ヒッチコックテイスト ☆4点
予告編
映画データ
あらすじ
あらゆる情報が行き交う都市ニューヨーク。
28歳のエミリー(ルーニー・マーラ)は最愛の夫マーティン(チャニング・テイタム)をインサイダー取引の罪で収監され、幸福の絶頂から絶望のどん底に突き落とされる。
その数奇な人生はマーティンの出所により好転するかと思われたが、夫の不在中にうつ病を再発させていたエミリーは自殺未遂を犯してしまう。
そこで担当医になった精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は彼女に新薬を処方するが、今度は薬の副作用で夢遊病を発症してしまった。
しかし、その薬のおかげで夫との関係も回復したと言い張るエミリー。
服用を辞めたがらない彼女だったが、ある日遂に夢遊病状態のまま、殺人事件を起こしてしまう。
主治医の責任を問われ、キャリアも家庭も失いかねない窮地に追い込まれたバンクスは、自らの名誉のため、独自の調査に乗り出し、このセンセーショナルな殺人事件の背後に渦巻く衝撃的な真実に迫って行くのだった・・・。(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
ヒッチコックばりの懐かしい感じの巻き込まれ型サスペンスです。
しかし映像は少し湿った感じのソダーバーグ調にしっかりなっていました。
脚本も無理が無くてストンと落ちますし、ちゃんと最後は正義が勝つのもいいですよね。
思うに、こういうあまり無理のない脚本って、70年代とか80年代とかのサスペンスドラマや映画では、わりとあったと思うんですけど、最近のドラマや映画ってちょっと無理なところとか多い気がするんで、話としてはしっくりきたので面白かったです。
ソダーバーグ監督はあと、テレビ用映画の1作を残して休業ですか。
思えばデビュー作の『セックスと嘘とビデオテープ』で心の病を抱えた人たちを描いて、最後の作品ではそれを詐病する人を描いたのですね。
作品としては小粒な感じは否めませんが、約四半世紀に渡りお疲れ様でした。
今後はテレンス・マリック監督のように、気が向いたらたま~に撮ればいいんじゃないかなぁと思います。
鑑賞データ
TOHOシネマズみゆき座 シネマイレージデイ 1300円
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