タランティーノ作品を久々に劇場で ☆4点
予告編
映画データ
あらすじ
どこまでも続く白銀の世界を疾走する1台の駅馬車が、行く手を阻む一人の男の前で停まる。北部の元騎兵隊で今は賞金稼ぎのマーキス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)、椅子代わりに座っているのは、レッドロックへ運ぶお尋ね者3人の凍った死体だ。この寒さで馬がやられ、誰かが通りかかって拾ってくれるのを待っていたのだ。馬車の客は、同じく賞金稼ぎのジョン・ルース(カート・ラッセル)。ゴツい腕にはめた手錠の先には、連行中のデイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)がつながれている。1万ドルもの賞金をかけられた重罪犯の女で、散々殴られた顔で不敵に笑っている。
迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地で、うまいコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でも揃っているミニーの紳士洋品店へ向かうが、途中でもう一人、クリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)を乗せる。マニックスは新任保安官としてレッドロックへ向かう途中だと主張するが、彼が黒人殺しの南部の略奪団の一員だと知っているルースは信じない。
ミニーの店へ着くと、ボブ(デミアン・ビチル)と名乗る見知らぬメキシコ人が現れ、母親に会いに行ったミニーの代わりに店番をしていると言う。凍えたルースはさっそくストーブの上のコーヒーを飲むが、ボブが作ったらしいそれは泥水のようにマズく、自分の手で淹れ直す。店には、3人の先客が吹雪で閉じ込められていた。まずは絞首刑執行人のオズワルド・モブレー(ティム・ロス)、洗練されているが、どこか胡散臭い英国訛りの男だ。そしてカウボーイのジョー・ゲージ(マイケル・マドセン)、無口で何を考えているのかわからない。母親とクリスマスを過ごすために帰る途中だと言うが、とてもそんなタイプには見えない。そして最後に、サンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン)、大勢の黒人を虐殺した南部の元将軍だ。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
クエンティン・タランティーノ監督作を劇場で見るのは『ジャッキー・ブラウン』以来です。
『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』『ジャッキー・ブラウン』は劇場鑑賞。
『キル・ビル』『ジャンゴ』はDVD鑑賞で、他は見ていません。
最近、映画のキャッチコピーで「タランティーノ絶賛」と謳ってる映画にハズレが多くて(タランティーノ監督が悪い訳ではありませんが)、少しネガティブになっていましたが、そこそこに面白かったです。
上映時間167分で会話が中心となると辛いかなぁ?と思っていましたが、集中してみることができました。
章立てに区切ってあるのがよかったですかね。
そのまま繋げても問題なかった気がしますが、観客の集中力を維持するには上手いやり方だと思いました。
ストーリーは『レザボア・ドッグス』の西部劇版といったところでしょうか。
レザボアドッグスの頃は『ユージュアル・サスペクツ』とかもありましたがあんな感じです。
マーキス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)が語る印象的なエピソードは『パルプ・フィクション』で黒人マフィアのボス(ヴィング・レイムス)がされたことに似てますね。
最近はボカさないから凄いです。
『レザボア・ドッグス』とか『パルプ・フィクション』を初めて観たときの衝撃には及ばず、既視感もありましたが楽しめました。
昔に比べると全然関係ないヨタ話は少なくなりましたかね。
リンカーンの手紙のエピソードくらいでしょうか。
音響に関しては、アカデミー作曲賞を受賞したエンリオ・モリコーネの音楽よかったです。
あと馬車のシーンでは絶えず御者の掛け声が入ってるのも一定のリズムが生まれて面白かったです。
というわけで、タランティーノ作品を久々に劇場で見れてよかったです。
鑑賞データ
シネマサンシャイン池袋 レイトショー料金 1300円
2016年 27作品目 累計33200円 1作品単価1230円
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