パーソナル・ショッパー 評価と感想/フランス版シャマラン?

パーソナル・ショッパー 評価と感想
スポンサーリンク

クリステン・スチュワートのおっぱいで+0.5 ☆3点

『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートが『アクトレス~女たちの舞台~』でアメリカ人女優としては史上初となるセザール賞(フランスのアカデミー賞)助演女優賞を受賞したオリヴィエ・アサイヤス監督と再び組んで第69回カンヌ国際映画祭(2016年)で監督賞を受賞した作品

予告編

映画データ

パーソナル・ショッパー (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『パーソナル・ショッパー』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:『アクトレス ~女たちの舞台~』のクリステン・スチュワートとオリヴィエ・アサイヤス監督が再び組み、第69回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したミステリー。
http://cinema.pia.co.jp/title/172012/

本作は予告編も見たこと無くて、ヤフー映画の公開カレンダーを見ててもパッとしなかったんで、スルーでいいかなぁと思ってたのですが、上映スケジュールがちょうどよかったのと、カンヌ映画祭で監督賞を獲ってるのと、最近、ちょっと気になるクリステン・スチュワート主演てことで観てきました。

作品紹介見たときにミステリーとかスリラーって書いてあったんで、事前情報入れないようにして観ました。

監督はフランス人のオリヴィエ・アサイヤス
元々は映画批評誌の批評家だった方のようですが、初めましての方で作品は初めて観ました。
なので特に書くことがありません。

主演はクリステン・スチュワート
先日観た『カフェ・ソサエティ』で気になった次第です。

カフェ・ソサエティ 評価と感想/ラ・ラ・ランド的恋愛回顧
ウディ・アレンのナレーションがかなり多い ☆3.5点 予告編 映画データ ニューヨーク派の巨匠ウディ・アレン監督の最新作は1930年代のハリウッドとニューヨークを舞台にしたラ・ラ・ランド的な恋愛回顧映画でした。 ウディ・アレン監督は1970...

バイセクシャルらしいです。

http://ellegirl.jp/article/c_kristen_stewart_on_why_she_decided_to_come_out_17_0308/

他に共演と配役は以下の通りです。

モウリーン: クリステン・スチュワート
インゴ: ラース・アイディンガー
ララ: シグリッド・ブアジズ
アーウィン: アンデルシュ・ダニエルセン・リー
ギャリー: タイ・オルウィン
警官: アンムー・ガライア
キーラ: ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテン
ヴィクトル・ユーゴー: バンジャマン・ビオレ
カサンドル: オードリー・ボネット
ジェローム: パスカル・ランベール

あらすじ

忙しいセレブに代わって服やアクセサリーを買い付ける“パーソナル・ショッパー”としてパリで働くモウリーン。
飛びぬけたセンスで完璧に仕事をこなしていたが、最愛の双子の兄が亡くなり、悲しみから立ち直れずにいた。
そんな中、携帯電話に奇妙なメッセージが届き始める。
まるでモウリーンを監視しているかのように、居場所や行動を把握していて、送り主の発する命令に従わざるを得なくなる。
そうやって送信者は、モウリーンの別人になりたいという秘めた欲望を暴いていく。
やがて周りで次々と不可解な出来事が起こり、遂には殺人事件へと発展する。
果たして、謎のメッセージの正体とそれが意味するものとは─?
セレブとファッション業界と殺人事件─ 今、妖しくも華麗な禁断の扉が開く─!

(公式サイトより引用)

ネタバレ感想

まずこの映画、非常に分かり辛いです。

最初のシーンは、ララ(シグリッド・ブアジズ)の運転する車でモウリーン(クリステン・スチュワート)が古いお屋敷に入って来るんですが、ララは明日迎えに来ればいい?って聞いて帰っちゃいます。
で、モウリーンは一人で屋敷に入って、バルコニーへ出る立て付けの悪い扉を開けたりするんですが、特に何をするわけでも無いのです。

するとやがてラップ現象がするので、特に怖がる訳でも無く、その音がする方に行ったりして館内を歩くんですが、電気付けてないので暗いんですね。
それが結構長くて何やってるのか分からなくてしんどくて眠くなっちゃいました。

それでまた別の日も、同じようにラップ現象を調査してたんすが、どうやらルイスって人の霊が来てないか気にしてるみたいなんです。
ララはその屋敷を買いたいという人がいるので、モウリーンに調査させてるのかな?と思って、ララは不動産屋か何かかな?と思ったんですが、これ後の方になると分かるんですけど、モウリーンの義理の姉(兄嫁)なんです。

ルイスっていうのはモウリーンの双子の兄なんですけど、この兄妹は先天的な心臓の奇形があるらしいんですが、お兄さんが心臓発作で急逝しちゃったんですね。
それでまたややこしいのがこの兄妹は霊媒師らしくて、といっても霊媒師で生計を立ててる訳じゃないので、霊感体質みたいなものだと思うんですが、どっちかが先に逝ったら霊としてちゃんと知らせる、サイン送るみたいな約束をしてたんですね。
で、そのルイスの霊が来てないかを確認してたみたいなんです。

そのお屋敷はララとルイスが住んでたみたいなんですが、2人は木工職人でして、ルイスが死んだあとララが売りに出してたみたいで、木工職人仲間の友人夫妻が買いたいと言ったので、ルイスの霊を確認してたんですが、どうもルイスの霊は来てなくて、その割にはラップ現象が激しくて、しまいにはポルターガイスト現象まで起きるんですけど、結構、邪悪な霊がいたみたいなんですが、エクトプラズムを吐き出して消えたので、友人夫妻も安心して住めるね、よかったね、という事でこの屋敷の話は終わりです。

とにかく序盤の屋敷のくだりがつまらな過ぎてかなり眠かったんですけど、診察シーンでクリステン・スチュワートの突然のおっぱいで目が覚めました!
モウリーンは生まれつき心臓の奇形があるんで、定期的に病院で検査してて、お兄さんのこともあったんで心配してるんですが、お兄さんもたまたまだし、モウリーンも問題ないよとお医者さんからお墨付きをもらって安心します。

モウリーンはキーラ(ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテン)って人のパーソナルショッパーをしてるんですが、キーラって人が女優さんなのか何なのか分からないです。
ただゴリラの話をしてました。保護活動家かな?
まあセレブであることは間違いなくて、パーティーでカール・ラガーフェルドと写ってました。

パーソナルショッパーって買い物代行だから食品とかも買ってくるのかな?と思ったら、モウリーンの場合はファッション専門のようで、仕組みがよく分からないんですが、自分のセンスで色々買っちゃっていいのかな?とか、借りてきてるものもあって半分スタイリストみたいなものなのかな?と思ったりしました。

ある日、モウリーンがお店に返さなきゃいけないレザーパンツがあったんでキーラの家に行ったら、キーラが弁護士とベッドルームに籠ってゴリラの件で電話してます。
リビングにはインゴ(ラース・アイディンガー)っていうモウリーンには初めましての人がいるんですが、この人はキーラと付き合って2年になる彼氏だそうで、ゴリラの件が終わるまで待たされてるそうですが、どうやらキーラから別れを切り出されるようです。
レザーパンツはキーラが気に入って買うとなったので、ホントは1点モノで返却しなきゃならないんですが、たぶんモウリーンはお店に謝る感じになるんだと思います。

キーラとの約束でモウリーンは買う商品を試着しちゃいけないんですが、服を買いにいったときにTMレボリューションみたいな服を店員さんに勧められて試着しちゃいます。

キーラには秘密にしとこうと口裏を合わせることも忘れません。

ある日、モウリーンはユーロスターでロンドンに買い付けに行くんですね。
ユーロスターだとパリからロンドンまで2時間ちょっとで行けるみたいです。

それで、出発する電車待ってるとLINEみたいなSNS(ヨーロッパでもLINE使えるみたいなのでLINEかも)にアンノウンて表示された見知らぬ人からメッセージが入ります。
「お前を知ってるぞ、見てるぞ」って。
モウリーンは気持ち悪いので、誰?って聞くんですがのらりくらり。
もしかしてルイスかも、と思うんですがそれも違います。
とにかく電車が往復4時間くらいあるので、相手のペースに巻き込まれてやりとりします。
結構このやりとり長くて映画観に来てんだかLINEの画面見に来てんだか分からないです。

ロンドンで買い付けた品を留守宅のキーラの家で片付けてると、またアンノウンからメッセージが。
買ってきた服に着替えちゃえってそそのかされるとモウリーンもその気になって着ちゃいます。

クローゼット行くとモウリーンが服脱ぎだして、ここでまたパンツ1丁のクリステン・スチュワートのヌードが拝めます。
ナイスアシスト!アンノウン
ちなみに公式サイトの下の写真見ると、微かに乳首透けてます(PC推奨)
ナイス公式サイト!(公式サイトリンクきれちゃいました2018/1/24)
そしてベッドで軽くオナニーしてキーラの家に泊まっちゃうモウリーンなのでした。

モウリーンが家に帰ると、アンノウンから送られたと思われる封筒が届いていて、中にはホテルのカードキーが入っています。
さすがに気持ち悪くて2,3日放って置いたんですけど、買い付けの帰りにホテルに寄ってみます。
カードキーで部屋に入ると誰も居ないんですけど、またアンノウンからメッセージが入り、お気に入りの服に着替えて写メ送ってとメッセージが入ります。
キーラに似合うというよりは、自分がいいなと思って選んだスパンコールのドレスを着て写メを送ります。

ホテルのフロントで部屋を予約したのは誰かと聞くと自分の名前を言われます。
お金を払った人を聞くと、現金でまとめて払ってあるので分からないとのことでした。

だんだんとアンノウンの指示通りに自分の欲望を解放させていくことが怖くなったモウリーンはスマホのSIMを変えるのでした。

ある日、カルティエで1点モノのジュエリーが入ったとのことで買いに行き、いつものように留守宅のキーラの家に届けると、留守のはずなのにセキュリティが掛かってません。
不審に思って部屋の奥に行くと、キーラが殺されてました。
気が動転したモウリーンは乗ってきたスクーターで逃げますが、2ブロックほど行ったところで引き返し警察に通報します。

警察で事情聴取されるモウリーン。
すぐ通報しなかったことや、カルティエのジュエリーのことなどを聞かれますが、モウリーンが犯人とは疑われて無いようで、警察も犯人はじきに捕まるだろうって言ってます。

事情聴取を終えて家に帰ると、なぜかカルティエのジュエリーが入った紙袋が置いてあってパニックになるモウリーン。
電源を切ってあったスマホの電源を入れると溜まってたアンノウンからのメッセージが次々と届きます。
「警察ではメッセージのこと話してないだろうな」とか「これから行く」とか書いてあって、だんだんと近づいて来ます。
「ドアの前まで来た」ってメッセージが来て足元を見たら、ドアの下に封筒が差し込まれてて、またホテルのカードキーが入っていました。

翌日、ホテルの部屋を訪れるモウリーンですが、観客は中で何が起きてるかは分かりません。
カメラはホテルのロビーのエレベーターを捉えると、誰も乗ってないエレベーターが開きます。
ロビーを抜けエントランスの二重の自動ドアが誰もいないのに開きます。
まるで透明人間が歩いてるようです。

再びカメラはロビーのエレベーターを捉えると、今度は人が降りて出てきます。
エレベーターから出てきたのはキーラの彼氏のインゴでした。
エントランスの二重の自動ドアを抜け外に出ると、外で張っていた2人組の私服警官に取り押さえられます。

キーラを殺した犯人がインゴだというのは、最初から想像が付くんですよね。
別れ話のこじれが原因でっていうので。
ただ、モウリーンにメッセージを送ってたのは、はっきりしません。
インゴがモウリーンに罪をなすりつけようとしていたとも思えますが、その前に出てきた透明人間は誰なのか?
あるいはルイスの霊がモウリーンを救ったのか?
この辺ははっきりしませんでしたね。

モウリーンは事件が解決したので、オマーンでコンピューターシステムを構築するため赴任している彼氏のとこに行くことにします。

その前にララの家に泊まるんですが、ララには新しい彼氏のアーウィン(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)がいて、そのことはモウリーンにも話してて理解を得ていました。
アーウィンもルイスの木工制作の仲間でルイスに不思議な力があることを知っています。
モウリーンとアーウィンが話してて、アーウィンが仕事に出かけると、台所にあったガラスコップが落ちます。
観客にははっきりと男性の霊が見えるのでルイスだと思うのですが、モウリーンは気付きませんでした。

オマーンに着くモウリーン。
オマーンでは彼氏と山の中で1週間過ごすことになっていて、彼氏の家に着くと先に行ってるとのことでした。
必要なものは揃ってるので最小限のものだけ持ってくればいいと。
部屋で準備をしていると、ララの家の時と同じようにガラスコップが浮いて落ちて割れます。
そしてはっきりと分かる力強いラップ音。
霊の存在を認識したモウリーンはルイスなのか尋ねると大きなラップ音が1回。
そして「あなたは今、平静なのか」「あなたは今、辛いのか」と尋ねるも無音。
そして「わたしのせい?」って聞くと大きなラップ音がして、画面がホワイトアウトして映画は終わります。

 

ララとの会話の中でヴィクトル・ユーゴーの降霊術の話が出てきて、霊と会話する方法が示されてて、質問して「はい」なら1回「いいえ」なら2回とか決めておけば会話できるってやってたんで、最後の霊はルイスだと思うんですよね。
それでララの家にいたのもルイスで、インゴが捕まったホテルにいたのもルイスで、ルイスはわりとずっとそばにいて見守ってくれてたんじゃないかと思います。

お話し的にはM・ナイト・シャマラン監督が撮りそうな映画で、それをおフランス版に格調高くして小難しくした感じでしょうか。

カンヌでも賛否あったみたいですが、シャマラン的な「霊がいて守ってくれたんだよ」みたいな話でしたらメッセージ性が無いですし、じゃあエンタメとしてはっきり分かりやすいか、というとそんなこと無いですし、どっちつかずな気がしました。

雰囲気的には黒沢清監督っぽいですが、そこまで画面を魅入らせるほどの緊張感は無いですし、まあ面白くなかったかなと。

評価的にいったら☆2.5点ですけど、クリステン・スチュワートのおっぱい見れたんでプラスして☆3点ていう、頭の悪い人の感想でした。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木ヒルズ シネマイレージデイ 1400円
2017年 85作品目 累計90400円 1作品単価1064円

コメント