あやしい彼女 評価と感想/多部未華子の魅力全開、歌うシーンは必見!

あやしい彼女 評価と感想
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多部ちゃん激カワユス  ☆5点

予告編

映画データ

あやしい彼女 (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『あやしい彼女』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:2014年公開の韓国映画『怪しい彼女』を、『舞妓 Haaaan!!!』『謝罪の王様』などの水田伸生監督がリメイクしたコメディー。
http://cinema.pia.co.jp/title/168755/

評判よさそうだったので見てまいりました。

韓国版のオリジナルは見たことありません。

アジア各国でリメイクしているらしく、オリジナルや中国版を見た方には物足りないようですが、日本版しか見てない方には概ね好評なんじゃないかと思います。

あらすじ

東京の下町。毒舌で頑固でおせっかい、トラブルばかり引き起こす73歳のおばあちゃん、瀬山カツ(倍賞美津子)は、周囲から煙たがられてばかりの毎日。女手一つで娘・幸恵(小林聡美)を育て、望むような人生を生きることができなかった彼女はある日、幸恵と喧嘩し家を飛び出してしまう。ふと目にした写真館に吸い寄せられたカツは「私がこのカメラでお姫様にしてあげますよ」と言う店主の言葉に喜び、写真を撮影。店を出るとそこにいたのは、なんと20歳の姿をしたカツ(多部未華子)だった……。麗しい容姿を取り戻したカツは、まず髪型を変え、洋服を変え、そして名前を大鳥節子と変え、失われた青春を取り戻すために新しい生活をスタートさせる。そんな中、なじみの商店街で開催されたのど自慢大会で、節子は得意の昭和歌謡を熱唱。その歌声は会場中を魅了し、歌手になるという夢が動き始める。新人を探していた音楽プロデューサー・小林拓人(要潤)にスカウトされた節子は、しがないバンドマンの翼(北村匠海)と組んでバンドデビューを果たすが、実は翼は節子の孫。長年カツに想いを寄せる幼馴染の中田次郎(志賀廣太郎)も巻き込みながら、初めて思い通りの人生を歩み始める節子であったが、そんな奇跡のような日々は長く続くはずもなく……。

MovieWalkerより引用)

ネタバレ感想

評判通り面白かったです。

オリジナル版もそうなのかは分からないですけど、『ローマの休日』をベースにオードリー・ヘップバーンのように愛らしい多部ちゃんのコメディエンヌぶりが素晴らしいです!

それと、エフェクトがかかっていると思うんですけど、多部ちゃんの歌や佇まいもとても素晴らしかったです。

この映画、ちゃんとしてるなと思ったのは、脇を固める役者陣にしっかりした人を配置していて、多部ちゃんの相手役が志賀廣太郎さんですからね(笑)

そして娘役に小林聡美さん。
このお二人とのやりとりのシーンは演技の熱量が凄くて胸が熱くなると思います。

あと志賀廣太郎さんの娘役の人も上手かったです。
劇団ラッパ屋の三鴨絵里子さんという方で初めて知りましたが、有名でなくてもこういう方をしっかり配役してくるのは素晴らしいと思いました。

それと昭和歌謡をモチーフにしているからでしょうが、金井克子さんがスクリーンで見られるとは!!
この辺のキャスティングが凄く上手いなと思いました。

導入部の倍賞美津子さんのオーバーな演技は好き嫌いが別れると思うんですが、あえて1950年代や60年代のミュージカル映画(「雨に唄えば」とか)っぽくしてたと思います。

また序盤に強烈なキャラ付けをすることによって、おばあちゃんが多部ちゃんに変わっても一本芯が通ったものになっていたと思います。

映画は概ね素晴らしいのですが、モノクロの画面になる時の時代設定が登場人物の年齢を考えると、やや厳しいかな?と思いました。

まあ、ローカライズされると日本の方が近代化が先に進んでる分、時代背景で合わない部分があると思いましたが、そもそもがファンタジックな映画なので許容範囲の内かな、とも思います。

ただ、残念なのはこの映画、日本ではヒットしてないんですよねぇ。
韓国や中国やベトナムでは大ヒットしてるのに…。

最近の邦画はちょっとアニメ原作に偏り過ぎかなと思います。
昨年から、松竹配給の邦画、そこそこ良いのがあるんですが、あんまりヒットしてないので、気の毒だなと思いますね。

製作委員会方式でテレビ局のタイアップもついて、それなりの予算もある映画だと思いますが、そういう映画にありがちな感じになっていないですし、キャスティングとかもこだわってると思いますし、オススメの一本です。

鑑賞データ

TOHOシネマズ日本橋 シネマイレージ6P無料鑑賞 0円
2016年 37作品目 累計43800円 1作品単価1184円

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