ジェームズ・ガン監督ありがとう! ☆5点
予告編
映画データ
あらすじ
“スター・ロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)をリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな巨漢ドラックス(デイヴ・バウティスタ)、ツンデレ暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)など、偶然出会って勢いで結成された宇宙のはみ出し者チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”。小遣い稼ぎに仕事を引き受けた彼らは、なぜか“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受け、宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に。間一髪、ガーディアンズを救ったのは、“ピーターの父親”を名乗る謎の男エゴ(カート・ラッセル)と、触れただけで感情を読み取れるマンティス(ポム・クレメンティエフ)だった。仲間からの忠告にも関わらず、次第にエゴに魅了されていくピーター。その姿を目にしたチームの間には、亀裂が生じてゆく。そこへ、ピーターの育ての親ヨンドゥ(マイケル・ルーカー)率いる宇宙海賊の襲撃が。さらに、銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯してゆく。果たして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、失われた絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか? その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった……。
(MovieWalkerより引用)
ネタバレ感想
前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のときの感想はこちらです。
もう前作鑑賞時から2年半越しで楽しみにしていた作品で、映画館で下の予告を観るたびに嬉しくってウルってきてました。
この予告編は今年公開の洋画では『ラ・ラ・ランド』の予告編の次くらいに目にしたんですけど、このバージョンしか観てなく、どんな内容かも全く分からなかったんですが、楽しさだけは伝わってくるというとてもいい予告編だったと思います。
前作ではおっきな木だったグルートが、自分が犠牲になることでみんなを助け死んでしまうのですが、木の破片が残ってたのでそれをロケットが鉢植えにしたところ苗木になって生まれ変わったのが本作で、前作ではグルートの優しさ、今作では可愛さが際立っていたと思います。
そんな本作を観た感想は、もう、とにかく冒頭から楽しいんです。
前作で見るからに悪くて強い敵ロナンをやっつけた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の面々は宇宙で名をあげ、ソヴリン人ていう金ピカの人たちから、アビリスクっていう超キモい怪獣からバッテリー施設を守るよう頼まれ戦います。
前作では戦力になってたグルートが今作ではベビーなので戦力にならなくて画面の前で踊ってます。
かかるBGMはポップスの魔術師と呼ばれるジェフ・リンを中心としたグループ ELOの「ミスター・ブルースカイ」
その背後でピーター・クイル(スター・ロード)、ガモーラ、ドラックス、ロケットが一生懸命戦ってるのがおかしくってサイコーなんです。
無事倒して報酬を受け取ってソヴリン星から離れるんですが、根が悪党だからロケットがちゃっかりバッテリーを盗んできちゃったので、ソヴリン人の怒りを買って追っかけられます。
ソヴリン人は遠隔操作で大量の戦闘機を操作して攻撃するんですが、もうアーケードゲームのノリなんです。
攻撃されるガーディアンズはたまったもんじゃないんですけど、あのシーンは完全にギャラクシアンのノリです。
ギャラクシアンからギャラガみたいにパワーアップした敵機に挟み撃ちにされると、絶体絶命に陥るんですが突然敵機が一掃されます。
見ると近くに卵型の宇宙船の上に乗る人影が。
宇宙なのに外に人がいるっていうのが凄いんですが、とにかくガーディアンズが近くの惑星に不時着すると、卵型の宇宙船も降りてきて、中からさっきの人が出てきます。
出てきた人はここのところ『バーニング・オーシャン』『ワイルド・スピード ICE BREAK』と立て続けに目にするカート・ラッセル御大。
降りてくるとピーターにお前の父ちゃんだと言います。
前作でお母さんが死んで1988年の地球から誘拐されてしまったピーターの出生の秘密が本作で分かるという仕組みです。
父ちゃんはエゴって名前で自分の星を持ってて、というか惑星そのもので神様みたいな人なんですけど、ピーターは神様と地球人のハーフだってことが分かります。
前作の感想でも少年ジャンプ的だと書いたんですけど、オラ、もうドラゴンボールみたいでワクワクすっぞ!
当初は父ちゃんと信じられなかったピーターですが幼い時に出来なかった父親とのキャッチボールなんかをすると父ちゃん!ってなります。
「イフユービルドイット、ヒーウィルカム」の『フィールド・オブ・ドリームス』状態です。
キャッチボールするための球なんかも、父ちゃんから元気玉の作り方を教えてもらって作ったので、次作ではかめはめ波出ると思います。
前作ではロナンって敵の上にガモーラの養父であるサノスっていう悪の大親玉が出て来たんですけど、今作では出てこなさそうなので悪は誰だろう?って思って観てます。
ピーターとガモーラとドラックスがエゴの星にいる間、ロケットとベビー・グルートは不時着した星でお留守番してると、地球からピーターを誘拐して世話してたヨンドゥって青い顔の男が現れます。
なんでもソヴリン人から捕まえてくるよう請け負ってきたということで、抵抗むなしくロケットたちは捕まっちゃいます。
またヨンドゥにも、裏切ったピーターに甘いってことで仲間割れが生じ、結果的に捕まってしまいます。
同じ檻に入れられたロケットとヨンドゥ。
元は敵同士でしたが、檻から脱出するために協力します。
ベビー・グルートを使って、ヨンドゥの矢を操る能力を司る頭のとさかを取りに行かせるんですが、ここでベビー・グルートによるモノボケショーの始まりです。
ジェームズ・ガン監督、笑いを取りににきてるところでも、きっちり笑わせてくれる手腕はさすがです。
ヨンドゥから、ピーターの出生の秘密と誘拐の背景を聞いたロケットは檻からの脱出に成功すると、ピーターを救うためヨンドゥと共にエゴの星に向かうっていうのが、本作のあらすじの本筋になります。
そこにガモーラとネビュラによる姉妹の対立や
ロケットとヨンドゥの同じ境遇からの共感
アニマル浜口さんみたいにワッハッハと笑う事はいい事だのドラックスと
新キャラのマンティスとの交流
が描かれ、どのキャラクターにも満遍なく光が当たるよう描かれてます。
ツイッターでの感想も観た人は絶賛、語彙力崩壊する感じです。
ですが、このシリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバースの中でも出色の出来なんですけど、前作もそうなんですがヒットしないんですよねぇ。
観たら絶対に面白いですし、音楽も重要で映画館で観てこその作品ですので、是非観に行って頂きたいです。
鑑賞データ
新宿ピカデリー SMTメンバーズ割引料金 1200円
2017年 78作品目 累計82000円 1作品単価1051円
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