オチは読めます ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
海にほど近い小さな村で、少女マリー(ソニア・ズー)は両親と暮らしていた。母(ソニア・リクター)は病気を抱えているが、父(ラース・ミケルセン)はそのことについて何も教えてくれない。村の住人たちはなぜか車椅子に乗る母を恐れており、マリーに対しても訝しむような目で見てくる。ある日マリーは職場でダニエル(ヤーコブ・オフテブロ)と出会い、孤独な二人は惹かれ合っていった。その頃、マリーの身体に異変が起こり始める。奇妙な感覚が強まっていき、やがてそれを抑えきれなくなってしまった。マリーの身体に起きた異変や彼女の母の病気には、秘密が隠されていた。抗えない運命を知ったとき、マリーとダニエルはある決断をする。
(MovieWalkerより引用)
ネタバレ感想
『ハウリング』や『狼男アメリカン』で御馴染みの狼男ならぬ狼女のお話です。
主人公の少女のお母さんはずっと体を悪くしていて車椅子生活なんですけど、何の病気かは少女には知らされてないんですね。
で、ほぼ自宅でお母さんを介護していて、定期的に注射を打たないといけないんです。
それで少女も年頃になったら体に違和感が出てきて病院で診てもらうんですが、お医者さんもハッキリしたことを言わないで、経過を見ましょうみたいな感じなんです。
このお医者さんはお母さんも往診で診てくれてるお医者さんで、何か事情を知ってるみたいなんですね。
それで色々あるんですが、まあ早い話がお母さんは狼女で薬でそれを抑えてるんですが、お父さんもお医者さんも知ってて、あと一部の街の人も知ってて警戒してるんです。
で、少女は自分も狼女だと気付くんですけど、薬打っちゃうと母親のように廃人みたいになっちゃうので、それを受け入れられないで葛藤するって話です。
まあ物語的には、狼女の話なんで特筆することはないです。
ただ最近はドラキュラ・バンパイア物の映画の方が多いのでそういう意味では珍しいかと思います。
バンパイア物の方が美しい感じにしやすいと思いますが、狼女でそういう線を狙った感じですかね。
まあ狼女なので毛深くはなっちゃうんですけど。
監督はデンマーク人のヨナス・アレクサンダー・アーンビー
ラース・フォン・トリアー監督の作品で美術アシスタントを務めていた方だそうです。
公式サイトにはノルディックミステリーとあって、ロケ地がノルウェーなのかは分かりませんが、北欧の漁村の街の風景がとても美しくて、この映画の特筆すべき点かも知れません。
主人公の少女役のソニア・ズーは本作がデビュー作らしいですが、可愛かったですね。
脱いでるシーンもあるんですが、なかなかのちっぱいでした。
お父さん役はラース・ミケルセンという方で存じあげなかったのですがドラマとかで有名な方なんですね。
鑑賞中は滝田栄さんと思って観てました。
(追記:あ、弟さんがマッツ・ミケルセンなんですね。確かに顔似てる)
恋人みたいないい感じになるダニエル役にはヤーコブ・オフテブロという方。
この方はずっと勝地涼さんと思って見てました。
上映時間85分の割にはやや長く感じましたが、凄くつまらないという訳でもなく、面白いという訳でもないそこそこな感じでした。
そういえばこの映画R15+なんですけど、なんでだろう?
映倫サイトにいくと
「父と病気の母と小さな漁村で暮らしていたマリーは、身体に異変が起き始め、やがて怪物へと変身していく。ホラー。刺激の強い性愛描写がみられ、標記区分に指定します。」
とありましたが、いうほどじゃないと思います。
PG12でいいと思いますけどね。
まあ単館系の映画で中学生が観に来る感じでもないので影響はあまり無いでしょうが、やや疑問に思いました。
鑑賞データ
ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2016年 39作品目 累計46200円 1作品単価1185円
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