ジゴロ・イン・ニューヨーク 評価と感想/ウディ・アレンが必死です(笑)

ジゴロ・イン・ニューヨーク 評価と感想
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ジョン・タトゥーロ監督・脚本作です ☆4点

予告編

映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』本予告

映画データ

ジゴロ・イン・ニューヨーク|映画情報のぴあ映画生活
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』は2013年の映画。『ジゴロ・イン・ニューヨーク』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

「希少な本を買う人が、今では希少になった」と、自分の商才の無さを棚に上げ、友人のフィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)にボヤくマレー(ウディ・アレン)。ニューヨークはブルックリンで、祖父が始め、父が引き継いだ本屋を、彼の代でたたむことになったのだ。
妻が働いているとはいえ、4人の子どもを抱えて失業したマレーは、偶然舞い込んだ儲け話に飛びつく。かかりつけの皮膚科の女医パーカー(シャロン・ストーン)から「私とレズビアンのパートナーとのプレイに男を入れたいの」と相談されたマレーは、「一人いるけど、1000ドルかかるよ」と持ちかけたのだ。
マレーの頭に浮かんだのは、定職にも就かず、家賃も払えず、数日前から花屋でバイトを始めた友人フィオラヴァンテだった。イケメンとは程遠いことを十分自覚しているフィオラヴァンテは、最初はマレーの話に頭がおかしくなったのかと呆れる。しかし、「君はモテた。セクシーだ」などとおだてられるうちに、すっかりマレーのペースに乗せられ、気付いた時には取り分は6対4なんてことまで決めていた。
「まずは、お試しさせて。私と彼の二人で」と注文するパーカーと商談成立、モダンアートで飾られたハイセンスなパーカーの高級マンションで、フィオラヴァンテはジゴロデビューを果たす。フィオラヴァンテが持ち帰った封筒には、500ドルの“チップ”も入っていた。
フィオラヴァンテの稼ぎっぷりにすっかり味をしめたマレーはポン引きの才を発揮、軽快なフットワークと絶妙な営業トークで客層を広げていく。商売は大繁盛、どうやら女性の気持ちを理解できるという、フィオラヴァンテの“隠れた才能”が、彼女たちを惹きつけるらしい。
すべての女性を敬愛するがゆえに、ふと罪悪感に囚われるフィオラヴァンテ。そんな時もマレーに、これは女性の自尊心を持ち上げる“善行”だと諭され、またまた気が付けば、「ヴァージル&ボンゴ」という、自分たちの新しいコンビ名まで決めていた。
そんな一方でマレーは、ある女性に熱心なセールスを繰り広げていた。マレーのような不マジメなユダヤ教徒ではなく、厳格な宗派の高名なラビの未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)だ。まだ若く美しい彼女が、夫の死後ずっと喪に服している姿を見たマレーは、「人は触れ合いが必要だ」と説得し、フィオラヴァンテの“セラピー”を受けることを承諾させる。
フィオラヴァンテのアパートで、優しく背中をマッサージされたアヴィガルは、ハラハラと涙を流す。「ずっと誰も私の体に触っていないから……」という彼女の涙のワケに、心を揺さぶられるフィオラヴァンテ。2人は普通の恋人同士のようにデートを重ね始める。
2人の恋は、ジゴロにとっては“ご法度”、ユダヤ教徒にとっては“禁忌”だった。ある日、アヴィガルに想いを寄せる幼馴染のドヴィ(リーヴ・シュレイバー)の告発で、マレーは無理やりユダヤ法の審議会にかけられてしまう。ポン引きの罪は“石打ちの刑”だという、まるで中世の裁判だ。ちょうどその頃、フィオラヴァンテも自らの恋のせいで、ある窮地に陥っていた-。
果たして、2人の恋の行方は? そして、マレーの運命や如何に。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

ニューヨークで祖父の代から続く書店を閉店させてしまったマレー(ウディ・アレン)と、近所で子供の頃から知っていて、いい歳して定職につかず今は花屋のバイトで生計を立てているフィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)のちょっと年の差のある友人コンビがひょんなことから男娼ビジネスを始めるラブコメディです。

まずこの男娼ビジネスを始めるきっかけがNY的だなーと思いました。
きっかけはマレーが通院している皮膚科の女医との会話で、この女医は既婚者なんですが夫は単身赴任中で、今はレズのパートナーがいます。
で、そのパートナーとの会話で今度、男性1人を入れて3Pしたいという話になって、マレーに誰かいい人知らない?と聞いたところ、ちょうど本屋を潰してしまってこれからの収入をどうしようかと思案していたマレーの頭の中の計算機が働いてこれはお金になると思い、常々、女性にモテてると思っていたし、お金を貸してることもあるので、この女医カップルにフィオラヴァンテをあてがおうと算段する訳です。

当然のごとくフィオラヴァンテは拒否するのですが、このマレーとの掛け合いが面白い。
フィオラヴァンテは自分はイケメンでもないし女性にモテるとも思っていなかったので、マレーに友達を男娼にするのか!と言って断固拒否ります。

でもマレーは「ミック・ジャガーがイケメンか?イケメンじゃなくてもモテる。お前にはセックスアピールがある」というようなことを言って必死に説得します。もうこの映画、全体的にマレー(ウディ・アレン)が必死過ぎて笑えます。
で、それとは対照的にゆる~い感じのフィオラヴァンテとの対比がいい。
結局、家賃代などを借りている負い目もあって渋々承知するフィオラヴァンテ。

でも女性の前では、キメるとこはキメるフィオラヴァンテ。お相手した女性からの評判もいい。マレーの目は節穴じゃないんですよね。

映画はこのあと、マレーが色気を出して、自分が住んでるユダヤ人街地区のラビ(宗教的指導者)の未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)に営業して顧客になったところ、フィオラヴァンテと恋に落ちてしまい…といった感じで続きます。

この辺のトコはNYの文化やユダヤの戒律などに少し知識があった方が分かりやすいと思いますが、無くても全然楽しめます。

このところおばさんっぽい感じが多かったシャロン・ストーンも綺麗ですし、久々のヴァネッサ・パラディも映画の前半と後半では表情も変わって可愛いです。

本編90分でサクッと見れますし、お洒落なジャズの音楽に、ウィットに富んだ会話でおススメです。

鑑賞データ

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージデイ 1400円

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