うーん、ちょっとクドいかな ☆3点
予告編
映画データ
スタッフ
監督・脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽: エンニオ・モリコーネ
撮影監督: ファビオ・ザマリオン
編集: マッシモ・クアッリア
美術: マウリツィオ・サバティーニ
キャスト
エドワード・フィーラム教授: ジェレミー・アイアンズ
エイミー・ライアン: オルガ・キュリレンコ
ヴィクトリア: ショーナ・マクドナルド
オッタヴィオ: パオロ・カラブレージ
アンジェラ: アンナ・サヴァ
エイミーの母親: イリーナ・カラ
あらすじ
著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、皆には秘密の恋を謳歌していた。しかし、そんなエイミーの元に突然届いたエドの訃報。現実を受け入れられないエイミーだが、彼女の元にはその後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続ける。エドの遺した謎を解き明かそうと、エイミーは彼が暮らしていたエディンバラや、かつて二人で時間を過ごしたイタリア湖水地方のサン・ジュリオ島などを辿りはじめ、そこで彼女が誰にも言えずに封印していた過去を、エドが密かに調べていたことを知るが―。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
父親ぐらい年の離れた天文学教授エド(ジェレミー・アイアンズ)と付き合っている学生兼スタントマンのエイミー(オルガ・キュリレンコ)が、ある日大学の講義に行くと、エドが突然死んだことを知ります。
付き合っていたのに病気のこととか全く知らされてなかったエイミーは大変ショックを受けますが、その日から死んだはずのエドから、手紙やメールやビデオレターなどが届き始めます。
エドの死が間接的な情報でしかなく、受け入れられないエイミーは、エドの死の真相を知ろうと、エドや二人にゆかりのある場所を訪れますが、何かのきっかけで怒ってエドからのビデオレターなどを削除してしまった(ここら辺はちょっと寝てしまったので記憶が曖昧)ら、それ以降、手紙やメールが届かなくなったので、焦ったエイミーは、何とかそれらを復活させようと駆けずり回るうちに彼の真意に気づくというお話です。
エイミーは以前、自分が運転した車の事故で、自分は助かったが父親を死なせてしまっていて、凄く自分を責めてるのと同時にファザコンの気があるんですね。
だから刹那的な生き方もしていて、学生であると同時にスタントマンの仕事もバイト的にしつつ、父親ぐらい年の離れた教授と付き合ってる訳なんですが、父の死に関しては教授には秘密にしています。
それと、それらのことが原因で母親とも疎遠になっているんですが、生前の教授はそれらの秘密というか彼女の抱えている問題を察知していて、それを解決しようとしたけど、自分の死期が近いこともあったので、自分の死後それらが解決するように色々手を打っていたというのが、死後も送られてくるメールや手紙の真相です。
ミステリーとありますが、事件性があるものでは無いので、ミステリー要素は薄い気がします。
まあ見てて思うのは死後も行われるツンデレで、教授ももういいおじいさんなのに、よくまぁ情熱的だなぁと思いました(笑)
結構そのラブラブ感が凄くて、天文学やってるので星に例えたりするんですが、それがまた何言ってるのかよく分からないので、ちょっとクドい気がしました。
面白かったのはエイミーの設定のスタントマンで、ちょうどオルガ・キュリレンコの前作『その女諜報員 アレックス』がスパイアクションだったので、劇中でそれを撮っているんじゃないかと思ってニヤニヤして見てました。
あと、なんか無駄にヌードを見せてくれるので目の保養になりました。
削除してしまった映像を、復活させて見るシーンは『ニューシネマパラダイス』の最後でキスシーンのフィルムを見るのと同じだったので、トルナトーレ監督進歩してないなぁと思いました。
エンニオ・モリコーネの音楽もモリコーネにしては大したことなかったので、もう全盛期は過ぎてるのだなぁと少し寂しくなりました。
トルナトーレ監督の前作『鑑定士と顔のない依頼人』も愛のミステリーで、ミステリーとしてはそちらの方が面白かったのですが、見終わったあとの寂しい感じは今作も一緒で、なんか最近のトルナトーレ監督寂しい感じがいたします。
鑑賞データ
TOHOシネマズシャンテ TOHOシネマズデイ鑑賞 1100円
2016年 115作品目 累計131000円 1作品単価1139円
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