一体全体 ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
ゼンタイとは、全身タイツを愛好する人々のことである。
人々は、様々な意味をまとって生きている。
男、女、見た目の美醜、プライド、職業。
ゼンタイの人々は、タイツをまとうことで外見や性差を越え、様々な意味から自由であろうとする。
草野球、 コンパニオン、発泡酒、レジ店員、ゼンタイ、主婦。
このエピソードが微妙にリンクしながら、ゼンタイの人々がオフ会を開く、カラオケボックスへと物語は集約していく。episode.1 草野球
メンバー不足に悩む、とある草野球チーム。真剣に話し合おうとするが、いつも話題は下ネタに。思い悩むキャプテンは…。episode.2 コンパニオン
スーパーマーケットの新オープンで集められた女性コンパニオン。“ベテラン vs 新人”が、不穏な空気を作り出し…。episode.3 発泡酒
仕事帰りに居酒屋へ繰り出した4人の男。「発泡酒を飲むのは男じゃない!」と、キレ始め…。episode.4 レジ店員
理不尽な理由から、バイトの女子4人に総口撃をくらう主任の女。言い返すこともできない彼女には、特別な場所があった。episode.5 ゼンタイ
全身タイツを愛好する、 男女11名のオフ会。タイツを着る事で快感を覚える彼らであったが、 実は、それぞれが様々な思いを抱えていた…。episode.6 主婦
ちょっとした行き違いから、レシピの盗作犯とネット上で罵られ、絶望するひとりの主婦。彼女が、そこで目にしたのは…。(公式サイトより引用)
感想
橋口亮輔監督の最新作で橋口作品は初めて観ました。
全身タイツフェチの方をゼンタイというそうですが、映画は5つのエピソードがゼンタイオフ会に繋がるオムニバス形式でした。
各エピソードはワークショップのエチュード(即興演技)から生まれたクスっと笑えるシチュエーションコメディでしたが、そこには日常で感じる他者との関わり方の違和感や息苦しさなどが落とし込まれていました。
そんな中、全身タイツを着ることによって、抑圧された日常から解放されるゼンタイの人々。
全身タイツの対極にヌーディストがありますが、どちらも自己を解放するという意味では究極的なところは一緒なのかな?なんてことを観終わったあと考えたりしました。
鑑賞データ
テアトル新宿 TCGメンバーズ 会員料金 1300円
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