思ってたほど悪くはなかった ☆4点
ワーナー・ブラザースが進めているDCエクステンデッド・ユニバースの第3弾で『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のその後を描いた作品。
監督はデヴィッド・エアー、主演はウィル・スミス、共演にマーゴット・ロビー
予告編
映画データ
あらすじ
世界崩壊の危機に、政府は、服役中の悪党たちによる特殊部隊”スーサイド・スクワッド”を結成。命令に背いたり、任務に失敗したら、自爆装置が作動する、まさにスーサイド(自殺)な状況の中、愛するジョーカーのことしか頭にないハーレイ・クインと正義感も団結力もない寄せ集めの10人の悪党たちは、一体どんな戦いを魅せるのか?
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
バットマンやスーパーマンは初代しか見てなくて、ノーランバットマンも今年公開されたバットマンvsスーパーマンも未見です。
本作『スーサイド・スクワッド』は映画情報サイトなどで一番初めに見たビジュアルイメージが強烈で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインのキュートさと相俟って期待しておりましたが、公開が近づくにつれて予告編などをみる限り、そうでも無いのかなぁと思い始めたり、口コミでは低評価が多かったりしたので、かなり期待値を下げて観ました。
冒頭のそれぞれの凶悪犯を紹介するくだりは、なかなか面白かったのですが、ハーレイ・クインとデッドショット以外のメンバーはかなり端折られてるなぁという印象がしました。
そこからアクションまで行く間が、かなり中だるみしたのと、ストーリーがちょっと分かり辛いと思いました。
特に政府組織側の人の話してることがちんぷんかんぷんであんまり頭に入ってこなかったです。
観てて思ったのは、やっぱり悪人チームを作るための説得力が弱くて、ジョーカーとか出てくるんだったら、バットマン出せばいいじゃんと思ってましたが、それはちゃんとオチがありました(が、あのオチもどうなの?という気はしますが…)。
チームのメンバーではやっぱりハーレイ・クインはかなり魅力的に描かれていましたし、見せ場も多く作られていたと思います。
実際、『フォーカス』でウィル・スミスがマーゴット・ロビーと共演したときにマーゴットのことをいたく気に入り、本作のハーレイ役に推薦した経緯がありますので、ほぼウィル・スミスとマーゴット・ロビーの映画だった気がします。
それから、日本人の出演で話題になりましたカタナ役の福原かれんさんですが、福原さん自身にどうのというのは無いのですが、カタナの設定がいまいちかなぁと思いました。
あの役は水戸黄門だったら風車の弥七だと思うんですが、ずっとチームに帯同してるので最凶チームの一員みたくなってしまっていて…。
大佐を守るって設定なので普段は姿を隠していてピンチのときだけ現れるというのが理想なのかなと(でもwikiみたら志願してチームの一員になったって書いてありますね。劇中にそういう説明あったかな?)。
あと、キャプテン・ブーメランは存在感薄かったですね。
あんな描写ならチームに必要だったかな?という疑問が。
スリップノットにいたっては、首に埋め込まれた爆弾が本当かどうかを確かめるだけの存在に成り下がっていて、やっぱり最凶チームをつくる動機が弱い気がしました。
逆によかったのはディアブロで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のグルートみたいで、あの自己犠牲の精神にはうるっときました。
チームの結成の動機の弱さと中盤の中だるみを除けばそんなに悪くなかったと思います。
ジョーカーとハーレイのカップルは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』や『トゥルー・ロマンス』のカップルみたいな感じで、むしろあっち側からの視点で描けば面白かったんじゃないかなと思いますが、そうするとDCエクステンデッド・ユニバースにならないか。
追伸:レビュー書いて読み返してたら、首に埋め込まれた爆弾って、西遊記みたいな話しだと思いました。
あと、ハーレイ・クインのホットパンツ見て思い出しましたが、ホットパンツといえばフーターズでしょう!
鑑賞データ
丸の内ピカデリー SMTメンバーズ 次回割引鑑賞クーポン 1200円
2016年 107作品目 累計120800円 1作品単価1129円
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