バンコクナイツ 評価と感想/東南アジアの歴史を勉強せねばと思いました

バンコクナイツ 評価と感想
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理解するのに自分の知識が足りてませんでした ☆4点

予告編

映画データ

バンコクナイツ (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『バンコクナイツ』のあらすじ・キャスト・動画など作品情報:『サウダーヂ』などの富田克也が監督と脚本を務め、タイ人娼婦(しょうふ)と元自衛官の日本人男性の逃避行を描くロードムービー。
http://cinema.pia.co.jp/title/171124/

TCGメンバーズ会員サービスデーなので、何かないかなぁと思い、鑑賞。

本作は予告編を観たことはなかったですが、映画館でポスターを見て気にはなっていました。

テアトルシネマグループ、角川シネマ、シネマートの各HPをチェックして、本作に決めていざポチろうとしたら、上映時間182分に躊躇。
邦画の3時間級は『リップヴァンウィンクルの花嫁』以来かな?

料金も特別料金で、当日一般は2000円。TCGメンバーは火・金のサービスデー関係なくいつでも1500円でしたので、サービスデーじゃなくてもよかったんですが、えいっと気合を入れて購入しました。

テアトル新宿で観たんですが、朝一は『この世界の片隅に』をやってるので、本作は1日3回上映。結構、お客さん入ってました。

あらすじ

見どころ:『サウダーヂ』などの富田克也が監督と脚本を務め、タイ人娼婦(しょうふ)と元自衛官の日本人男性の逃避行を描くロードムービー。さまざまな思いを胸に秘めながら、タイの首都バンコクを皮切りに北の国境へ、さらにヒロインの故郷へと向かう男女の姿を映し出す。『サウダーヂ』でも富田監督と組んだ伊藤仁をはじめ、スベンジャ・ポンコンらが出演。禁断のラブロマンスと複雑に交錯する物語でつづる182分の大作に言葉を失う。

あらすじ:5年前に地方から首都バンコクに働きに来たラックは、日本人御用達の繁華街タニヤ通りの人気店“人魚”でトップに登り詰める。彼女は家族に仕送りしながらも日本人のヒモ・ビンを従え、ダイヤの首輪をした犬と高級マンションで優雅な生活を送っていた。ある夜、ラックは秘密のパーティーで5年ぶりに元恋人のオザワと再会するが……。

(シネマトゥデイより引用)

「サウダーヂ」で話題を集めた映像制作集団「空族」の富田克也が監督・脚本を手がけ、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成す、失われた楽園を取り戻すための旅を描いたロードムービー。バンコクにある日本人専門の歓楽街タニヤ通り。タイの東北地方イサーンから出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店「人魚」のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしていた。ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会する。ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かうが……。第69回ロカルノ国際映画祭で、10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」を受賞した。

映画.comより引用)

くらいを事前にチェックしての鑑賞です。

ネタバレ感想

予備知識としてタイのバンコクにそういう所があるのは知ってました。
また、タイにハマる人はハマると言うのも知ってます。女性にというだけじゃなくて、日本と違ってゆったりしてるところとか。
バンコクはおろか、沖縄にさえ行ったことないので、自分がハマるかは分からないのですが。

映画の序盤はタニヤ通りにいる娼婦、そこを生業としている日本人、娼婦を買いに来る日本人客を中心に構成されているんですが、生業としている日本人の仕事とか関係性がよく分からなくて、また名前もよく覚えられないので、誰が誰のことを話してるのかよく分かりませんでした。
しかも、顔と名前が一致する日本人俳優が金城役の川瀬陽太さんだけだったので余計にそう感じました。

またシーンを観てても、このシーン必要なのかな?と思うシーンが多く、それで上映時間が長くなってるんじゃないかと思いましたが、バンコクのいろいろなところが撮りたいんだろうな、という制作陣の思いは伝わってきたので頑張って観ましたが、2列前の席で3人で来てたと思われるうちの真ん中の女性が、3~40分くらいで飽きちゃったようでスマホをいじり始め、明るくなったので集中力を削がれましたが、前の席の方が注意してくれたようで1~2分で治まりましたが、先にこちらを見ておくと関係性が分かりやすかったかもなので、自分もその女性も先にこちらを見ておけばよかったかなと。

CAST - キャスト - BANGKOK NITES

オザワ役は富田監督ご自身だったのですね。

映画は中盤くらいから何となく分かり始め、主人公のラック(スベンジャ・ポンコン)と母(ドコイー・トナヴット)の折り合いの悪さとか、オザワ(富田克也)との関係、都市(バンコク)と田舎(ノンカーイ)の問題とか、まぁ悩みや問題は万国(バンコク)共通だなと。
といいますか、序盤から中盤までの流れはこういうことですか!先に見とけばよかった…。

STORY - ストーリー - BANGKOK NITES
歴史に翻弄された一人の娼婦を軸に描かれる禁断のラブストーリー タイの首都、バンコク。日本人専門の歓楽街タニヤ通りの人気店、「人魚」でNO.1のラックは、イサーン(タイ東北地方)からバンコクへ出稼ぎに出て5年が経った。日本 …

オザワが何しに行ったのか全然分からなかったんですよね(途中ちょっと眠くなってしまったのもあります)。

ラックとオザワの恋愛部分でいえば『月はどっちに出ている』を思い出しました。

オザワがラオスに入ってからは『地獄の黙示録』みたいになったり、『TOKYO TRIBE』みたいになったり。

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終盤のラスト3~40分くらいは凄く綺麗でしたね。
特に海のシーンは特筆モノで、あれはパタヤのビーチでしょうか?
夜の海をあんなに綺麗に撮れてるのはなかなかお目にかかれないと思いました。

映画は序盤や中盤でも、ハッっとするような綺麗なシーンや、印象的なセリフ、特に沈没組の菅野(菅野太郎)が面白いこと言うんですが、いかんせんストーリーが追えてないからツラいんですよねぇ。
まあ何回も観てるうちに分かる映画で、監督もそう仰ってるようです。

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上映後、館内に貼ってある記事の切り抜きを少し読んだのですが、監督はタイに女性を買いに来る日本人がヒドいってことも制作のきっかけになったようで、こんな事件を思い出したり(これはフィリピンですが、最後のはタイ)

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最近はクレイジージャーニーのような番組も人気ですし、観光地だけでなく世界の様々なことを知るのも大事だなと思います。イギリスのEU離脱やトランプ大統領誕生のようにグローバリズムが鈍化し右傾化が進んでるので、なおさら大事だなと思う今日この頃です。

http://www.tbs.co.jp/crazyjourney/

鑑賞データ

テアトル新宿 TCGメンバーズ料金 1500円
2017年 33作品目 累計30800円 1作品単価933円

追記

と、ここまで書いてみても記事のタイトルや見出しがなかなか決まらないので、本作の記事や感想を読みましたが、盛り込まれてるテーマはたくさんあり、圧倒的に自分の知識が足りてませんでした。
こちらの感想や記事が詳しいと思います。

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自分の言葉で語るには知識が少なすぎてリンクばっかりの記事になってしまいました(汗)

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