妻が恋した夏 評価と感想/ドラマ部分は切ないです

妻が恋した夏 評価と感想
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ドラマ部分は切ないです  ☆2.5点

予告編

映画データ

妻が恋した夏 (2014):作品情報|シネマトゥデイ
映画『妻が恋した夏』のあらすじ・キャスト・動画など作品情報:『苦役列車』の脚本を務めたいまおかしんじが監督と脚本を担当し、夫が他界した妻の知られざる素顔に迫るヒューマンドラマ。
http://cinema.pia.co.jp/title/165827/

6人の監督が集まり、様々な愛の形を描く恋愛映画シリーズ、ラブストーリーズの第4弾でいまおかしんじ監督作品です。

いまおか作品(ピンク映画)は見たことないですが、脚本を手がけた『苦役列車』は見たことがあります。

本作も監督自身の脚本ですが、プロデューサーとの打ち合わせで「死んだ妻が妊娠三ヶ月だった」という設定だけ与えられて取り組んだ作品のようです。

あらすじ

ある日突然、妻のかおり(宮地真緒)を亡くしたサラリーマンの浩二(金子昇)は、医者から妻が妊娠三ヶ月であったことを告げられる。仲は良かったが、いつの間にかセックスレスになっていた二人の間に子供が出来るはずがなかった。自分の子ではない。いったい誰の子供なのか?

苛立ちと疑念を深めていく浩二は、不倫相手の玲子(穂花)と再会し、自分の知らなかった事実を打ち明けられる。かつて浩二の子を宿した玲子に対し、子供だけはあきらめて欲しいとかおりが頼んだというのだ。

一方で、そのことへの罪の意識と夫の裏切りに失意の生前のかおりは、小学校時代の同級生・中村(河合龍之介)と偶然に出会う。余命半年を宣告され、「死にたくない」としがみついてくる中村を、迷いながらも受け入れるかおりだったが……。

(公式サイトより引用)

ネタバレ感想

突然死してしまった妻かおり(宮地真緒)が妊娠三ヶ月だったことを知った夫・浩二(金子昇)は、自分に心当たりがなく妻の浮気を疑います。

そんなとき弔問に訪れた以前の不倫相手・玲子(穂花)から、自分が知らなかった事実を知らされます。

実は以前、浩二の子を妊娠した玲子は、かおりに浩二と別れて欲しいと家に押しかけて会ったことがあると言います。
しかし、玲子はかおりの浩二への愛の深さを知り自分が身を引きます。

そんな事を知らなかった浩二は玲子に突然別れを告げられ、かおりの元へ戻りますが、かおりは浩二が浮気していたことなど知らなかったように接します。
ただ、夜の求めだけは拒否されていました。

そんなある日、浮気相手(玲子)の子を堕胎させた罪悪感と夫の裏切りに呆然としていたかおりは小学校の同級生の中村(河合龍之介)と出会います。
中村もまたガンによる余命宣告を受け、茫然自失だったところかおりに出会い救われます。

夫には悪いと思いつつも、余命宣告を受けた中村への同情心や旧友という懐かしさから、かおりは頻繁に会うようになります。
度々、発作を起こす中村は死にたくないと泣きます。
そんな姿を見たかおりは自分に出来ることがあったら言ってほしいと言います。

かおりは中村には、はっきりとした好意はありませんでしたが、中村はかおりの事が好きでした。
中村は意を決してかおりをホテルへ誘いますが、一度拒否されてしまいます。

しかし、一度拒否したかおりでしたが、思い直して中村の元へ戻り二人は結ばれます。

それからは中村の求めに応じて体を合わせますが、かおりは妊娠してしまいます。
生んで欲しいという中村に対し、そこまでの覚悟がないかおりは産めないと言います。
中村も諦めて中絶手術に一緒に向かいますが、その途中ひどい発作で倒れてしまい病院に運ばれます。
病院のベッドでやっぱり産んで欲しいと泣く中村にかおりは産むことを決意します。

かおりは夫と別れて、中村を看取り、彼の子供を育てようと決断し、事情を記した別れの手紙をポストに投函したところで、脳の疾患により突然死してしまいます。
かおりの突然死と疑心暗鬼で生活が荒れていた浩二は、しばらくして、かおりが出した手紙が届いているのに気づきます。
そしてその手紙を読み、全てを知り、かおりの思いを知るのでした。

 

この映画、ストーリーはとても切ないです。
ただ一応エロを入れなくちゃいけなかったのでしょうか、ラブシーンはかなり多めでR15+です。

失恋殺人で初めてバストトップを披露した宮地さんですが、本作はラブシーンは長かったですがバストトップは見せていません。

WOWOWのドラマ「モザイクジャパン」でもまさかのバストトップを見せていただけに、この映画には肩透かしを食らった感じが否めません。

中途半端なラブシーンなら入れる必要性はないですし、この映画、そもそもラブシーンが無くてもよかった気がします。

なので宮地さんのバストトップを期待していくと残念なことになります。
代わりに穂花さんはきっちり脱いでいます。

余命宣告を受けた中村がまだしっかり生きてて物語的に破綻しているところもありますが、ストーリー部分はホント切ないです。

ラブストーリー部分をもっとブラッシュアップすればよい映画になったのになぁと思いました。

鑑賞データ

新宿ケイズシネマ 一般料金 1800円

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