牛肉に関しては海外の方が一日の長ありかな ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
旨い牛肉はどうやって作られるのか――
その謎に迫るため、監督のフランク・リビエラはパリでいちばんの精肉店の店主イヴ=マリ・ル=ブルドネックと共に、2年間の「世界最高のステーキを見つける旅」に出た。
20カ国、200を超える有名・無名のステーキハウスを食べ歩いた結果、そこに見えてきたものは……?。
アメリカではかつては証券マンや作家になるようなエリート達があえて肉牛農家となるアントレプレナー・レボリューションが起こっていたり、スウェーデンでは、MBAを持つ物理博士が「和牛」を肉牛として飼育し、とてつもない高額売買を叩き出す和牛レボリューションを起こしていたり、仏コルシカ島では肉牛飼育の原点回帰と向き合う孤高の大富豪が全財産と全人生を肉の地産地消に捧げていたり…。
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ネタバレ感想
食に関しては日本の方が優れていると思っていましたが、こと牛肉に関しては海外に一日の長ありですね。
まぁ日本での牛肉食は文明開化からなので当然といえば当然なんですが。
驚いたのは美食大国フランスが牛肉不毛の地だったこと。
それがきっかけでパリで最高の精肉店と呼ばれるブルドネック氏が世界中の牛肉を巡る旅に出る訳です。
現在、牛肉の世界では、日本でも最近馴染みになってきているアンガス牛が世界的に席巻していて、この品種が食べ物が不味いといわれるイギリス産というのは面白いところです。
世界のステーキ店をベスト10形式で発表していますが第2位はイギリスのお店でした。
3位は日本のお店で、4位は世界的に有名なニューヨークのピータールーガーでしたが、映像的に見てもピータールーガーが一番美味しそうでした。
それで1位はスペインの牛肉なんですが、これが他国のどの牛肉とも違っていて、たいていの国は飼育期間が3年前後なんですが、スペインのは10年以上で体もめちゃめちゃ大きい。
脂身も黄色がかっていて、熟成されたチーズのような色になっていて驚きました。
ピータールーガーのオーナーも飼育期間十年超と聞いて、有り得ないと驚いていました。
世界的に見てみると、牛は放牧して牧草飼育するのが良いということで、そのように飼育するのがトレンドになっていましたが、日本は松阪牛(近江牛)も神戸牛(但馬牛)も牛舎での穀物飼育で、その辺は世界のトレンドからは外れていました。
穀物飼育でたっぷりと太らせて、さしの入った肉を作るんですね。
赤身が好きな外国と、さしの入った柔らかい肉が好まれる日本との違いだと思いますが、日本も最近の肉ブームで赤身肉・熟成肉も好まれるようになってきたので少しずつ変わっていくかもしれません。
映画見てたら、やっぱりピータールーガーは行ってみたいと思いましたが、日本にはないですし、そうなるとまずはウルフギャング行きたいですねー。
鑑賞データ
恵比寿ガーデンシネマ &シネマデー 1100円
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