清監督の画面みたくなったりして、上手い監督さんだなぁと思いましたよ。
4月に観た『MATSUMOTO TRIBE』では出演もされていました。

主演に萩原みのりさん
先月観た『昼顔』に出演されてました。

ポスターエロいんだからヤレよ ☆3.5点 2014年7月期のフジテレビの連続ドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」の映画化で監督はドラマ版に引き続き西谷弘。 主演もドラマ版に引き続き上戸彩と斎藤工でドラマから3年後を描く。
上戸彩さん演じる紗和が働いている海辺の食堂で黒沢あすかさんと一緒に働いてた方だと思います。

W主演で久保田紗友さん
映画は初めましての方です。
現在放送中の日本テレビのドラマ「過保護のカホコ」に出演されてます。

日テレ「過保護のカホコ」(2017年7月期水曜ドラマ)公式サイトです。
他に共演と配役は以下の通りです。

水野はづき:萩原みのり
今村葵:久保田紗友
茅野耕介/茅野幸二郎:渡辺シュンスケ
小林早紀:渡辺真起子
尊:小笠原海
瞳:岡本夏美
果鈴:松永ミチル
桃子:望月瑠菜
店長:桐生コウジ
小林敦彦:池田良
警官:川瀬陽太
冨田和枝:木野花
小林悦子:もたいまさこ

あらすじ

高校ニ年生の夏。
はづきと葵は、同じクラスにいながらも友達ではない正反対の二人。
「いつでも相談のるからね」「うちら味方だし」そんな言葉が飛び交う友達グループにいて、クラスでも目立つ存在のはづきと、それとは対照的にいつも一人ぼっちで、はづきたちに厄介事を頼まれては断れずにいる優等生の葵。
そんな二人には、それぞれ誰にも言えない秘密がある。
はづきは元カレとの子供ができてしまったかもしれないことを一人悩み、葵は忙しくて家庭を顧みない両親への寂しさを紛らわす為に万引きを繰り返していた。
ある日の学校帰り、葵は一人の認知症のおばあさんとぶつかってしまう。
そこを偶然通りがかったはづき。
二人は道に迷ったおばあさんを家に一緒に送り届けることに。
やがて、世代を越えた不思議な「友達」関係が始まる。
懐かしそうに、あるメロディーを口ずさむおばあさんが、想いを伝えられなかった初恋の人へしたためたラブレターを大切に持っていることをはづきと葵は知る。
二人はそのラブレターを渡すため、おばあさんの初恋の人を一緒に探そうと決心する…。

公式サイトより引用)

以下ネタバレ感想になります。

葵は実際にクラス委員長なのか、優等生キャラを揶揄されてなのか分かりませんが、はづきたちのグループからは委員長と呼ばれて、いつも厄介事を押し付けられています。

葵は葵で素直に従うふりをしながら、体育の授業などで教室に誰もいなくなると、はづきたちの私物(小物)を盗んで、中庭の花壇の手入れをするふりをしながら埋めるっていうドス黒さです。

はづきたちのグループも表面上は仲良さそうですが、はづきの元カレの尊と瞳が付き合ってて「私たちのこと応援してくれるよね」とか言われてますし、果鈴と桃子はその瞳とはづきの間を泳ぐような動きをするっていう闇です。

葵が中庭で小物を埋めてると中庭に面した教室ではづきと尊が話してるのが聞こえます。
はづきの生理がこないらしく、妊娠したかもしれないと焦っていて、1か月前に別れた尊の可能性が高いという話でした。
妊娠してた場合中絶費用10万円かかると言い、瞳には内緒にしてほしいと尊に言います。
葵がはづきから盗んだ小物は妊娠検査薬だったので、葵は合点がいきました。

葵の家は父が海外赴任で母が医者という家庭で、昼食代に無造作に1万円を置いとくような家庭です。
葵は親にかまってほしい寂しさからか、下校中100円ショップで度々万引きをしてます。

ある日の下校中、葵は階段のところで認知症のおばあさんとぶつかってしまいます。
そこに偶然はづきが通りかかると、おばあさんのキャリーバッグから落ちたものを一緒に拾ってあげます。
はづきは落ちた荷物の中に通帳を見つけると残高は300万円を超えてました。

中絶費用10万円が必要になるかもしれないはづきは、ここでキラーンして「おばあちゃん、銀行にお金を下ろしに行こうとしてたんじゃない?」と言います。
純粋におばあさんの家を探そうとする葵とは対照的に、よこしまな気持ちから、はづきは行動を共にすることになります。

銀行に行くと、当然のごとくおばあさんは暗証番号を思い出せません。
はづきは、誕生日だとか好きな数字だとか、と言って思い出させようとしますが、そもそもおばあさんは何のために家を出たのかも分からないのですが、時折、懐かしそうにあるメロディを口ずさみます。

一方、葵はそんな状況を楽しんでいました。
いつも独りぼっちな葵は、おばあさんの家を探しながら、休み休みゲームセンターに行ったり、一緒にファーストフードを食べたりして、おばあさんと交流を図るのでした。

徘徊するボケ老人と行動を共にするというのは、先月観た『海辺のリア』と被るんですが、この女子高生たちはエラいので警察に届ければいいと気づきます。

舞台でやった方が ☆1.5点 名優・仲代達矢が『春との旅』『日本の悲劇』に続き小林政広監督とタッグを組んだ人間ドラマ。 半世紀以上のキャリアを誇るも現在は認知症の疑いがあり、家族から見放された往年のスターを描く。 共演に黒木華、原田美枝子、小林薫、阿部寛。
お金も手に入らなそうだしってことで、はづきが飽きてくると、家探すなら警察に届ければいいと言います。

そこで近所の交番に連れて行こうとすると、おばあさんがキャリーバッグを置いたままどこかに行ってしまいます。
手には封筒を大事そうに抱えて「幸二郎さん」と誰かの幻影を追いかけてるようでした。
葵は、おばあさんは封筒に関係ある人物を探そうとしてるのではないかと思い至ります。

交番に連れていくと、すぐ家の人が迎えに来ます。
度々、徘徊してるようでお巡りさんも知ってました。
家も葵がぶつかった階段の目と鼻の先でした。

葵もはづきもそこで別れると、また明日から学校では関わらなくなります。

はづきが中庭に面した教室で授業を受けてると、何かが反射して天井がキラキラしてるのに気づきます。
反射してる先をたどると中庭の花壇で半分土に埋もれていた手鏡が光っていたのでした。

おばあちゃんの人探しを手伝いたいと考えた葵は10万円あげるから手伝ってくれないかとはづきに打診すると、金に釣られたはづきはOKします。

はづきが、葵とコソコソ会ってるのに気付いた果鈴と桃子が、何話してたの?と聞きますが、はづきは何でもないと答えます。
するとなぜか、尊以外知らないはずなのに、妊娠してるかもしれないことを心配されます。
尊が話したかもしれないと思ったはづきは、瞳には言わないでと言います。
果鈴と桃子は任せといてと言いますが、はづきたちのグループと尊はどこがどう繋がってるか分からないという闇でした。

放課後、約束通り2人でおばあさんの家に行きますが、こないだ会ったことも覚えてなく、警察を呼ばれそうになり、不審がられて諦めざるを得なくなります。
はづきは約束通り付き合ったんだから10万円ちょうだいよねと言います。

次の日、葵が下校中、度々万引きする100円ショップの前を通りかかると、以前から葵が怪しいと思ってた店長に追いかけられます。
たまたまそれを見ていたはづきも不審に思って追いかけます。
葵は走って家まで逃げ、息上がった中年の店長は諦め、はづきは店長を追い抜いて葵に追いつくのでした。

勢いで葵の家のマンションロビーまで入ったきたはづきは、家にあげてもらいます。
豪華なマンションで葵はお嬢様でした。
同じクラスでも葵について何も知らなかったはづきは両親は何やってる人なのかと聞きます。

はづきがふとごみ箱に目をやると、100円ショップで盗んだ物がそのまま捨てられてました。
はづきはそれで合点がいくと、親にかまってもらえなくて寂しくて万引きしたのかと、図星でなじります。
葵は10万円渡して口止めしようとすると、はづきは万引きなんて大したことじゃないと言います。
高校生で妊娠とかよりマシだと、どっちが悪いか選手権みたくなります。
葵がはづきから盗んだ妊娠検査薬を見せると、はづきはサイテーと呟くのでした。

この女同士の喧嘩のシーンは上手いですねぇ。
『ディアーディアー』でも中村ゆりさんと松本若菜さんの喧嘩シーンにキリキリとしましたが、菊地監督は女性同士の喧嘩シーン撮らせると上手いなぁと思います。
この喧嘩シーンでは萩原みのりさんが松本若菜さんに見える感じもあって、あら不思議でした。

葵はひとりじゃ怖くて検査出来なかったはづきを促します。
検査の結果は陰性でした。
心の底から二人は喜び合います。

はづきは果鈴と桃子にも妊娠してなかったことを伝えると、同じように喜ばれますが、それは表面上だけでした。
瞳と会うと、瞳にもよかったねと言われて、何で話が伝わってるのか訳が分かりません。

はづきは今度こそ打算無くおばあさんの人探しをやることにします。

葵とはづきがおばあさんの家を訪れると縁側に座ってます。
警戒するおばあさんでしたが、葵がメロディを口ずさむと、どうしてその曲を知ってるのと聞かれ、経緯を説明すると信用されます。

おばあさんが口にしてた「幸二郎」の手がかりはなかったので、おばあさんが持っていた写真と年賀状から昔からの友人と思われる和枝さんを訪ねます。

和枝さんを訪ねると懐かしがってくれましたが、おばあさんは覚えていませんでした。
幸二郎さんのことを聞くと、和枝さんとおばあさんともう一人の女性と、仲良し3人組で写ってた写真のもう一人の女性と結婚したのが幸二郎さんでした。

はづきと葵はおばあさんと幸二郎さんが好き合っていたのではないかと聞くと、昔は当人同士だけではどうにもならなく、そういうこともあったのよと言います。
そしてもう幸二郎さんもその女性も亡くなったと。

息子さんがいるというので訪ねていくと、おばあさんは幸二郎さんと呼び、息子さんは瓜二つでした。
おばあさんは大事に持っていた封筒を息子さんに渡し、息子さんが読み終えるとはづきたちに見せてくれました。
その封筒の手紙はラブレターではなく、幸二郎さんと結婚したお友達の女性に宛てたもので、私も結婚して2人の子供を授かって幸せだから気にしないでというものでした。
ずっと早く渡さなきゃと思いつつも2人が生きてる間に渡せなかった手紙でした。

そして息子さんはその手紙に書かれてた曲、おばあさんがよく口ずさむ曲を弾いてくれます。
その曲のことは父から聞かされてたそうで、息子さんはピアニストで自宅で教室も開いてました。

この息子さんが住んでる場所は結構ロケハンしたんじゃないかと思います。
ちょっと細い路地の坂道の途中にあって、何ともいい雰囲気の場所です。
手紙を読むシーンはテラスなのですが、そのシーンがまた黒沢清監督の画面みたくなってるんですよね。
バックの木々の葉が風で揺らめいてるんですが、黒沢清監督とは違ってギリギリ不穏な雰囲気にはならなくて、ファンタジックになるっていいますか、なかなか好きなシーンです。

2人は家までおばあさんを送ると、そこで別れます。
また明日から学校では、声をかけないと言います。

葵は100円ショップに万引きの謝罪に行きます。
親にも学校にも連絡がいき、1週間の停学となります。
停学が明けて登校すると、周囲からはよく登校できるよねとひそひそ話しているのが聞こえます。

葵が登校すると、またはづきたちのグループは面倒事を葵に押し付けようとします。
葵に頼む役をはづきに任せます。
葵に近づくはづきは面倒事を押し付けずにそのまま教室を出ていくのでした。

若者たちが思い出の人を探すっていうのは、今年観た『PARKS パークス』に近い感じです。

100周年事業で、はしゃいじゃいました ☆1.5点 橋本愛さん、永野芽郁さん、染谷将太さんが出演のわりに、あまり話題になってないなと思い観に行ってきました。 わりと良作をかけることが多いテアトル新宿が上映館というのも決め手です。
なのでお話としては『海辺のリア』+『PARKS パークス』って感じなのですが、プロデューサーと脚本家が桐朋女子の同期生だそうで、女子高ドロドロあるあるも描かれてます。
菊地監督はツイッターのプロフィール欄に「可愛い女の子には目がない」とあるように、主演のお2人を綺麗に撮れてて、所々、ハッとするようなショットがありました。


久保田さんは長澤まさみさんを彷彿とさせる感じでしたし、萩原さんの小悪魔的な感じもよかったです。

全体的にセンスのいい映画ですよね。
音楽と思い出の人っていう役どころで渡辺シュンスケさんを起用するところとか、後半グングンとヨーロッパ映画みたいな雰囲気になってきます。
神出鬼没のキーボーディスト、生誕40年を迎えた渡辺シュンスケとは何ぞや? ある時はSchroeder-Headz、またある時は佐野元春&ザ・コヨーテ・バンドの一員、そして堂島孝平や柴咲コウ、PUFFYなど数えきれないほどのアーティストのライヴやレコーディングに参加している。そんな彼の多彩な顔が見えるラ…
渡辺シュンスケさん、初めて知った方ですが三上博史さんみたいでカッコいいですね。
出てきたとき画面が締まりました。

まだ東京で1館のみの上映ですが、今後順次全国で公開されるみたいなので、お近くで上映されたら足を運ぶといいと思います。

鑑賞データ

ユーロスペース 火曜サービスデー 1200円
2017年 119作品目 累計126200円 1作品単価1061円

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